エネルギーがインフレ押し下げ要因に

ドイツ連邦統計局は13日、6月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が1.6%、前月比が0.2%で速報値と変わりがなかった。エネルギーは前年同月比で変動がなく、インフレ率の押し下げ要因となった。エネルギーを除いたコアのインフレ率は前年同月比1.8%だった。

エネルギーでは電力が1.5%、灯油が0.9%、自動車燃料が0.2%上昇したものの、天然ガスは3.2%低下。全体でプラスマイナス0%となった。

食料品は2.8%上昇した。上げ幅は食用油脂(25.9%)で特に大きく、バターは59.5%に達した。乳製品(13.2%)も2ケタ台に上っている。野菜は3.2%低下し、果物も0.3%安くなった。

その他の物品では新聞・雑誌(4.6%)、たばこ(4.2%)、医薬品(3.0%)で上昇率が大きかった。娯楽家電は2.6%低下した。

サービス分野ではパック旅行が5.6%増、自動車修理・点検が3.3%増と上げ幅が大きかった。

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