独乗用車販売予測4%増に引き上げ

独自動車工業会(VDA)は2日、同国の2023年の乗用車新車販売予測を引き上げた。コロナ禍からの需要回復と、半導体などの供給不足の緩和を踏まえたもので、従来予測の前年比「3%増の270万台」から「4%増の280万台」へと上方修正した。ただ、コロナ禍前の19年(360万台)に比べると24%少なく、かつての水準への回復には時間がかかる見通しだ。

国内乗用車生産台数については前年比9%増の379万台を見込んでいる。19年実績(466万台)比では19%少ない。国内生産減少の背景には、コロナ禍・部品不足のほか、国外への生産移管が進んでいることがある。

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