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2014/7/9

総合 - ドイツ経済ニュース

5月製造業売上1.9%減に、食品・素材が足かせに

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が8日発表した2014年5月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.9%減となり、2カ月ぶりに後退した。国内とユーロ圏(ドイツを除く)がそれぞれ3.4%、2.3%の幅で […]

ドイツ連邦統計局が8日発表した2014年5月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.9%減となり、2カ月ぶりに後退した。国内とユーロ圏(ドイツを除く)がそれぞれ3.4%、2.3%の幅で減少し、足を強く引っ張った格好。ユーロ圏外は0.8%増となり、4カ月ぶりに拡大した。

部門別では食品・飼料の減少率が最も大きく、7.1%落ち込んだ。前月に7.1%増となった国内売上が反動で8.1%減となったことが響いた。このほか、金属製造・加工(4.2%減)、金属製品(3.9%減)、化学(3.3%減)、ゴム・樹脂製品(3.0%減)で後退幅が大きかった。自動車・自動車部品は1.2%増となり、3カ月ぶりに拡大。機械も0.7%ながら増加した。

製造業受注は前年同月比(物価・営業日数調整値)では1.4%増加した。ユーロ圏とユーロ圏外がそれぞれ2.9%、2.8%増加。国内も0.1%伸びた。

1~5月の累計(同)は前年同期比3.4%増で、内訳はユーロ圏が4.3%増、ユーロ圏外が4.2%増、国内が2.6%増だった。