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2014/11/26

総合 - ドイツ経済ニュース

第3四半期GDP、個人消費が0.7%伸びてけん引

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が25日発表した2014年第3四半期(7~9月)国内総生産(GDP)統計の詳細によると、前期比の実質成長率(物価・季節要因・営業日数調整値)は速報値と同じ0.1%だった。伸び率が最も大きかった項目は個人消 […]

ドイツ連邦統計局が25日発表した2014年第3四半期(7~9月)国内総生産(GDP)統計の詳細によると、前期比の実質成長率(物価・季節要因・営業日数調整値)は速報値と同じ0.1%だった。伸び率が最も大きかった項目は個人消費(民間最終消費支出)で0.7%を記録。政府消費(政府最終消費支出)も0.6%に達しており、消費支出が大きな押し上げ要因となった。

一方、投資は振るわず、設備投資は2.3%減少。建設投資も0.3%減となり、2四半期連続で後退した。内需は全体で0.2%落ち込んでいる。

輸出の伸び率は1.9%となり、輸入の同1.7%を0.2ポイント上回っており、外需はGDP成長率に0.2ポイント寄与した。

内需の寄与度はマイナス0.2ポイントだった。個人消費と政府消費はそれぞれ0.4ポイント、0.1ポイント寄与したものの、在庫調整がマイナス0.5ポイントとなり全体を強く押し下げた格好だ。設備投資もマイナス0.2ポイントとなった。(表を参照)