太陽電池産業向け補助金を経済省が計画、米インフレ抑制法対抗のEU枠組みを活用
独経済・気候省は23日、太陽電池産業向けに補助金を交付する方針を発表した。米国のインフレ抑制法(IRA)を受け、ドイツでの投資を見合わせる動きが出ていることに対応。助成措置を通して国内生産を促進する意向だ。ロベルト・ハー […]
独経済・気候省は23日、太陽電池産業向けに補助金を交付する方針を発表した。米国のインフレ抑制法(IRA)を受け、ドイツでの投資を見合わせる動きが出ていることに対応。助成措置を通して国内生産を促進する意向だ。ロベルト・ハー […]
量子技術の独スタートアップ企業Q.ANTは21日、量子プロセッサーの中核部品である量子チップをシュツットガルト・マイクロエレクトロニクス研究所(IMS CHIPS)と共同生産することで合意したと発表した。2年後に少量生産
エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーは22日夕、風力発電タービン子会社シーメンス・ガメサの品質問題に絡んでこれまでの想定を上回る費用が発生する見通しを明らかにした。これを受け株価は翌23日、37%急落。時価総額は約
暖房・空調機器大手の独ファイラントが23日発表した2022年の売上高は37億ユーロとなり。前年を11%上回った。脱炭素化に向けた規制強化を背景にヒートポンプの売上高が75%以上、増えて全体をけん引した格好だ。 暖房の販売
パワートレイン大手の独ヴィテスコ・テクノロジーズは19日、ロームから炭化ケイ素(SiC)ベースのパワー半導体を長期調達すると発表した。調達期間は2024~30年で、取引額は計10億ドルを超える見通し。車両の電動化を受けて
半導体大手の米インテルは19日、独東部のマグデブルクに半導体工場を開設すると正式発表した。投資額は300億ユーロ。物価高騰の影響もあり、当初計画の約2倍に増えた。外資の対独投資では過去最大規模となる。 インテルは2022
電機大手の独シーメンスは15日、シンガポールにオートメーション・ソリューション工場を設置すると発表した。これまで独アンベルク、中国・成都工場から供給してきた東南アジア市場向け製品を現地生産。急増する同地の需要に対応すると
化学大手の独エボニックは14日、使用済みのリチウムイオン電池からリチウムをリサイクルする研究プロジェクトに参加すると発表した。廃電池からニッケルとコバルトの高純度で再獲得する取り組みはすでに行われているものの、リチウムは
ドイツのスタートアップ企業が事業資金の確保に苦戦しているもようだ。独情報通信業界連盟(Bitkom)がハイテク系新興企業203社を対象に実施したアンケート調査によると、「投資家の出資抑制姿勢が強まっている」との回答は79
●自動車、コネクテッドカー、航空宇宙分野など対象に事業展開 ●5Gや光ファイバー、機械学習などのプロジェクトに取り組む ドイツテレコム傘下のポーランド移動通信大手Tモバイル・ポーランドはこのほど、ワルシャワにテクノロジー
●独・アイルランドの既存拠点と連携し半導体製品を生産 ●同国の誘致は他国より「少しだけ貪欲」だった=インテルCEO 米半導体大手のインテルは16日、ポーランド南西部のブロツワフ近郊に半導体チップの組立・検査施設を設置する
●スロベニアの既存3拠点をすべて新工場に移す ●電動ドライバーなどの製造工程を国内で一貫して担当する 独ボッシュの産業機器子会社ボッシュ・レックスロスが16日、スロベニアのブルニクで新工場を開所した。投資額は1,320万
独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の電池子会社パワーコは16日、車載電池セル工場のエネルギー消費量を30%引き下げる計画を発表した。電極を乾燥した状態でコーティングする「ドライコーティング(乾式法)」技術を通して実現
独経済省は8日、国内の半導体プロジェクト31件に対する公的助成が欧州連合(EU)の欧州委員会から承認されたと発表した。申請したのは32件であるため1件が承認されなかったことになる。不許可となったのは蘭ネクスペリアが独北部
米IT大手IBMは6日、ドイツ南部のエーニンゲンに量子データセンターを開設すると発表した。同社が量子データセンターを設けるのは米ポキプシーに次いで2カ所目。欧州には量子コンピューターの最先端ユーザーが存在するほか、関心も
冷媒に水道水を用いた冷却器を手がけるスタートアップ企業エフィシェント・エナジーは5日、会社更生手続きの適用をミュンヘン区裁判所に申請したと発表した。戦略投資家との出資交渉が5月に決裂し事業資金の見通しが立たなくなったため
