化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は15日、ナイジェリア南部海岸地帯のラゴスにコンクリート混和剤工場を開設したと発表した。現地需要の拡大を受けた措置で、同社は西アフリカ地域に初めて混和剤の生産拠点を設置した。ナイジェリアのほか、ガーナ、リベリア、ベニン、トーゴ、ブルキナファソ、コートジボワールに供給していく。汎用品のほか、現地の事情に対応した特注品も受け付ける意向だ。
BASFのアフリカのコンクリート混和剤工場はこれまで、南アフリカのウエストナリア、アルジェリアのアルジェ、エジプトのサダトシティ、モロッコのカサブランカ、ケニアのナイロビの5カ所だった。西アフリカには外部から輸送していた。