ドイツ連邦統計局は16日、5月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、物価変動率(ドイツ基準)は前年同月比がプラス0.7%、前月比がプラス0.1%で、速報値と変わりがなかった。前年同月比のインフレ率はここ数カ月、石油価格の急落を受けて低迷しており、エネルギーを除いたベースでは1.3%に上った。(表を参照)
灯油の下げ幅が前月に引き続き最も大きく、前年同月を16.7%下回った。自動車燃料も6.3%低下している。
食料品は1.4%増となり、2カ月連続で上昇した。天候の影響を強く受ける野菜と果物では上げ幅がそれぞれ9.0%、5.6%に達した。