ドイツで昨年、完成した新築住宅(10万3,525件)の74.7%が少なくとも部分的に再生可能エネルギーを暖房に使用していることが、連邦統計局の12日付の発表で分かった。前年を4.0ポイント上回る水準で、2015年に比べる
ドイツの産業立地条件が悪化しているにもかかわらず、同国の電機メーカーの大半が自国への投資を優先していることが、独電気電子工業会(ZVEI)の臨時アンケート調査で分かった。ヴォルフガング・ヴェーバー専務理事は、煩雑な規制や
独電気電子工業会(ZVEI)が12日発表した同国電機業界の4月の新規受注高は前年同月を4.1%下回った。減少は2カ月連続。経済の世界的な低迷が影響している。物価を加味した実質ベースでは4カ月連続で前年同月割れとなった。
中国のスマートフォン大手ビボ(Vivo)がドイツでの製品販売を停止した。特許訴訟でフィンランド競合のノキアに敗訴したためで、ビボの独サイト上には「ビボ製品は現在、残念ながらドイツで入手できません」と記されている。ノキアと
ソーラーウエハー開発・製造のスタートアップ企業である独ネクスウエーフは5月31日、既存と新規の投資家から計3,000万ユーロの資金を確保したと発表した。独東部のビターフェルトに建設する同社初の商業生産施設の着工資金に充て
独電気電子工業会(ZVEI)が1日に発表した同国の2022年の電池市場規模は163億4,000万ユーロとなり、前年を62%上回った。電動車の国内生産増加などを背景に主力のリチウムイオン電池が92%増の116億3,000万
独自動車照明・電子部品大手のヘラーは5月24日、ステアリング機構を電子制御するステアバイワイヤ(SBW)システム用のセンサー製品を量産すると発表した。複数の大手顧客向けに2025年から出荷を開始する。製品開発はドイツのリ
独複合企業ティッセンクルップは22日、電解プラント・エンジニアリング子会社ティッセンクルップ・ヌセラがスウェーデンの鉄鋼スタートアップ企業H2グリーン・スチール(H2GS)から電解槽を受注したと発表した。欧州初の本格的な
電機大手の独シーメンスが16日発表した2023年1-3月期(第2四半期)決算の純利益は前年同期比236%増の34億7,700万ユーロと3倍以上に拡大した。元子会社シーメンス・エナジーの保有株で評価益を計上したほか、本業が
電機大手の独シーメンスは19日、電気設備製造の印マステック・コントロールズから電動車用充電器事業を取得することで合意したと発表した。インドのニーズに見合った製品ポートフォリオを拡充し、急増する現地需要を取り込む考え。同国
独電気電子工業会(ZVEI)が16日に発表した同国の1-3月期の電機製品輸出高は646億ユーロとなり、前年同期を11.8%上回った。業界の新規受注は3月に大きく落ち込んだものの、潤沢な受注残を背景に輸出は高い伸びが続いて
独コンチネンタル子会社で車載組込ソフトウエアを開発するエレクトロビット(EB)は9日、中国の大手電気自動車(EV)メーカーの近隣電気自動車(NEV)に基幹ソフトウエアシステムを供給すると発表した。業界標準のソフトウエア・
ドイツ北部のシュレスヴィヒ・ホルシュタイン(SH)州ハイデにスウェーデンのスタートアップ企業ノースボルトが車載リチウムイオン電池セルの巨大工場(ギガファクトリー)を設置するプロジェクトは、ほぼ計画通りのタイムスケジュール
独不動産大手LEGイモビリエンが三菱電機と戦略パートナーシップを締結した。所有する賃貸住宅に三菱電機製のエアコンを導入する。ラース・フォンラックム最高経営責任者(CEO)への取材をもとに12日付『ヴェルト』紙が報じた。
配達ドローン開発・製造の独ウイングコプターは11日、欧州投資銀行(EIB)から融資を受けると発表した。旗艦モデル「ウイングコプター198(W198)」の生産拡大、欧州内外での配達サービス拡充、技術開発に充てる。昨年6月に
独電気電子工業会(ZVEI)が9日発表した同国電機業界の3月の新規受注高は前年同月比9.7%減と大きく落ち込んだ。減少は2020年9月以来で2年6カ月ぶり。業界の景況感も大幅に悪化しており、チーフエコノミストは業界の景気
ファンモーター製造大手の独イービーエム・パプスト(ebm-papst)は4日、中国の上海にある現地法人の新本社社屋が完成したと発表した。面積3万3,000平方メートルの複合施設で、これまで同市の4カ所に分散していた事業所
