東欧市場における自動車部品工業界の動き

中国車部品BWKW、ポーランドでEV用バッテリー生産を計画

中国の自動車部品メーカー、北京威力威汽車零部件(BWKW)がポーランドで電気自動車(EV)用バッテリーの生産を計画している。現地日刊紙『プルス・ビズネス』が7日、消息筋の情報として伝えたもので、新工場建設に最大14億ユー

独車部品カーコスティクス、ポーランドに第2工場開所

独自動車部品メーカーのカーコスティクスは先ごろ、ポーランドに第2工場を開設した。西部ヴロツワフの新工場は防音材、プレス部品、ドアシール、熱シールド、エンジンカプセル化部品、絶縁材、被覆部品などを生産する。 カーコスティク

独車部品コンチネンタル、ルーマニアにR&Dセンター新設

自動車部品大手の独コンチネンタルは29日、ルーマニア中部のシビウに2つ目の研究開発(R&D)センターを開設すると発表した。完成後の施設面積は約1万2,000平方メートル。来年着工し、最終的に1,000人を雇用する予定だ。

独車部品ヴィッテ、ブルガリア拠点を拡張

独自動車部品メーカーのヴィッテ・オートモーティブは21日、ブルガリア子会社を通じて同国北部のルセの工場を拡張すると発表した。同計画には新生産棟と物流施設の建設も含まれる。稼働開始は来年中頃の見通し。 ヴィッテのブルガリア

ベラルーシ初の国産EV、試作車公開

ベラルーシ国立科学アカデミーは22日、傘下の機械エンジニアリング研究所の車両テスト場で初の国産電気自動車(EV)を公開した。計画発表から1年足らずで研究用試作車の開発にこぎつけた。今後は電気部品の最適化やパラメータの微調

独ドレクスルマイアー、今秋にモルドバ第3工場を開所

独自動車部品大手のドレクスルマイアーが今秋、モルドバ北部のバルティ特別経済地区(FEZバルティ)で第3工場を開所する。投資額は3,100万ユーロ。床面積は2万7,000平方メートルで、2,500人を新規雇用する見込み。F

マブチモーター、ポーランドの新工場着工

マブチモーターはこのほど、ポーランド南部のクラクフに近いボフニャに建設する新工場の定礎式を行った。同社初の欧州生産拠点で、2019年の冬に操業を開始する。23年までに400人を雇用する。 マブチモーターは新工場の整備に約

内装部品の独アイスマン、ハンガリー工場を拡張

独自動車内装部品メーカーのアイスマン・オートモーティブがハンガリー北東部のニーレジハーザ工場の拡張に600万~650万ユーロを投資する。2018~19年に着工し、生産施設面積を5,000平方メートル強、拡大する。 ハンガ

独車部品大手ブローゼ、スロバキアに新工場

独自動車部品大手のブローゼはこのほど、スロバキア中部のプリエドヴィザ工場で第2生産棟の定礎式を行った。新生産拠点整備の一環で、第1生産棟とともに、来年8月に開所式を行う予定だ。 第2生産棟は職業訓練用のスペースや開発部を

韓国車部品の瑞延理化、スロバキアに新工場建設

韓国自動車部品メーカーの、瑞延理化(Seoyon E-Hwa)がスロバキア北部のチャドカに新工場を建設する。同国とチェコ、ポーランドでの受注が増えていることに対応したもので、投資額は3,100万ユーロを超える。 同社がこ

樹脂加工の独シュナイダー、ポーランド拡張

自動車の樹脂部品を手掛ける独シュナイダーが、ポーランド子会社のシュナイダー・ポルスカを通じてラドミエシュ工場を拡張する。ポーランド投資庁(PAIH)によると、同社は約1,000万ズロチ(約235万ユーロ)を投じて生産施設

ハンガリーの自動運転車テストコース、来夏に開設へ

ハンガリー政府は7月27日、同国西部のザラエゲルセグに建設中の自動運転車テストコースが来夏に開設する見込みだと発表した。現在は計画の第一段階が完了したところだという。 政府は昨年春に、半径500キロメートル圏内で唯一とな

