ドイツ電気電子産業界の動き

独電子部品市場、今年は24%拡大

独電気電子工業会(ZVEI)の電子部品・システム部会はこのほど、国内電子部品市場規模が今年148億3,000万ユーロとなり、前年比で24.3%増加するとの見通しを示した。世界経済の回復を背景に半導体や受動部品などすべての […]

授業でのIT利用不十分

情報通信技術が社会に幅広く浸透しているにもかかわらず、ドイツの学校ではこれらの技術があまり利用されていないようだ。ハイテク業界団体Bitkomが18日に発表した生徒アンケート調査報告によると、授業でパソコンを毎日利用する

Siemens AG―2年連続で営業益記録更新―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が11日発表した2010年9月通期決算の主要3部門の営業利益は前期比4%増の77億8,900万ユーロとなり、2期連続で過去最高を記録した。上半期は業績が振るわなかったものの、下半期

Wincor Nixdorf International GmbH―今期は業績回復見込む―

キャッシュディスペンサーやPOSシステムを手がける独Wincor Nixdorf(パーダーボーン)が9日発表した2010年9月通期決算の営業利益(EBITDAベース)は1億6,200万ユーロとなり、前期から9%減少した。

Conergy AG―債務交渉を再開へ―

経営難の太陽電池メーカー独Conergy(ハンブルク)は11日、監査法人PricewaterhouseCoopers(PwC)から「負債額が多く、債務整理が必要だ」との鑑定を受けたことを明らかにした。資本増強が必要と判断

Media-Saturn -Holding―家電自販機を駅・空港に設置へ―

家電量販チェーンのMedia Markt(インゴルシュタット)がドイツの空港と駅構内に家電の自動販売機を設置する。同チェーンを統括するMedia-Saturnのロナルド・ヴァイゼ社長が11日付『ヴェルト』紙のインタビュー

Infineon

半導体大手の独Infineonが16日発表した2010年9月通期暫定決算の最終損益は6億5,900万ユーロの黒字となり、前期の赤字(6億2,600万ユーロ)から大幅に改善した。黒字計上は04年9月期以来6年ぶり。世界的な

Siemens

電機大手の独Siemensは風力発電設備やコンバインドサイクル発電設備、省エネ電球など環境に優しい製品の売上高を2014年までに現在の28億ユーロから40億ユーロへと拡大し、売り上げに占めるこれら製品の割合も28%から約

ポータブルコンピューターの輸入数、上期は40%増加

ドイツ連邦統計局が4日発表した2010年上半期のポータブルコンピューター(ラップトップ、PDA、マイクロコンピューター、携帯電話機)輸入台数は789万台で、前年同期から42%増加した。金額ベースでは50%増の34億200

ナノメートルレベルで情報書き込みに成功

電気磁気効果と呼ばれる現象を利用して鉄薄膜層にナノメートル単位で磁化反転を起こし情報を書き込むことに、カールスルーエ工科大学(KIT)、マックス・プランク微細構造物理学研究所(MPI)などの研究チームが初めて成功した。従

Metro AG―仏家電チェーン売却へ―

流通大手の独Metro(デュッセルドルフ)は10月29日、フランスの家電販売事業から撤退する方針を明らかにした。仏市場で急速な事業の拡大が見込めないことに対応。当面はロシア、トルコ、中国など将来性の高い市場を重点的に開拓

パソコンから受信料徴収は妥当=最高裁

インターネットへの接続が可能なパソコンに放送受信料を課すことの是非をめぐる係争で、最高裁の連邦行政裁判所は10月27日、課金は妥当との判断を示した。判決理由で裁判官はテレビないしラジオを受信できる機器をすべて受信料の徴収

Siemens AG―EV100台調達、車両はスズキ車がベース―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は19日、電気自動車(EV)100台を調達すると発表した。日常生活での使い勝手などをテストし、同社のEモビリティ(電力を動力源とする交通)構想に反映させる意向だ。車両はスズキのコン

Qimonda

独半導体大手Qimondaの清算手続きを進める管財人は25日、同社の特許9,000件超を即日付で売りに出すと発表した。これまでは同特許をめぐり米子会社2社と裁判で争っていたため、処分できない状態が続いていた。今後は売却な

Vossloh AG―中国で合弁、ロシアからは初受注―

鉄道設備大手の独Vossloh(ヴェルドール)は14日、中国企業と共同で現地に合弁会社を設立するほか、ロシア市場にも参入すると発表した。両国は米国とならぶ世界3大市場で将来性が高く、ヴェルナー・アンドレー社長は国外事業の

