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2014/8/27

経済産業情報

マットレスの再販行為でレクティセルに制裁

この記事の要約

ドイツ連邦カルテル庁は22日、マットレスメーカーが小売価格を不当に指定していた問題で、調査の終了したベルギー企業レクティセル(Recticel)の独法人(レクティセル・シュラーフコンフォート)に対し制裁金820万ユーロの […]

ドイツ連邦カルテル庁は22日、マットレスメーカーが小売価格を不当に指定していた問題で、調査の終了したベルギー企業レクティセル(Recticel)の独法人(レクティセル・シュラーフコンフォート)に対し制裁金820万ユーロの支払いを命じると発表した。同様の行為を行っていた他のメーカー3社に対しては調査を続けている。

レクティセル・シュラーフコンフォートは2005年7月から09年12月にかけて、垂直的価格協定を通して再販価格維持行為を行っていた。特定の戦略製品について小売店が一定価格以下で販売することを禁止。違反した小売事業者に対しては供給停止の脅しなど圧力をかけていた。

カルテル庁は11年8月、苦情を受けて同社を含むメーカーと取引先の小売店を対象に立ち入り調査を実施した。

レクティセルは自動車用シートやクッションなどに使われるポリウレタンフォームの有力メーカー。「シェララフィア(Schlaraffia)」ブランドでマットレスを製造・販売している。