ドイツ自動車工業界の動き

フォルクスワーゲン―18年は小幅増益に―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が22日発表した2018年12月期決算の営業利益は前期比0.7%増の139億2,000万ユーロと小幅な伸びにとどまった。欧州連合(EU)の新しい排ガステスト方式へ

オペル―業績改善策が奏功、20年ぶり黒字転換―

仏自動車大手PSAは26日の決算発表で、米ゼネラル・モーターズ(GM)から2017年に買収した独英子会社オペル・ボクソール(OV)が営業黒字転換を果たしたことを明らかにした。利益計上は20年ぶり。収益力強化に向けた取り組

ダイムラー―BMWとの移動サービス合弁は5社に―

独高級車大手のダイムラーとBMWは22日、情報通信技術を活用した移動サービス分野の合弁会社5社を立ち上げると発表した。協働することでコストを削減するとともに事業のグローバル化を加速する。ダイムラーのディーター・ツェッチェ

BMW―イスラエルにオフィス開設、スタートアップ発掘加速へ―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)は20日、イスラエル中西部のテルアビブに技術オフィスを開設すると発表した。現地のスタートアップシーンにアンテナを張り、有望な企業・技術をいち早く発掘することが狙い。大学との研究提携も視野

アウディ―管理職1割削減へ―

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社アウディ(インゴルシュタット)が管理職を2022年までに約10%整理する考えだ。コスト削減の一環で、管理部門のスリム化やモデルバリエーションの削減にも取り組む。ブラーム・ショット新

シュコダ自の1月販売1.1%減、5カ月連続で減少

チェコのシュコダ自動車は14日、1月の販売台数が10万2,600台となり、前年同月から1.1%減少したと発表した。販売数の減少は5カ月連続。中欧と中国での販売不振が響いた。 販売数を地域別にみると、西欧は6.2%増の4万

BMWに独検察が過料命令、故意の排ガス操作はなし

BMWのディーゼル車に違法なソフトウエアが搭載されていた疑いで捜査を進めてきた独ミュンヘン検察当局は25日、同社に過料支払いを命令したと発表した。排ガス値を意図的に操作したという当初の容疑は裏付けられなかったものの、ソフ

BMW、テルアビブにテクノロジーオフィス開設

独自動車大手のBMWは20日、イスラエルのテルアビブにテクノロジーオフィスを開設すると発表した。現地拠点を通して、新興企業や大学などとネットワークを構築し、重要なトレンドや技術により早くアクセスできるようにする。新拠点は

ダイムラー、財務担当取締役の後任決定

独自動車大手のダイムラーは13日、ハラルド・ヴィルヘルム氏が4月1日付で取締役に就任すると発表した。2019年5月22日の株主総会後に、現在のボド・ユッバー取締役の後任として、財務・コントローリングおよびダイムラー・ファ

ポルシェ、「合意なき離脱」の場合は英国で値上げ

独フォルクスワーゲン(VW)・グループ傘下の高級スポーツカーメーカー、ポルシェは、英国の欧州連合(EU)離脱が「合意なき離脱(ハードブレグジット)」となった場合、同国で10%の値上げを実施する。EUとの離脱協定が成立しな

独アウディ、ハンガリー工場に太陽光発電設備導入

独自動車大手のアウディは15日、ハンガリー子会社アウディ・フンガリアの物流センター2棟の屋根に、太陽光発電設備を設置すると発表した。設置面積は、2棟合わせて約16万平方メートルとなり、建物の屋根に設置する太陽光発電設備で

トヨタ、フランクフルトモーターショーの出展見送り

トヨタ自動車は2019年9月に開催されるフランクフルト国際モーターショー(IAA)に出展しない方針を固めた。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、日本勢ではすでに、日産、マツダ、三菱自が出展見送りを決めている。ホンダ、

独カーシェアリング市場、ステーション型が増加

ドイツの全国カーシェアリング連盟(bcs)によると、2019年1月1日時点におけるドイツのカーシェアリングサービス事業者の登録顧客数は246万人となり、前年に比べ16.6%(35万人)増加した。内訳は、貸出・返却の場所が

BMW

独自動車大手のBMW は、ハンガリー東部のデブレツェン近郊に建設する計画の新工場の工場長(シニアバイスプレジデント)として、ドイツ出身のミケーレ・メルキオレ(Michele Melchiorre)氏を迎えるもようだ。独業

米の車関税引き上げで独からの輸出半減=試算

Ifo経済研究所は15日、米国が輸入車関税を25%上乗せすると、ドイツから同国への自動車輸出額は長期的に約50%(170億ユーロ)押し下げられるとの調査結果を発表した。米商務省はトランプ大統領に17日までに提出した答申書

ダイムラー―乗用車部門のCO2排出量が大幅増加―

自動車大手ダイムラー(シュツットガルト)は15日、乗用車部門メルセデスベンツ・カーズ(MBC)の二酸化炭素(CO2)排出量が昨年は走行1キロメートル当たり平均134グラムとなり、前年の125グラムから7%増加したと発表し

フォルクスワーゲン―1月グループ販売2%減に―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が15日発表した1月のグループ販売台数は前年同月比1.8%減の88万2,200台へと落ち込んだ。最大の市場であるアジア太平洋の不振が響いた。同社は「世界全体で市場

合意なき離脱なら英販売価格引き上げ=ポルシェ

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社ポルシェは、英国が新たな協定を結ばずに欧州連合(EU)から離脱する「合意なき離脱」が起きた場合、英国の販売価格を最大10%引き上げる。現地専門紙『カー・ディーラー』が同

