ドイツマルチメディア業界の動き

ゾンネン―シェルに身売り、日本市場参入へ―

一般世帯のソーラー発電を利用した仮想発電所を運営する独ゾンネン(ヴォルトポルツリート)は15日、石油大手の英シェルが同社を買収することで合意したと発表した。大手企業と競合しながら事業を拡大、グローバル化していくには世界的 […]

スカウト24―元親会社が買収―

不動産と自動車の売買仲介ポータルを運営する独スカウト24(ミュンヘン)は15日、投資会社ヘルマン・アンド・フリードマンとブラックストーンが同社を共同買収する計画を明らかにした。ヘルマン・アンド・フリードマンはスカウト24

シーメンス主導の信頼性憲章に三菱重工が参加

電機大手の独シーメンスは19日、モノのインターネット(IoT)の普及拡大に必要不可欠なサイバーセキュリティを実現するために同社主導で立ち上げた「信頼性憲章(チャーター・オブ・トラスト)」に三菱重工業が加盟することを明らか

フェイスブックの独占的地位濫用を独当局が認定

ドイツ連邦カルテル庁は7日、SNS大手の米フェイスブックは独占的な地位を濫用しているとして、是正を命じたことを明らかにした。ユーザーのインターネット閲覧データを同SNSが無制限に収集・利用することの承認をサービス利用の条

スタートアップ専門プラットホーム設立へ

シュツットガルト証券取引所と独スタートアップ企業全国連盟は今年半ば、スタートアップ専門の共同プラットホーム「スタートベース」を設立する。スタートアップの支援が狙い。国内スタートアップの4分の1に当たる約2,000社が20

ボッシュ―AI開発要員を4倍に、グーグルなどに対抗―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は1月30日の決算発表で、人工知能(AI)開発要員の大幅拡大方針を明らかにした。米国や中国のIT大手が同分野で先行していることに危機感を持っているためで、現在1,000人にと

SAP―従業員削減へ、クラウドの成長鈍化受け―

ソフト大手の独SAP(ヴァルドルフ)は29日の決算発表で、人員整理計画を発表した。成長のけん引車であるクラウド事業の勢いが競争激化を背景にここにきて鈍ってきたためで、従業員9万6,500人のうち4,400人を削減する。リ

BMWとダイムラーが自動運転分野で提携模索、米IT大手念頭に

独高級車大手のBMWとダイムラーが提携分野の拡大に向けて協議しているもようだ。経済紙『ハンデルスブラット』が両社関係者の情報として21日、報じたもので、自動運転技術が中心テーマになっている。自動運転分野では米IT大手が主

フォイト―公共交通機関向けITシステム会社を買収―

機械大手の独フォイト(ハイデンハイム)は17日、スウェーデンのIT企業パイロットフィッシュを買収すると発表した。公共交通機関向け事業を強化する狙い。パイロットフィッシュ株56%を取得する。買収金額は公表しないことで合意し

ハイデルペイ

決済分野のフィンテック(ITを活用した金融サービス事業者)である独ハイデルペイは22日、独同業ユニバーサム・グループを買収すると発表した。事業ポートフォリオの幅を拡充する狙い。買収金額は公表しないことで合意した。すでに独

コンチネンタル―AIスタートアップと協業―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は9日、自動運転(AD)と先進運転支援システム(ADAS)の開発で独ITスタートアップ企業オートモティブ・アーティフィシャル・インテリジェンス(AAI)と協業すると発表した。

ダイムラー―カーシェア利用者、昨年は21%増加―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は10日、同社のカーシェアリングサービス「カー2ゴー」の利用者数が昨年は360万人に達し、前年比で21%増加したと発表した。企業顧客が37%増の5万8,000社強と大幅に伸びて

データ・アーチザンズ―アリババが買収―

ソフト開発の独スタートアップ企業データ・アーチザンズが中国IT大手アリババに身売りする。ネット情報サイト『ドイチェ・スタートアップズ』が報じ、同社が8日に追認したもので、創業者はアリババが提供する「巨大な可能性」に惹かれ

Tシステムズ―IBMに事業売却―

ドイツテレコムのITサービス子会社Tシステムズ(フランクフルト)が大型コンピューター(メインフレーム)関連サービス事業を米IT大手IBMに売却する。同子会社のアデル・アルサレー社長が経済紙『ハンデルスブラット(HB)』に

N26―グローバル化に向け3億ドル調達、上期に米市場参入―

モバイルバンキングサービスを手がける独新興企業N24(ベルリン)は10日、米ベンチャー資本インサイト・ベンチャー・パートナーズとシンガポール国営投資ファンドGICから総額3億ドルの資金を調達したと発表した。調達資金を事業

フォルクスワーゲン―ボルボのテレマティクス子会社を買収―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(ヴォルフスブルク)は12月19日、スウェーデン競合のボルボからテレマティクス子会社ワイヤレスカーを買収することで合意したと発表した。コネクテッドカーサービスの導入に向けた措置。ワイヤレス

