ドイツ自動車部品工業界の動き

ZF―AIとサイバーセキュリティの研究拠点開設―

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは11日、独ザール大学キャンパス内に設置した研究拠点「ZF人工知能・サイバーセキュリティセンター」の開所式を行った。現地の研究機関ドイツ人工知能研究センター(DFKI)、ヘル […]

独クノールブレムゼ、18年は7.5%増収

独商用車・鉄道車両用ブレーキ大手のクノールブレムゼが7日発表した2018年通期の売上高は66億1,600万ユーロとなり、前年から7.5%増加した。受注好調を受け鉄道と商用車の両部門で売り上げが拡大した。営業利益(EBIT

独コンチネンタル、総ゴム製履帯の駆動システムを開発

独自動車部品大手のコンチネンタルは5日、建設現場で用いる小型トラックローダー向けに低振動・低騒音の駆動システムを開発したと発表した。これまでの金属製に代えて総ゴム製の履帯を採用しており、振動を最大で7デシベル(dB)まで

独ヘラー・グートマン、スイスの車部品販売大手と提携強化

独自動車照明・電子部品大手のヘラーは5日、車両検査機器メーカーのグートマンとの合弁会社ヘラー・グートマン・ソリューションズと、スイスの自動車部品販売大手スイス・オートモーティブ・グループ(SAG)が提携関係を強化すること

独コンチネンタル、女性管理職比率を引き上げへ

独自動車部品大手のコンチネンタルは8日、管理職における女性の割合を2025年までに25%引き上げる目標を発表した。同社は2015年にも女性管理職比率を2020年までに16%に引き上げると発表したが、同比率は現在約15%と

シェフラー―自動車向け部門を再編―

軸受け大手の独シェフラー(ヘアツォーゲンアウラハ)は6日、自動車向け部門の再編計画「RACE」を発表した。業績不振を受けた措置で、エンジン、トランスミッション関連事業の一部を売却するほか、小規模拠点の統廃合を実施。同部門

プラスチック部品の独KDK、チェコ拠点を拡張

自動車用プラスチック部品メーカーの独KDKオートモーティブがチェコ西部タホフ(Tachov)の拠点を拡張する。同社がこのほど現地の環境当局に提出した申請書によると、総面積約1万平方メートルの生産棟と倉庫棟を建設するととも

BASF―燃料電池部品を共同開発、メルセデス向け―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は11日、燃料電池システム用の複数の部品を樹脂部品製造の独ジョマ・ポリテック、自動車大手ダイムラー傘下のメルセデスベンツ・フュエルセルと共同開発したと発表した。メルセデス初

独ZF、新しい試験センターを開設

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは2月27日、フリードリヒスハーフェンにある研究開発センターの敷地内に駆動技術の新しい試験センターを開設した。電気、ハイブリッド、内燃エンジンのいずれも試験することができる。

独ヘラー、インドで電子部品の第2工場開所

独自動車照明・電子部品大手のヘラーは2月27日、インド北西部グジャラート州メーサナの近郊に電子部品の第2工場を開設したと発表した。これにより需要増加に応えるとともに、現地の顧客に迅速に製品を供給する。 当初はアクセルペダ

ZF―ブレーキ製造のWABCO買収に向け協議―

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンが米・ベルギー資本の商用車用ブレーキ大手WABCOの買収に向けて協議している。協議は予備交渉段階にあり、決裂の可能性があるものの、成立するとZFは売上高が約400億ユーロに達

ボッシュ―新ベンチャーファンド立ち上げ―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は2月27日、同社4本目のベンチャー投資ファンドを立ち上げると発表した。自社の殻の閉じこもらず外部の企業や研究機関と協業するオープンイノベーションが技術革新で重要性を増してい

独車部品大手ボッシュ、ハンガリー工場を強化

独自動車部品大手のロバート・ボッシュがハンガリー・ハトヴァン工場を強化する。シーヤールト外務貿易相が先ごろ明らかにしたもので、2020年末までに96億フォリント(3,030万ユーロ)を投じて新生産ラインを設置する・。投資

