ドイツ連邦統計局が20日発表した2014年10月の生産者物価指数は前年同月比1.0%減となり、15カ月連続で1年前の水準を下回った。エネルギーが3.6%低下し全体を強く押し下げており、エネルギーを除いたベースでは低下幅が0.1%にとどまった。
エネルギーでは石油製品が6.4%低下。天然ガスと電力もそれぞれ4.4%、3.3%下がった。
非耐久消費財も0.6%落ち込んだ。食料品が1.6%低下。バターと食肉(家禽を除く)の下げ幅はそれぞれ23.5%、10.9%に達した。
中間財は0.3%減で、下げ幅は穀物粉(11.5%)と飼料(7.8%)で大きかった。圧延鋼は1.8%下がったものの、金属全体では0.5%上がり、11年11月以来の上昇となった。
投資財は0.6%上昇、耐久消費財は1.2%上がった。
10月の生産者物価指数は前月比では0.2%減となり、2カ月ぶりに落ち込んだ。エネルギーと非耐久消費財がそれぞれ0.5%、0.6%低下。エネルギーを除いたベースでも同物価は0.2%下がった。