構造計画研究所―独スタートアップに出資―

構造計画研究所は12月19日、屋内デジタル化プラットホームを提供する独スタートアップ企業ナビビズ(NavVis)の資金調達に応じ、900万ユーロを出資すると発表した。ナビビズとの連携を強化する考え。出資比率は明らかにして

イオン―独ECプラットホーム大手に出資―

イオンは12月21日、欧州最大のスポーツ用品専門電子商取引(EC)プラットホーム運営事業者である独シグナ・スポーツ・ユナイテッド(SSU)に資本参加すると発表した。事業のデジタル化を加速する戦略に基づく措置で、SSU株7

デリバリー・ヒーロー―独事業を競合に売却―

出前注文仲介サイトを運営するスタートアップ企業、デリバリー・ヒーロー(ベルリン)は12月21日、ドイツ本国の事業を蘭競合テイクアウェイ・コムに売却することで合意したと発表した。デリバリー・ヒーローは世界39カ国に進出して

電通―独社を買収、動画広告サービス強化へ―

電通は17日、海外事業の統括会社である英電通イージス・ネットワークを通じて、独マーケティング会社ビデオビート・ネットワークスの株式70%を取得することで合意したと発表した。動画サービス事業を強化する狙いで、将来的に完全子

ウーバーのハイヤー手配は違法=最高裁

アプリを通して米ウーバーが提供するハイヤー手配サービス「ウーバー・ブラック」はドイツの乗客輸送法(PBefG)に違反するとしてベルリンのタクシー会社が同サービスの禁止を求めて起こしていた裁判で、最高裁の連邦司法裁判所(B

有用性が明確ならAIへの抵抗感は低下

人工知能(AI)に懐疑的な消費者の割合はドイツで26%に上り、肯定的な消費者(同18%)を上回っていることが、独電機電子工業会(ZVEI)の委託で調査会社ユーガブが実施したアンケート調査で分かった。ただ、AIの具体的な有

ほぼ全製品でレジなし決済、家電量販大手がプロジェクト

独家電販売大手セコノミー傘下のザトゥーンは5日、レジを利用せずにほぼすべての商品を購入できるサービスのパイロットプロジェクトをハンブルクのメンケベルク通り店で開始した。一部の廉価商品を対象としたレジなし決済プロジェクトで

アップルペイが独でスタート

IT大手の米アップルは11日、同社のスマホ決済サービス「アップルペイ」をドイツで開始した。競合グーグルは独自のスマホ決済サービス「グーグルペイ」を6月時点で独市場に投入済み。アップルは6カ月遅れで同市場に参入した。 アッ

BASF―精密農業で蘭スタートアップと協業―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は6日、オランダのスタートアップ企業ファンダーサット(VanderSat)と精密農業分野で協業すると発表した。ファンダーサットが衛星で観測したデータをBASFのデジタル農業

情報通信技術見本市CeBITが廃止に

独見本市会社ドイチェ・メッセは11月28日、ハノーバー情報通信技術見本市CeBIT(セビット)を廃止すると発表した。人気低迷に歯止めがかからないためで、来年6月に予定していた次回開催も取り止める。CeBITの産業デジタル

製造業の16%がロボット利用、3Dプリンターは13%

独メーカー(従業員数10人以上)の16%が現在、産業ロボットないしサービスロボットを利用していることが、連邦統計局の発表で分かった。雇用規模が大きい企業ほど利用率が高く、従業員数250人以上では53%に上った。同50~2

アマゾンに優越的地位濫用の疑い、独カルテル庁が調査開始

独連邦カルテル庁は11月29日、ネット通販大手アマゾンに対する独禁法上の調査を開始した。同社がドイツで展開するマーケットプレイス(仮想商店街)「amazon.de」に出店する事業者に対し優越的な地位を濫用している疑いがあ

マネーファーム―独フィンテックを買収―

オンライン資産運用サービスの英マネーファーム(ロンドン)は20日、独同業ファーモ(Vaamo)を買収することで合意したと発表した。事業を欧州全域に拡大することが狙い。買収金額と出資比率は明らかにしていない。取引の成立には

AIで世界トップへ、政府が戦略了承

ドイツ政府は14日から2日間、ポツダムのハッソ・プラットナー研究所で集中閣議を開き、経済省などが作成した人工知能(AI)戦略を了承した。米中に後れを取っているAIの分野で独・欧州を世界トップレベルに引き上げる狙いで、20

SAP

企業向けソフト大手の独SAPは19日、ホワイトカラーの業務を効率化するロボティックプロセスオートメーション(RPA)ソフト開発の仏コンテクスターを買収すると発表した。機械学習(ML)分野のポートフォリオを拡充する狙い。買

