ドイツ連邦統計局が19日発表した2014年第1四半期(1~3)月の住宅建設許可件数は前年同月比15.3%増の6万3,894件となり、これまでに引き続き高い伸びを記録した。ドイツでは雇用の安定と移民の増加、低金利を背景に不動産ブームが続いている。
新築許可件数は5万6,043件で、11.4%増加した。3世帯以上の集合住宅が22.5%増の2万7,988件と特に大きく拡大。全体を強く押し上げた。マイホームは18.8%増の1万5,314件だった。
増改築の許可件数は7,851件で、53.5%増えた。
非住居用建造物の許可件数は0.6%増の1,018件と小幅な伸びにとどまったものの、容積ベースでは4.1%増の4,580万平方メートルと伸び率が大きかった。ホテル・飲食店(32.8%増の72万9,000平方メートル)、商業施設・倉庫(23.5%増の2,070万6,000平方メートル)、工場(11.1%増の834万6,000平方メートル)で大幅に増加した。イベント施設は30.3%減の90万1,000平方メートルと大きく落ち込んだ。