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2015/6/17

総合 - ドイツ経済ニュース

卸売物価の下げ幅0.4%に縮小

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が12日発表した2015年5月の卸売物価指数は前年同月を0.4%下回りこれまでに引き続き減少したものの、13年7月以来の小幅な下げ幅となった。石炭・石油製品の低下率が前月の11.9%から8.8%に縮小した […]

ドイツ連邦統計局が12日発表した2015年5月の卸売物価指数は前年同月を0.4%下回りこれまでに引き続き減少したものの、13年7月以来の小幅な下げ幅となった。石炭・石油製品の低下率が前月の11.9%から8.8%に縮小したことが大きい。卸売物価の下落は13年7月から23カ月間、途絶えることなく続いている。

石炭・石油製品以外で下げ幅が大きかったのは穀物・葉たばこ・種子・飼料で、前年同月を11.0%下回った。牛乳・乳製品・卵・食用油脂も5.9%下がった。

コーヒー・茶・カカオ・香辛料は8.9%上昇した。また、気温が例年より低かった影響で青果・じゃがいもも2.0%高くなった。鉱石・金属(半製品を含む)は3.7%増だった。

卸売物価指数は前月比では0.5%増となり、4カ月連続で拡大した。石炭・石油が4.1%上昇し、全体が押し上げられた格好だ。