レスメド―介護ソフトの独メディフォックスを買収―

医療機器製造の米レスメドは14日、介護用ソフトウエアを手がける独メディフォックスを英投資会社Hgから取得することを明らかにした。取引金額は約10億ドル(9億5,000万ユーロ)。ドイツ事業を強化する狙いだ。

メディフォックスは1994年の設立で、介護事業者向けに人材投入、文書記録、インボイス作成ソフトなどを開発している。約6,000社が同社のソフトを使用。雇用規模は600人強で、2021年の売上高は約8,000万ユーロに上った。営業利益(EBITDA)3,300万ユーロを計上した。

Hgは18年にメディフォックスを買収した。その後、計9社の買収を行い、メディフォックスの事業を拡大してきた。

レスメドは呼吸器疾患用の医療機器を手がける企業。ドイツではこれまで、睡眠時無呼吸症候群(SAS)向けのクラウドサービスを提供してきた。

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