独車部品コスタル、ブルガリアに第3工場

ドイツの自動車部品大手コスタルは2日、ブルガリア南西部のパザルジクに同国3番目の工場を開設した。生産能力を拡大する戦略の一環で、需要が高まる欧州市場向けに電装部品を供給する。投資額は3,000万ユーロ。 新工場は床面積1

形成金型の墺ヴェーバ、チェコ工場拡張

独自動車部品大手ムベア傘下の形成金型メーカー、ヴェーバ(オーストリア)がチェコ東部オロモウツの拠点を拡張する。工場棟を新設して生産能力を増強するとともに、生産効率や品質の向上を図る。投資額は約6億コルナ(2,300万ユー

ワイヤーハーネスの独レオニ、セルビア第3工場が開所

電線メーカーの独レオニは7月29日、セルビア南部のニシュで、同国で3番目となる工場を開所した。投資額は2,200万ユーロ。2,200人を雇用し、独高級車大手BMW向けにケーブルシステムを生産する。 レオニはすでに同じセル

仏自部品SICTA、ハンガリー工場を拡張

仏自動車部品メーカーのSICTAがハンガリー北東部のフェルシェージュルツァ(Felsoezsolca)工場を拡張する。34億フォリント(1,115万ユーロ)を投じて生産能力を45%引き上げる。政府から4億3,700万フォ

自動車照明メーカーの独オデロ、スロベニア拠点を強化

トルコのバイラクタル・グループ傘下のドイツ自動車照明メーカー、オデロはこのほど、スロベニアのプレボルド工場で新設の生産・物流棟を開所した。2020年までに総額2,300万ユーロを投じるスロベニア増産計画の一環だ。 新生産

独車部品アドラー・ペルツァー、スロバキア工場開所

自動車向け断熱材・防音材メーカーの独アドラー・ペルツァーはこのほど、スロバキアの首都ブラチスラバ近在の産業団地「CTパーク(CTP)・ブラチスラバ」で新工場を開所した。フォルクスワーゲン(VW)のブラチスラバ工場で生産さ

矢崎総業、セルビア工場が量産開始

矢崎総業は12日、セルビアに開設した新工場がワイヤーハーネスの量産を開始したと発表した。主要顧客は欧州のトラックメーカーで、今月から製品を供給する。 新工場は北西部マチュヴァ郡シャバツにあり、5月末時点で322人を雇用し

独車部品ヘラー、リトアニアに工場建設

独車部品大手ヘラーはこのほど、リトアニアのカウナス自由経済地域(FEZ)に新工場を建設すると発表した。第1期工事への投資額は3,000万ユーロ。新工場の広さは7,000平方メートルで、2018年夏から主にセンサー、アクチ

レンゴーがポーランド企業を買収、欧州事業を拡充

レンゴーは14日、ポーランドの重量物包装資材メーカー、TPMSポーランドを買収すると発表した。欧州事業を拡充する戦略の一環で、香港子会社のトライウォールを通じて株式58%を取得する。自動車部品メーカーが多く集まる中東欧で

独ボッシュ、ハンガリー東部に物流センターを設置

独自動車部品・機械大手のボッシュが170億フォリント(約5,550万ユーロ)を投じ、ハンガリー東部のハトヴァンに物流センターを建設する。今年1月の発表に沿うもので、ハンガリー工業団地管理開発公社(NIPUeF)が工事を担

自動車フィルターの伊UFI、ポーランドに新工場

自動車用フィルターを手掛ける伊UFIフィルターズが、ポーランド南部・ヴァウブジフ経済特別区のオポーレ市に工場を建設する計画だ。市当局によると、同社はすでに用地取得に向けた手続きを開始している。投資総額は4,000万ズロチ

