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2015/9/30

総合 - ドイツ経済ニュース

独企業景況感3カ月連続で改善

この記事の要約

Ifo経済研究所が24日発表した2015年9月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は108.5となり、前月の108.4(前月発表の108.3から上方修正)を0.1ポイント上回った。同指数の改善は3カ月連続で、If […]

Ifo経済研究所が24日発表した2015年9月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は108.5となり、前月の108.4(前月発表の108.3から上方修正)を0.1ポイント上回った。同指数の改善は3カ月連続で、Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「ドイツ経済は堅調だ」との見方を示した。ただ、エコノミストの間からは、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題を受けて、今後は景気が悪化するとの懸念も出ている。

今後6カ月の事業見通しを示す期待指数が前月の102.2から103.3へと1.1ポイント上昇。5カ月来の高水準に達し、全体を押し上げた。現状判断指数は前月の114.8から114.0へと0.8ポイント下落し、2カ月ぶりに悪化した。

部門別でみると、製造業は期待指数がやや上昇したものの現状判断が悪化し、全体でも前月の11.1から10.1へと低下。2カ月連続で落ち込んだ。判断の節目となるゼロは依然として大きく上回っている。増産を計画する企業も増えた。

流通業は小売と卸売がともに好調で、小売は現状判断が3カ月連続で大きく改善。期待指数も上昇し、総合では前月の10.8から14.7へと拡大した。卸売は現状判断が改善、期待指数がやや悪化で、総合では前月の13.2から13.7へと上昇した。

建設業は現状判断と期待指数がともに大きく上昇。総合は0.2へと上昇し、20カ月ぶりにプラスの領域へと達した。

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