独ボッシュのVC子会社、2億ユーロのファンド設立

独自動車部品大手のボッシュは2月26日、ベンチャーキャピタル(VC)子会社のロバート・ボッシュ・ベンチャーキャピタル(RBVC)が新たに2億ユーロのファンドを立ち上げたと発表した。RBVCにとって4回目のファンド設立とな

独クノールブレムゼ、中国バス大手にEBS供給

独商用車・鉄道車両用ブレーキ大手のクノールブレムゼは2月26日、中国の大手バスメーカーから電気バス向けの電子制御ブレーキシステム(EBS)を受注したと発表した。中国で全長8~12メートルのカテゴリーの公共旅客輸送用の電気

独グラマー、18年は増収減益

独自動車内装部品大手のグラマーが18日発表した2018年通期決算(速報値)の売上高は前年比4%増の18億6,000万ユーロに拡大した。商用車向け事業の好調が全体を押し上げた。営業利益(EBITベース)は前年比5%減の7,

独コンチネンタル、デブレツェン大学と協力

独自動車部品大手のコンチネンタルはこのほど、ハンガリー東部にあるデブレツェン大学との戦略的協力に関する合意書に署名した。2019/20学年度からデブレツェン大学の履修コースに参加する。 具体的には、コンチネンタルのデブレ

三協立山―VWのEVに部材供給―

三協立山は13日、独子会社STエクストルーデッド・プロダクツ・グループ(STEP-G)が独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループから受注を獲得したと発表した。VWの次世代電気自動車(EV)向けシャシー「MEB」で使

独車部品ブローゼ、スロバキア工場の拡張を計画

独自動車部品大手のブローゼがスロバキア中部のプリエドヴィザ工場の拡張を計画している。同社がこのほど現地の環境当局に提出した申請書によると、新たに床面積が1万2,400平方メートルと1万3,100平方メートルの生産棟を設置

排ガスシステムの独ボイゼン、セルビアに中東欧初の生産拠点

自動車用排ガスシステムを手掛ける独ボイゼンが、セルビア北部のハンガリー国境に近いスボティツァに工場を開設する。同市当局がこのほど明らかにしたもので、昨年に同社と工場建設に関する覚書を交わした。投資額は約6,500万ユーロ

独AKASOL、スウェーデン向けの供給契約更新

独リチウムイオン電池システムメーカーのAKASOLは11日、スウェーデンの商用車メーカー向けの高性能バッテリーシステムの供給契約が更新されたと発表した。既存契約の継続として、電気バスおよび電気トラック向けに、新世代のリチ

独オスラムの10-12月決算11.9%減、市場縮小が影響

独照明大手オスラムは7日、2018年10-12月期(第1四半期)の売上高が前年同期比11.9%減の8億2,800万ユーロに後退したと発表した。中国を中心に市場が縮小し、3部門すべてで業績が悪化した。売上高営業利益率(EB

独オーディーユー 韓国に現地法人を開設

独コネクタシステム大手のオーディーユーは、1月1日付で韓国に現地法人を開設したと発表した。カイ・シュナイダー氏を社長任命した。 新会社は、長年のパートナーである現地販売代理店との連携を強化することで韓国の医療技術やロボッ

独ベクター、Tesisを買収

車載ネットワーク開発向けのソフトウエアツールなどを開発する独ベクターは6日、車両シュミレーションソフトウエア開発会社のTesis(ミュンヘン)を完全買収したと発表した。車載ソフトウエアやコントロールユニット、自動車部品な

独2社、充電システムの開発で協力

オーストリアのエンジニアリング会社エイヴィエルリスト(AVL)の独子会社でレーゲンスブルクに本社を置くAVL Software and Functionsと自動車やエネルギー分野向けに電子機器受託生産(EMS)事業を展開

レオニ―20年目標を撤回―

電線大手の独レオニ(ニュルンベルク)は7日、中期目標を撤回した。業績悪化を受けたもので、2020年まで売上高を年5%拡大するとともに、同年までに売上高営業利益率(EBITベース)で5%以上を実現するとした目標は達成できな