伊FCA、セルビアから撤退か

自動車大手の伊フィアット・クライスラー(FCA)がセルビアから撤退するとの憶測が浮上している。クラグイェヴァツ工場の従業員が賃上げを要求して6月27日からストライキを実施しているのに対し、経営側が交渉に応じる姿勢を示して

自動車内装の独シェーファー、ハンガリー工場を拡張

高級車の内装部品を手掛ける独シェーファー・エステルレは6月28日、ハンガリー南西部のボニハードに建設した新工場棟の開所式を行った。投資額は1億3,000万フォリント(42万ユーロ)で、生産能力が25%拡大する。同社はさら

ジェイテクト、チェコのベアリング生産を増強

トヨタ系自動車部品メーカー、ジェイテクトのベアリング事業部門コーヨーが、チェコ東部オロモウツの生産拠点を拡張する。需要拡大への対応が目的で、今後3年で10億コルナ(約3,900万ユーロ)を投じて新生産棟を設置する。現地紙

シーリング材大手ザールグミ、チェコ工場増強

シーリング材世界大手ザールグミがチェコ子会社を通じ、新生産棟を建設して生産能力を増強する。シュコダ「オクタビア」とフォルクスワーゲン(VW)「ゴルフ」の新モデル向け製品の大型受注に対応するためで、投資額は3億5,000万

独ロシュリングのスロバキア新工場に建設許可

独樹脂部品メーカーのロシュリングはこのほど、スロバキア西部のコチョブツェ(Kocovce)における新工場計画で環境当局から建設許可を取得した。新工場では燃費性能を向上させるアクティブ・グリル・シャッター(AGS)をはじめ

タカタのハンガリー子会社、拡張計画の継続を発表

自動車用安全システムメーカー、タカタのハンガリー子会社は26日、ミシュコルツ工場の拡張計画を継続すると発表した。親会社の倒産発表を受けたもので、同工場は「保全処分の対象外」としたうえで、「財務は健全であり、部品代金や従業

河西工業がスロバキアに新会社設立、欧州事業を拡大

自動車の内装部品を手掛ける河西工業(本社:神奈川)は22日、スロバキア南東部のニトラ州レビツェに完全子会社「カサイ・スロバキア(予定)」を設立すると発表した。欧州市場の事業拡大戦略の一環で、内装部品の製造・販売を行う。

チェコ自動車業界の16年売上高、初の1兆コルナ突破

チェコ自動車工業会(SAP)がこのほど発表した国内自動車業界の2016年の売上高は前年比12%増の1兆200億コルナ(約389億100万ユーロ)となり、過去最高を更新した。1兆コルナ超えは初めて。鉱工業の売上高に占めるシ

独ノルマ、HV用ラジエータホースをポーランドで量産

独接合部品大手のノルマは7日、来年からポーランド中部のピリツァ工場でハイブリッド車(HV)の部品生産を開始すると発表した。仏自動車メーカーからの受注に対応し、冷却システム用の樹脂製ラジエータホース、クランプを製造する。年

インド車部品ソナ、ハンガリーで新工場開所

インド自動車部品メーカーのソナはこのほど、ハンガリー子会社のソナBLWハンガリーが北東部のポルガーに建設した新工場の開所式を行った。2021年までに総額42億フォリント(約1,360万ユーロ)を投じて同国で進める事業拡大

中国・車部品大手の延鋒汽車内飾系統、チェコで新工場開所

中国の自動車部品大手、延鋒汽車内飾系統(YFAI)は8日、チェコ南ボヘミア県のプラナー・ナド・ルジュニツィーで新工場を開所した。中東欧事業拡大の一環で、ドア内装部品やダッシュボードを手がける。来年初めまでに量産体制に移行

VW、スロバキアで世界最大の金属3Dプリンター導入

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)はこのほど、独コンセプト・レーザー社が開発した世界最大の金属3Dプリンター「X Line 2000R」をスロバキア南西部のストゥパヴァ工場に導入した。機能部品、試作品、工具を製造し、

