農業機械大手の独Claas(ハルゼヴィンケル)は23日、中国の同業Shandong Jinyee Machinery Manufacture Co. Ltd. (Jinyee)の過半数資本を取得し、傘下に収めたと発表した。急成長が続く同国市場で橋頭保を確保した格好。取引金額は公表していない。
\Jinyeeは1958年の設立で、山東省高密市に本社を置く。主にトウモロコシと小麦の収穫機を生産している。工場は高密市と黒竜江省大慶市の2カ所で、ともに穀倉地帯の中心地に位置する。中国中部と北部に販売・サービス網を持つ。従業員数は1,100人、2013年売上高は9,000万ユーロ強(見通し)。
\中国では今後、農業の近代化、機械化が大幅に推し進められると予想されている。このためClaasは今回の買収で同国事業を強化。事業の国際化を推し進める。
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