SAP―調査ソフトの米クアルトリクス買収―

企業資源計画(ERP)ソフト大手の独SAP(ヴァルドルフ)は11日、調査ソフトの有力企業である米クアルトリクスを買収することで合意したと発表した。顧客の体験などの情報を分析して製品などに反映させブランド価値を向上させてい

フォルクスワーゲン―ポルトガルにソフト開発拠点開設―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は6日、ポルトガルの首都リスボンにソフトウエア開発センター(SDCリスボン)を開設した。SDCは本社所在地ヴォルフスブルク、ベルリンに次いで3カ所目。自動車業界で急速に進むデジタル

リコー―独印刷ソフト会社買収―

リコーは12日、印刷向けソフトウエア開発の独カラーゲート・アウトプット・ソリューションズの全株式を取得することで合意したと発表した。産業印刷事業の強化方針に基づく措置。買収金額は明らかにしていない。月末の買収手続き完了を

エボニック―スタートアップ買収、精密畜産事業強化へ―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)はビッグデータ分野のスタートアップ企業ポルフィリオ(Porphyrio)を買収したと発表した。精密畜産分野のノウハウを拡充し飼料事業を強化する狙い。買収金額は明らかにしていない。 ポ

N26―ユーロ圏外6カ国に進出―

モバイルバンキングサービスを手がける独新興企業N26(ベルリン)は7日、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、ポーランドの4カ国で事業を開始した。ユーロ圏外の事業を強化する。年末にはリヒテンシュタインとアイスランドでもサ

エボニック―養鶏所支援のスタートアップに出資―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は2日、養鶏所向け精密畜産サービスを手がける英スタートアップ企業OPTIファームの過半数未満株を取得したと発表した。飼料事業を強化する狙い。出資額と出資比率は明らかにしていない。 O

ベルリンの「シーメンスシティ」を再開発でスマート化

電機大手のシーメンスとベルリン市は10月31日、同市北西部のシュパンダウ地区にある区画「シーメンスシュタット(シーメンス・シティの意)」を再開発することで合意した。デジタル化時代にふさわしいスマートシティへと発展させる計

アップルペイが独でスタートへ

IT大手の米アップルは5日、同社のスマホ決済サービス「アップルペイ」が間もなくドイツでスタートすることを明らかにした。競合グーグルは独自のスマホ決済サービス「グーグルペイ」を6月時点で独市場に投入済み。アップルは数カ月遅

インフィニオン―車へのブロックチェーン投入に向け協業―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)は25日、分散型台帳技術ブロックチェーンの自動車分野への投入に向けて独スタートアップ企業のXAIMと協業の基本合意を締結したと発表した。自動車のIoT化を実現するためには高いサイ

自動運転の研究プロジェクト、シーメンスなどが開始

電機大手の独シーメンスは25日、自動運転の研究プロジェクトを気候保護・エネルギー・モビリティ研究所(IKEM)などと共同で開始すると発表した。情報通信技術を活用したスマートな交通インフラとクラウドベースのソフトウエアサー

アレクサで保険契約、独2社がサービス開始

アマゾンのAIアシスタントである「アレクサ」との会話を通して保険契約を締結できるサービスを独保険会社DFVとエルゴがそれぞれ開始した。音声アシストで保険商品を購入できるサービスを提供するのはドイツで初めて。保険ソフトウエ

フォルクスワーゲン―販売・サービスをデジタル化―

フォルクスワーゲン(VW)ブランド乗用車(ヴォルフスブルク)は16日、販売・サービス体制を抜本的に改めると発表した。IT技術の進展やそれに伴う顧客ニーズの変化を踏まえた措置で、これまでディーラーが行っていたサービスを、デ

デジテック・ギャラクス―独家電小売市場参入―

家電のネット販売を手がけるスイスのデジテック・ギャラクス(チューリヒ)は18日、ハンブルクに開設した独事業の統括拠点に入居したと発表した。ドイツにはすでに倉庫と欧州連合(EU)ハブ拠点を開設しており、近く同国事業を開始。

SAP―業績予測引き上げ、クラウド好調で―

ソフトウエア大手の独SAP(ヴァルドルフ)は18日の決算発表で、2018年12月期の業績見通しを引き上げた。クラウド事業が好調なためで、非国際会計基準(IFRS)ベースの売上高(為替変動調整ベース)の予想レンジを従来の「

ゴーユーロ―投資家から1.5億ドル調達―

公共交通機関の接続情報と予約サービスを提供する独スタートアップ企業ゴーユーロは23日、スウェーデンのベンチャー資本キネヴィックなどから総額1億5,000万ドルの出資を受けたと発表した。調達資金を事業の拡大と技術革新に投じ

介護へのロボット投入をドイツ人の半数以上が予想

介護現場に将来、ロボットが投入されると半数以上のドイツ人が予想している。介護業界では人材不足が深刻化しており、高齢化が今後さらに進むと状況は一段と悪化する懸念があるためだ。 情報通信業界連盟(Bitkom)が18歳以上の

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