カルソニックカンセイ、ルーマニアに新工場開設

カルソニックカンセイ(本社:埼玉)はこのほど、ルーマニアに新工場を設置する計画を明らかにした。首都ブカレストから50キロメートルの位置にあるプロイェシュティの拠点に新設し、2020年から自動車向け電子部品を製造する。新た

欧州復興開発銀、トルコ車部品テクラスに融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は6日、トルコの自動車部品メーカー、テクラス(Teklas)のブルガリア事業とセルビア事業に2,000万ユーロを融資すると発表した。同社の支援を通して現地の雇用促進と経済振興を図る。 融資の対

GSユアサのトルコ合弁、新工場建設で増資

自動車用バッテリー大手のGSユアサ(本社:京都)は8日、トルコの複合企業インヂ・ホールディングと展開する合弁会社インヂGSユアサ(IGYA)が新工場建設に向けて増資を実施し、1億トルコリラ(約2,500万ユーロ)を調達し

フジクラ、ウクライナに新工場建設

フジクラ(本社:東京)がウクライナで新たに2工場を設置することを計画している。現地子会社のフジクラ・オートモーティブ・ウクライナ・リヴィウが、中部のヴィーンニツヤとチェルカーシにそれぞれ面積1万平方メートル、従業員1,5

ベラルーシのタイヤ大手ベルシナ、横浜ゴムとの提携検討

ベラルーシのタイヤ製造大手ベルシナ(Belsina)はこのほど、横浜ゴムと提携の可能性について協議していることを明らかにした。ベルシナの販売網を利用した横浜ゴムの製品販売や、合弁会社の設立が検討されている。横浜ゴムはベル

ポーランドのトレーラーメーカー、独同業を買収

ポーランドのトレーラーメーカー、ヴィエルトン(Wielton)はこのほど、独同業ランゲンドルフを買収することで合意した。買収は2段階に分けて行われ、まず最大530万ユーロで株式80%を取得する。残りの20%については、2

サムスンSDI、ハンガリーに工場開設

韓国の電池大手サムスンSDIは5月29日、ハンガリーのブダペスト近郊ゲデに電気自動車(EV)用バッテリー工場を開設した。投資額は1,000億フォリント(約3億2,500万ユーロ)。物流コストの削減に加え、欧州顧客の需要に

ボッシュ、チェコ工場で増員

独自動車部品大手のボッシュがチェコ南部にあるチェスケー・ブジェヨヴィツェ工場で増員を行う。複数の現地工科大学と連携し、2019年までに従業員650人を新規雇用し、4,000人に増やす計画だ。 ブジェヨヴィツェ工場ではディ

ボッシュのルーマニア事業、昨年は22%の増収

独自動車部品大手ボッシュのルーマニア子会社が先ごろ発表した2016年度決算で、売上高が前年比22%増の約15億レイ(3億2,800万ユーロ)に拡大した。販売数量は58%増加した。同社は2017年も販売量が通年で10%以上

ブリヂストン、露の乗用車用タイヤ工場を開所

ブリヂストンは6日、先月25日にロシア・ウリヤノフスク州で乗用車用ラジアルタイヤの新工場を正式に開所したと発表した。ロシアおよび独立国家共同体(CIS)でタイヤ市場の拡大が見込まれることから、現地生産拠点を設けて需要に柔

タイヤメーカー各社、ロシア増産の動き

タイヤメーカー各社がロシアでの生産を増強している。2014年から2年連続で落ち込んでいた輸出が昨年のルーブル安を受けて回復したほか、国内販売も景気回復に伴う自動車販売の拡大により今年は再び増加する見通しだ。それを受け同国

独車部品ヘングスト、ポーランド新工場着工

独自動車部品メーカーのヘングスト・オートモーティブはこのほど、ポーランド南西部のゴゴリンで新工場の建設を開始した。投資額は1,550万ユーロ。新工場は敷地面積1万2,800平方メートルで、フィルター部品を生産する。第1期

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