マン・ウント・フンメル―コスト削減へ―

フィルター大手の独マン・ウント・フンメル(ルートヴィヒスブルク)は5日、コスト削減方針を発表した。「2018年の利益が満足できるものでなかったため」と理由を説明している。コストを6,000万ユーロ圧縮する考えで、広報担当

ボッシュ―印にAI研究拠点開設―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は6日、インド工科大学マドラス校(IITM)内に人工知能(AI)の研究拠点「ロバート・ボッシュ・データサイエンス・アンド・アーティフィシャル・インテリジェンス」を開設した。現

独ZFのセルビア電動車部品工場、4月末から稼働

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは、セルビア北部のパンチェボで建設している電動車用部品工場の稼働を4月末に開始する予定だ。同国のブチッチ大統領が10日明らかにした。新工場では完工後に1,000人を雇用し、電

CATLのドイツ工場、生産能力の増強を視野

中国のリチウムイオン電池大手コンテンポラリー・アンペレックス・テクノロジー・リミテッド(寧徳時代新能源科技、CATL)はドイツのエアフルトに建設するセル工場の生産能力を当初計画よりも大幅に拡大する可能性を検討しているもよ

独Stabiles、業績予想を下方修正

ガススプリング・油圧振動ダンパー大手の独Stabilesは4日、今期(2018/19)の業績予想を下方修正したと発表した。売上高は当初前期比で5%以上の成長を見込んでいたが、同3%減の9億8,000万ユーロに引き下げた。

Saint-Gobain

仏ガラス・建材大手のサンゴバンは1月28日、インドで5番目となる板ガラス工場を南部のチェンナイに近いスリパーアンバッドアで稼働させたと発表した。サンゴバンは同地に総面積70ヘクタールの生産拠点「ワールド・ガラス・コンプレ

ドイツ政府、電池セルの研究用生産施設を計画

ドイツ連邦教育研究省(BMBF)のアニヤ・カルリチェク大臣はこのほどベルリンで開催されたバッテリーフォーラムで、電池研究に関する支援措置を統括するための上部コンセプトとして「フォルシュングスファブリック・バッテリー」を新

独ダイムラー、2018年は大幅減益

独自動車大手のダイムラーが6日発表した2018年通期決算の営業利益(EBIT)は111億3,200万ユーロとなり、前年比22%減と大幅に落ち込んだ。最終利益も29%減の75億8,200万ユーロにとどまった。グループ販売台

独車部品ノルマ、仏自動車メーカー向けにUTS開発

ホースクランプ(ホースバンド)やケーブルタイ(結束バンド)を製造する独ノルマ・グループは1月31日、フランスの自動車メーカーと尿素輸送システム(UTS)の開発供給契約を結んだと発表した。最新の欧州排ガス基準「ユーロ6d」

CATL―独電池工場の生産能力100GWhに拡大も―

中国の車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)はドイツに建設予定のリチウムイオン電池セル工場の生産能力を当初計画から大幅に引き上げる見通しだ。欧州連合(EU)が乗用車の二酸化炭素(CO2)排出規制を大幅に強化する方向

ボッシュ―AI開発要員を4倍に、グーグルなどに対抗―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は1月30日の決算発表で、人工知能(AI)開発要員の大幅拡大方針を明らかにした。米国や中国のIT大手が同分野で先行していることに危機感を持っているためで、現在1,000人にと

独ボッシュ、自動運転・AI分野を強化

独自動車部品大手のボッシュは1月30日、2018年通期の暫定決算発表で、自動運転と人工知能(AI)の分野を大幅に強化する方針を明らかにした。自動運転分野には2022年までに、先行投資として40億ユーロを投入する。同社では

独ボッシュ、電気モーター合弁会社を完全子会社化

独自動車部品大手のボッシュは1月24日、独自動車大手のダイムラーと2011年に設立した電気モーターの合弁会社EMモーティブを完全子会社化すると発表した。同計画の実現には、カルテル当局の認可が必要になる。取引価格については

独オスラム、10-12月期は15%減収

独照明大手のオスラムは1月24日、2018年10-12月期(第1四半期)の売上高が前年同期比で15%減の8億2,800万ユーロ(暫定値)に落ち込んだと発表した。売上高営業利益率(EBITDAベース、調整済み)も前年同期の

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