半導体大手の独インフィニオンは3日、SiC(炭化ケイ素)半導体の製造に用いるウエハーとブール(ウエハーを切り出す前の円柱形の人造結晶原石)を中国の北京天科合達藍光半導体(タンケブルー)から長期調達することで合意したと発表
半導体大手の独インフィニオンは9日、台湾の電子製品受託生産大手フォックスコン(富士康)と長期パートナーシップを締結することで基本合意したと発表した。高性能で価格競争力のあるSiC(炭化ケイ素)半導体製品を共同開発する。
半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)がドイツ東部のドレスデンに欧州同業3社と合弁工場を設立するもようだ。工場が設置されれば、欧州の半導体供給の安定に寄与する。補助金の獲得に向け現在、当局と交渉を行って
自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは3日、戦略提携先の米半導体大手ウルフスピードと共同で独南東部のニュルンベルク圏にSiC(炭化ケイ素)半導体の研究・開発(R&D)拠点を設置する計画を明らかにした。西南ドイツの
独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の電池子会社パワーコは社員数を年内に約2倍に拡大する意向だ。セバスティアン・クラポート最高人事責任者(CHRO)が経済紙『ハンデルスブラット』に明らかにした。 現在およそ800人の社
暖房機器大手の独フィースマンが米同業キャリア・グローバルへの身売りを決めたことが、波紋を広げている。同社は業績が好調で、需要が急増するヒートポンプの生産能力増強に乗り出しているにもかかわらず、単独では日本や韓国などアジア
自動車部品大手の独ボッシュは4月26日、半導体ファウンドリーの米TSIセミコンダクターを買収すると発表した。米国に同社初の半導体製造拠点を確保。半導体生産のグローバル化を推し進めるとともに、需要が急増するSiC(炭化ケイ
半導体大手の独インフィニオンは2日、同国東部のドレスデンで新工場の鍬入れ式を行った。欧州連合(EU)は半導体の自給率引き上げを目指しており、式典には欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長や独オーラフ・ショルツ首相
ドイツ国内のヒートポンプ暖房販売台数が1-3月期は9万1,500台となり、前年同期(4万3,500台)を110%上回った。暖房業界団体BDHとヒートポンプ業界団体BWPの情報として経済紙『ハンデルスブラット』が4月28日
●バルト海洋上風力パークに発電容量1.5GWのタービンを供給 ●バルティカ2は同国の洋上風力発電施設として過去最大の規模 独シーメンス・エナジーの風力発電タービン子会社シーメンス・ガメサが20日、ポーランドで大型事業を受
●同社にとり中東欧初の生産拠点 ●小売店向けのハイテク計量器を生産する 計量器大手の独ビゼルバは20日、セルビア中西部のヴァリェヴォで工場を開所した。小売店向けのハイテク計量器を生産する。同社にとり中東欧初の生産拠点で、
ドイツ政府は19日の閣議で、建築物エネルギー法(GEG)改正案を了承した。暖房・温水の利用で発生する二酸化炭素(CO2)の量を削減していき、最終的に炭素中立を実現することが狙い。天然ガスなど化石燃料をメインとする暖房の新
暖房機器大手の独フィースマンが米同業キャリア・グローバルに身売りするという観測が浮上している。ロイター通信などが報じたもので、売却交渉は進展した段階にあるという。関係各社は報道内容へのコメントを控えている。 報道によると
●欧州におけるヒートポンプの生産能力を拡大する ●同社はヒートポンプ事業に総額10億ユーロ以上を投資する予定 複合企業の独ボッシュは19日、ポーランド南西部のドブロミエシュにヒートポンプ工場を設置すると発表した。欧州にお
ファクトリーオートメーション(FA)大手の独クーカがモジューラー建築向け事業に参入した。建築現場の人材不足や建築価格の上昇を背景にニーズが急速に拡大しているためだ。ゲラルト・ミース取締役への取材をもとに12日付『フランク
化学・製薬大手の独メルクは12日、米ペンシルベニア州ホームタウン工場に約3億ユーロを投資することで、同州政府と合意したと発表した。同国半導体法に基づく助成を受け、半導体の製造工程で用いる特殊ガスの生産能力を拡大する。電子
独電気電子工業会(ZVEI)は17日、同国電機業界の生産予測を引き上げた。マクロ経済と地政学的な環境は厳しいものの、電動化とデジタル化という2つのメガトレンドが追い風となっているためだ。2023年の実質生産成長率(物価調