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2014/6/25

経済産業情報

携帯ターミネーション・チャージ、欧州委が独に値上げ撤回要求

この記事の要約

欧州連合(EU)の欧州委員会は20日、ドイツ連邦ネットワーク庁(BNetzA)に対し、携帯電話事業者が他社のネットワークに回線を接続する際に支払うターミネーション・チャージの引き上計画を撤回するよう求める警告書を送付した […]

欧州連合(EU)の欧州委員会は20日、ドイツ連邦ネットワーク庁(BNetzA)に対し、携帯電話事業者が他社のネットワークに回線を接続する際に支払うターミネーション・チャージの引き上計画を撤回するよう求める警告書を送付した。BNetzAはEUの指針に沿って料金体系の見直しを行い、3カ月以内に改善策を提示しなければならない。

事業者間で決済される携帯電話のターミネーション・チャージは国によって料金水準にばらつきがある。欧州委はこれが全体として携帯電話の通話料金をつり上げ、公正な競争と単一市場の実現を阻害しているとして、加盟国の通信当局に対し、実際のコストを基に料金体系を決定するよう求めている。

欧州委によると、BNetzAはターミネーション・チャージをEU平均より80%以上高い水準に引き上げる計画を打ち出している。同委は4月に計画の見直しを求めたが、BNetzAから回答が得られなかったため、正式な警告に踏み切った。「独当局は欧州委が推奨するアプローチとは異なる方法でターミネーション・チャージを算出している」という。