ICタグで災害救助を迅速化、空港で大規模演習

フランクフルト国際空港で9日、大規模な災害救助訓練が実施された。今回の訓練では災害時の救急治療に欠かせないトリアージ(識別票)にRFID(ICタグ)を取り付けたトリアージタグ(トリアージICタグ)を初投入。従来の手書き式

Siemens AG―高速鉄道車両をEurostarから受注―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が大陸欧州と英ロンドンを結ぶ鉄道運営会社Eurostar(ロンドン)から高速鉄道車両「Velaro」10編成を仮受注した。今後、最終調整を経て本契約を締結する見通し。Eurosta

Siemens AG―風力発電設備で世界トップ目指す―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が風力発電設備の世界市場で最大手メーカーとなることを狙っている。中国やインド、ブラジル、アフリカ、米国を中心に国外事業を強化。競合の米General Electric(GE)やデン

Loewe AG―スピード経営へ転換―

高級民生家電メーカーのLoewe(クローナハ)が経営のあり方を抜本的に見直している。新製品の投入が遅れた結果、第2四半期に赤字へと転落したことを反省。今後は事業過程の迅速化を促進し、競合に先駆けて新製品を発売できるように

書籍見本市、来場者減少も取引は活発

世界最大の国際書籍見本市「フランクフルト・ブックフェア」が6~10日の5日間、開催された。期間中の来場者数は前年を3.8%下回る27万9,325人に減少したものの、出展者数は前年より3%上多い7,539社に拡大。また会場

Osram GmbH―有機ELのパイロット生産ライン設置へ―

Siemensの照明器具子会社Osram(ミュンヘン)は1日、有機ELのパイロット生産ラインをレーゲンスブルク工場に設置すると発表した。今後3年間に5,000万ユーロ以上を投資、製品の性能を引き上げながら量産化技術の確立

CO2を排出しないエタノール燃料電池を開発

チューリヒ工科大学とイタリア学術会議(CNR)の研究チームが、反応(発電)の過程で二酸化炭素(CO2)を全く排出しない新しいタイプのエタノール燃料電池を開発した。「有機金属燃料電池」(OMFC)と名付けられた同システムは

Thyssenkrupp AG―イラン事業から全面撤退へ―

鉄鋼系複合企業の独ThyssenKrupp(エッセン)は23日、イランの顧客との新規契約を同日から締結しない方針を明らかにした。ドイツと欧州連合(EU)、米国のイラン制裁に対応。既存のイラン事業についても早急に停止する。

Siemens AG―試薬・検査機器事業でのれん代減損14億ユーロ―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は21日、試薬・検査機器事業で14億ユーロののれん代減損処理を実施すると発表した。中期的な業績計画を達成できない見通しとなったためで、7-9月期(第4四半期)に一括計上する。これに

Siemens AG―組織的に支払い遅延か―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が取引先に対する支払いを意図的に遅らせているもようだ。『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』紙が15日付で報じたもので、請求書を受け取ってから支払うまでの期間が半年に及ぶケー

Siemens AG―IT部門を10月1日付で分社化―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は19日、業績不振のIT部門SISを10月1日付で分社化し、100%傘下の有限会社にすると発表した。同部門が自立経営できるようにするのが狙いで、2010~12年の3年間に約5億ユー

Q-Cells SE―システムサプライヤーに脱皮へ―

太陽電池大手の独Q-Cells(ビターフェルト・ヴォルフェン)が太陽光発電セルメーカーから、顧客のニーズに見合った総合的なソリューションを提供するシステムサプライヤーへと脱皮する意向だ。3月に就任したネディム・ツェン社長

Media-Saturn Holding-GmbH―PB発表、年末から販売へ―

家電販売欧州最大手の独Media-Saturn(インゴルシュタット)は9日、同社初のプライベートブランド(PB)を発表した。年末のクリスマス商戦から販売を開始する予定。ローラント・ヴェイゼ社長はブランド製品について「販売

Siemens AG―調達網エコ化へ―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は6日、環境にやさしいサプライチェーンの構築方針を明らかにした。納入事業者に省エネと二酸化炭素(CO2)排出削減を推奨。自社工場のエコ化も進め、環境負荷の軽減とコスト削減を図る。同

IFA2010開幕、出展数・展示面積とも過去最高に

世界最大のコンシューマー・エレクトロニクス展「IFAベルリンショー」が3日、ベルリンで開催された。50回目の節目となった今回の出展者数は前年を23%上回る1,423社、総展示面積は11%増の13万4,000平方メートルと

