エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)がごみ発電合弁のEEWエナジー・フロム・ウエイストの資本49%を共同出資者である投資会社EQT(スウェーデン)に売却し、全面撤退した。証券紙『ベルゼンツァイトゥング』が5日付で報じ、同社が追認した。取引金額は推定13億~14億ユーロで、エーオンは売却益を確保したもよう。
EEWはドイツ、ルクセンブルク、オランダの3カ国で事業を展開。計19施設を運営し、電力のほか、排熱、蒸気を生産している。ドイツではごみ発電の最大手企業だ。従業員数は約1,200人、売上高は5億ユーロ強。
エーオンは債務削減と事業資金獲得に向けた計画の一環で2012年末にEEWの資本51%をEQTに売却し、合弁化した。