ドイツ自動車部品工業界の動き

コンチネンタル―調達先を多様化―

自動車部品大手の独コンチネンタルが制御チップや電子機器、ディスプレーなどの重要製品を対象に調達先の多様化を推進している。ニコライ・ゼッツァー社長が21日、ハンブルク経済記者クラブで明らかにしたもので、特定のサプライヤーや […]

アルガイヤー―中国社による買収から1年足らずで経営破たん―

自動車や機械向けのプレス部品を製造する独アルガイヤー・グループが会社更生手続きの適用をゲッピンゲンク区裁判所に提出したことが分かった。同社は昨年7月、中国の自動車部品メーカー、ウエストロン・グループに身売りしたばかり。そ

独コンチネンタル、車載HPCにプラグアンドプレイ機能を応用

独自動車部品大手のコンチネンタルは15日、プラグアンドプレイ・コンセプトにより車両アーキテクチャに高性能コンピューター(HPC)を統合するためのソリューションを提供すると発表した。ソフトウエア定義車(SDV)の普及拡大を

ヴィテスコ―ロームからSiC半導体を調達―

パワートレイン大手の独ヴィテスコ・テクノロジーズは19日、ロームから炭化ケイ素(SiC)ベースのパワー半導体を長期調達すると発表した。調達期間は2024~30年で、取引額は計10億ドルを超える見通し。車両の電動化を受けて

独ボッシュのロシア自動車部品工場、政府機関が取得

●工場ではステアリングシステム、ABS、ESPを生産していた ●従業員を引き継いだNAMIは来年からの生産再開を目指す ロシア国営の中央自動車エンジン科学研究所(NAMI)は13日、同国西部サマラにある独自動車部品大手ボ

独デュル、BBSオートメーションを買収

独産業設備大手のデュルは12日、独オートメーションメーカーのBBSオートメーション(以下、BBS)を買収すると発表した。スウェーデンの金融投資会社EQTが率いるコンソーシアムと同日、買収契約を締結した。当局の認可などを経

Rheinmetall

独軍需・自動車部品大手のラインメタル は6月7日、ノルウェーから軍用トラック「TG3 MIL 8×8」を約300台、受注したと発表した。受注規模は1億5,000万ユーロを超える。2026年末から納車する予定。当該契約は、

独ヘラー、ステアバイワイヤ用センサーを量産

独自動車照明・電子部品大手のヘラーは5月24日、ステアリング機構を電子制御するステアバイワイヤ(SBW)システム用のセンサー製品を量産すると発表した。複数の大手顧客向けに2025年から出荷を開始する。製品開発はドイツのリ

車部品メーカーが低価格の産業用電力支持

国内で事業を展開する製造業者が低価格で電力供給を受けられるようにするというドイツ政府の方針を自動車部品メーカーや車体メーカーの70%が支持していることが、独自動車工業会(VDA)が24日に発表した最新の会員企業アンケート

ボッシュ―ミドルウエアの中国企業に出資―

自動車部品大手の独ボッシュは車両向けのミドルウエアを開発・製造する中国のスタートアップ企業オートコア・エーアイ(AutoCore.ai)に出資すると発表した。ベンチャー投資子会社ロバート・ボッシュ・ベンチャー・キャピタル

コンチネンタルがロシア撤退、カルーガ工場を売却

●同工場を現地投資会社に売却、その他の資産も段階的に ●同社は従来の水準を大幅に下回る稼働率で生産を続けてきた 自動車部品大手の独コンチネンタルは22日、ロシアからの撤退を発表した。すでにモスクワ南西部のカルーガにある工

ノースボルト―独工場を北米工場と同時並行で建設―

ドイツ北部のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン(SH)州ハイデにスウェーデンのスタートアップ企業ノースボルトが車載リチウムイオン電池セルの巨大工場(ギガファクトリー)を設置するプロジェクトは、ほぼ計画通りのタイムスケジュール

ボッシュ―水素エンジン車を共同開発―

自動車部品大手の独ボッシュは10日、レーシングカーの設計・製造を手がける仏リジェ・オートモーティブと戦略パートナーシップを締結したと発表した。水素エンジン搭載の高性能車両を共同開発。6月に開催されるル・マン24時間レース

独マルクアルト、チュニジアに第2工場を建設

スイッチや操作システムなどを製造する独マルクアルトは5日、チュニジアに建設する第2工場の定礎式を行ったと発表した。新工場は、首都チュニスの近郊にあるエル・フェジャに建設する。2024年春から高級車向けに内装用の操作パネル

ZF―合弁の半導体R&D拠点はニュルンベルクに―

自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは3日、戦略提携先の米半導体大手ウルフスピードと共同で独南東部のニュルンベルク圏にSiC(炭化ケイ素)半導体の研究・開発(R&D)拠点を設置する計画を明らかにした。西南ドイツの