電機業界、2010年生産高を8%増に上方修正

ドイツ電気電子工業会(ZVEI)は8月25日、独業界の2010年生産成長率を従来予測の5%から8%に上方修正した。世界的に景気が回復し、特に独メーカーが強い交通、エネルギー、医療機器分野で需要が旺盛なことが大きい。昨年2

NXP Semiconductors―身分証用ICチップを独政府から受注―

半導体大手の蘭NXP(アイントホーフェン)は19日、ドイツ連邦内務省から新しい身分証明書用のICチップを受注したと発表した。内務省は同チップが安定的に納入されることを期して他のメーカーにも発注するとみられ、独半導体大手の

Miele & Cie. KG―売上記録更新―

高級白物家電メーカーMiele(ギュータースロー)が19日発表した2010年6月通期決算の売上高は前年比2.2%増の28億3,000万ユーロとなり、過去最高を更新した。国内売上が約5%増の8億4,000万ユーロと好調で、

Gigaset Communications GmbH―投資会社ARQUESが売却へ―

投資会社の独ARQUESは23日、固定電話機を製造する独子会社Gigaset(ミュンヘン)の売却交渉を進めていることを明らかにした。買収に関心を示す投資家は複数あり、1社との交渉は進展した段階に達しているという。交渉が近

Also Holding AG―同業Actebisと合併へ―

エレベーター大手Schindlerは13日、情報通信(ICT)機器や家電の物流・販売を手がける子会社Also(スイス・エメン)が、投資会社Droege International Group傘下の同業Actebis Gm

Gamescom来場者25万突破、モーションセンサーなどに注目

欧州最大のゲーム見本市「Gamescom」が8月18~22日の5日間、開催された。会場をライプチヒからケルンに移転して2回目となった今回は33カ国から505社が出展、発表された新作ゲームも200本となり、ともに前年を大き

Siemens

電機大手Siemensの輸出品をドイツの税関当局が差し押さえたもようだ。週刊誌『シュピーゲル』が報じた。ロシア向けのスイッチとスイッチ部品、コンピューターモジュールがイランの核開発に利用される判断されたという。同社はマス

半導体メーカーが独工場を相次ぎ拡張

世界の大手半導体メーカーがドイツでの生産拡大を急いでいる。背景にあるのは世界的な景気回復に伴う需要拡大とドル高ユーロ安。自動車向け半導体やパスポート、銀行カード用チップなど、ドイツの半導体技術の高さも魅力だという。独経済

IFAが大きく成長の見通し、3Dテレビに高い関心

今年で50回目を迎える世界最大のコンシューマー・エレクトロニクス展IFAベルリンショー(開催日9月3~8日)がこれまでにない規模に拡大しそうだ。IFA会場のベルリン見本市会社によると、発表予定の新製品の件数がこれまでで最

Conergy AG―融資期間延長で債権行と合意―

太陽電池メーカーのConergy(ハンブルク)は7月29日、同月末で切れる融資契約を原則的に2011年12月末日まで延長することで債権銀行団と合意したと発表した。同社によると、経営再建の成果が業績に反映され始めており、銀

SolarWorld AG―5四半期ぶり営業増益に―

太陽電池大手の独SolarWorld(ボン)が7月29日発表した2010年4-6月期決算の営業利益(EBITベース)は5,640万ユーロとなり、前年同期から19%増加した。増益は5四半期ぶり。生産・調達コストの削減とユー

Infineon Technologies AG―携帯チップ部門を売却か―

半導体大手の独Infineon(ミュンヘン)は2日、携帯電話機向けチップを手がけるワイヤレス・ソリューションズ(WLS)部門に関心を示す企業と交渉を進めている事実を明らかにした。同部門を売却するのか他社との合弁会社にする

Infineon Technologies AG―4-6月期の売上高は6割増に―

半導体大手の独Infineon(ミュンヘン)が7月28日発表した4-6月期(第3四半期)決算の売上高は前年同期比59%増の12億900万ユーロと大幅に拡大した。携帯電話向けチップの受注急増が奏功、4期連続で増収となった。

Nokia Siemens Networks B.V.―出資者模索か―

NokiaとSiemensの通信設備合弁会社Nokia Siemens Networks(NSN、フィンランド・エスポー)が出資者の確保に向けて交渉を開始したもようだ。欧米の各種メディアが報じたもので、NokiaとSie

Siemens AG―4-6月期新規受注22%増―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が7月29日発表した2010年4-6月期(第3四半期)の新規受注高は、前年同期比22%増の208億7,100万ユーロと大幅に拡大した。新規受注増となったのは経済危機の発生後初めて。

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