ディーゼル車の販売底打ち、大幅回復は期待薄

ディーゼル車の販売不振は底を打ったとの見方が出ている。1月の乗用車新車登録台数に占める割合が前年同月の33.3%から34.5%へと上昇し、数年ぶりに拡大へと転じたためだ。監査大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)のパート

独アウディ、充電サービスを開始

独自動車大手のアウディはこのほど、電動車の充電サービス「アウディ・eトロン・チャージング・サービス」を開始したと発表した。当初は、欧州10カ国でスタートし、第1四半期中に6カ国が加わる。年内にはさらに、東欧8カ国でも利用

セアトの18年販売数51.8万台、過去最高を記録

独フォルクスワーゲン(VW)は7日、傘下のスペイン自動車大手セアトの2018年の販売台数が前年比10.5%増の51万7,600台となり、過去最高を記録したと発表した。新型SUVの投入が奏功し、主力モデルの販売減少を補った

アウディ、1月の世界販売3%減少

独フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下の高級車大手アウディは8日、1月の世界販売が14万4,650台となり、前年同月比で3%減少したと発表した。 地域別でみると、中国(香港を含む)は前年同月比5.1%増の6万4,000

トルンプ、従業員向けのEV充電スタンドを開設

独工作機械大手のトルンプは8日、国内最大級の電気自動車(EV)向けの急速充電スタンドを本社敷地内の新駐車場に開設したと発表した。86基の充電スタンドを備えた新駐車場の合計出力は約1,000キロワット。各スタンドの出力は最

VWスロバキア、3,000人を削減

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)がスロバキア子会社で人員削減に踏み切る。自主退職等の自然減や派遣社員・期間従業員の契約更新打ち切りなどを通じ、3,000人弱を削減する計画だ。失職する従業員には再就職支援を実施する。

ダイムラー―18年は純益29%減少―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)が6日発表した2018年12月期決算の営業利益(EBIT)は前期比22%減の111億3,200万ユーロと大きく落ち込んだ。米国と中国の関税合戦やディーゼル車のリコール、欧州連合

ダイムラー―EV共同生産に向けテスラと協議―

自動車大手の独ダイムラーが同社製バン「スプリンター」の電気自動車(EV)モデルを米EVメーカー、テスラと共同生産する可能性が出てきた。ダイムラーのディーター・ツェッチェ社長は6日の決算記者会見で、共同生産に向けて協議して

ドイツ乗用車新車登録、1月は1.4%減少

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2019年1月の国内乗用車新車登録は、26万5,702台となり、前年同月に比べ1.4%減少した。昨年1月は登録台数が1999年以降で最も多かった反動もあり、1月は前年同月の実績をや

独NRW州、電池セル工場の誘致に意欲

ドイツのノルトラインヴェストファーレン(NRW)州が電池セル工場の誘致に向け、複数の企業と協議しているもようだ。コンソーシアムを発足させる方向で協議しており、電気自動車メーカーのストリート・スクーターやe.GOの創業者で

フェイスブック、ドイツの中古車市場に進出

米フェイスブック(FB)がドイツの中古車市場に進出してきた。FBのプラットフォーム上でユーザーが商品を売買することができる「マーケットプレイス」に中古車分野を新たに設定した。すでにフォルクスワーゲン(VW)傘下のオンライ

NOx許容濃度超過地点、昨年は39%に低下

ドイツ連邦環境庁(UBA)は1月31日、国内の都市に設置した大気観測設備のうち欧州連合(EU)の窒素酸化物(NOx)基準を順守できなかったのは昨年、およそ39%(暫定値)だったと発表した。前年の45%から約6ポイント低下

VWでディーゼル車の受注比率が上昇

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は1月30日、VWブランド乗用車がドイツで受注した新車に占めるディーゼル車の割合が2018年は43%に上り、前年の39%から4ポイント上昇したと発表した。特に個人顧客からの受注が大

シュコダ自の18年生産、過去最高の88.6万台

独フォルクスワーゲン(VW)傘下のチェコ・シュコダ自動車が1月24日発表した昨年の国内における生産台数は前年から3.3%増加し、過去最高の88万6,100台となった。同社は自動車生産台数でチェコ全体の3分の2を、輸出額に

乗用車新車登録5カ月連続減少、1月は-1.4%に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した1月の乗用車新車登録台数は26万5,702台となり、前年同月を1.4%下回った。比較対象の2018年1月は同11.6%増の26万9,429台と大きく伸び1999年以来の高水準に達し

独水素ステーション網、長城汽車が出資取り止め

燃料電池車(FCEV)の普及に向けて水素ステーション網の構築に取り組む独企業連合H2モビリティは1日、中国の自動車大手・長城汽車が同社への出資計画を撤回したと発表した。長城汽車は将来のFCEV販売の準備として、燃料である

独アウディ、ハンガリー工場のストライキ終了

独高級車大手アウディのハンガリー子会社アウディ・フンガリアは、賃上げを求めて24日から実施していた1週間のストライキが1月30日夕方に終了し、すべての生産業務を再開したと発表した。労働側が求めていた18%の賃上げで労使合

アウディ、スペインで「アウディ・オン・ディマンド」を開始

独高級車大手のアウディは1月21日、スペインのバルセロナでプレミアムモビリティサービスとして「アウディ・オン・ディマンド」を開始した。 このサービスは、同社の多彩なラインアップの中から好みの車種をオンラインで予約し、アウ

ダイムラー―乗用車部門が新調達方針、CACEなど踏まえ―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は24日、乗用車部門メルセデスベンツ・カーズの新しい調達方針を発表した。車両の電動・IoT化や通商摩擦などの政治リスク、資源問題を踏まえ、技術革新や柔軟性、環境・人権保護をこれ

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