独H2FLY、地上での液体水素タンクとの接続試験に成功

航空機向けの水素燃料電池システムを開発する独H2FLYは4月28日、デモンストレーション用航空機を地上に停止した状態で、仏工業ガス大手エア・リキードが開発した液体水素タンクとH2FLYの燃料電池システムを接続することに成

ZF―SiC半導体をSTMから調達―

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは13日、スイス半導体大手のSTマイクロエレクトロニクス(STM)からSiC(炭化ケイ素)半導体モジュールを調達することで合意したと発表した。ZFはSiC半導体を米ウルフスピ

独SFCエナジー、インド国防軍から大型受注を獲得

ドイツの燃料電池メーカー、SFCエナジーはこのほど、インドの戦略提携先であるFC TecNrgy(以下、FCTec)と共に、インド国防軍からポータブル式のメタノール燃料電池システム450基を受注したと発表した。供給期間は

独コンチネンタル、UWB技術で車内に残された子供を検知

独自動車部品大手のコンチネンタルは4月12日、超広帯域(UWB)技術を使用した既存のデジタルアクセス(仮想キー)ソリューション「CoSmA」に車内に残された子供を検知する機能を追加したと発表した。10秒以内に車内に残され

SFC Energy

ドイツの燃料電池メーカー、SFCエナジーはこのほど、ポーランドのセキュリティ会社Linc Polskaから燃料電池システムの追加受注を獲得したと発表した。監視カメラ用に燃料電池システム「EFOY Pro 2800」を供給

レオニ―身売りへ、減資・増資などで経営再建―

経営危機に直面するケーブル大手の独レオニは3日、同社の再建案に過半数の債権者および大株主シュテファン・ピーラー氏が同意したと発表した。再建案は債務整理と減資・増資手続きを通して経営の立て直しを図るというもの。同社は再建案

独自動車業界のR&A投資が加速

独自動車工業会(VDA)は3日、同国に本社を置く自動車メーカーとサプライヤーの2023~27年の世界研究開発(R&D)投資額が2,500億ユーロ超となり、22~26年の約2,200億ユーロから大幅に拡大する見通

ElringKlinger

独自動車部品大手のエルリングクリンガー(EK) は3月20日、仏プラスチック・オムニウム(PO)と設立した燃料電池スタックの合弁会社EKPOフューエルセル・テクノロジーズ(以下、EKPO)が大手自動車メーカーから、燃料電

ディープドライブ―BMWとコンチネンタルが出資―

電動車用の次世代モーターを開発する独スタートアップ企業ディープドライブは21日、シリーズAの資金調達で1,500万ユーロを確保したと発表した。既存の株主のほか、自動車大手BMWと自動車部品大手コンチネンタルがベンチャーキ

フォータム、ドイツで車載電池のリサイクル開始

フィンランドのエネルギー大手フォータムは16日、ドイツのハイルブロン当局の認可(BimSchG)を受け、バーデン・ヴュルテンベルク州のキルヒャルトで車載電池のリサイクル施設(ハブ)の運営を開始したと発表した。当該拠点は、

Continental

独自動車部品大手のコンチネンタル は22日、中国の比亜迪汽車(BYD)のコンパクトSUVの電気自動車「Atto 3」にコンチネンタルのプレミアムタイヤ「EcoContact 6Q」(18インチ)が新車用の一次タイヤとして

インフィニオン

半導体大手の独インフィニオンは21日、これまで産業向け分野に限られていた台湾のデルタ電子との長期協業を自動車向け分野にも拡大すると発表した。急成長する電気自動車(BEV)向けに高電圧・低電圧ディスクリート半導体やパワーモ

ZF Friedrichshafen

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェン は8日、同社の制御ソフトウエア「cubiX」を搭載した最初のモデルである英スポーツカーメーカー、ロータスの電動SUV「エレトレ」が2月に、中国市場で納車を開始したと発表した

ラインメタル

独軍需・自動車部品大手のラインメタル は3日、大手トラックメーカーから電動トラック向けのギアボックス(ハウジング)を受注したと発表した。受注規模は数千万ユーロ。ラインメタルにとって電動トラックへの部品供給は初めてとなる。

燃料電池トラックの開発プロジェクト、新会社設立

独バーデン・ヴュルテンベルク州環境省が支援した燃料電池トラックを開発する産学連携プロジェクト「HYLIX-B」から新会社IONTRAKが設立された。同社には、独排気系部品大手のボイゼン・グループも出資している。 「HYL

シェフラー―米に工場建設へ、インフレ抑制法を活用し―

軸受大手の独シェフラーは米国に工場を建設する意向だ。同国で施行されたインフレ抑制法(IRA)はシェフラーの自動車、産業向け事業に大きなメリットをもたらすため。クラウス・ローゼンフェルト社長は日曜版『ヴェルト』紙のインタビ

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