Huawei:華為技術―5GのR&D拠点をウィーンに開設―

中国の電機大手華為技術がオーストリアの首都ウィーンに次世代移動通信規格5Gの研究開発(R&D)拠点を開設する。5G事業統括責任者の発言として独『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。

新拠点の重点分野は明らかにしていないものの、同責任者は「ウィーンは基礎研究が強い」と発言。また、オーストリアの自動車産業も華為にとって重要だと語った。

同社は3月、5Gの試験設備運用をオーストリアで開始した。同国を欧州における5Gの試験地と位置づけている。

欧州は同社にとって中国本国に次ぐ2番目に大きな市場。5Gインフラ構築でこれまでに締結した約50件の契約の大半を欧州が占める。

R&Dでも欧州は重要な役割を担っている。華為の研究開発要員およそ8万人のうち欧州は1万2,000人強を占める。

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