ドイツ金融・保険業界の動き

対露輸出が困難に、ヘルメス保険の適用を政府が凍結

企業の輸出や国外事業に伴うリスクをドイツ政府が保証するヘルメス信用保険が対ロシア事業で適用外となった。ロシアのウクライナ侵攻を受けた措置で、広報担当者は『ハンデルスブラット』紙の問い合わせに、「ロシア向けのヘルメス保証と […]

フォルクスワーゲン―子会社ポルシェのIPOを検討―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は22日、高級スポーツ車子会社ポルシェAGの新規株式公開(IPO)に向けVWの親会社であるポルシェ・アウトモビール・ホールディングと協議していることを適宜開示情報で明らかにした。交

ダイムラー・トラック―MDAXに採用―

フランクフルト証券取引所を運営するドイチェ・ベルゼは8日、商用車大手ダイムラー・トラックを11日付でMDAXに採用すると発表した。これまでMDAXに採用されていた不動産大手アルストリア・オフィス・リートが買収され、浮動株

電動キックボードの保険金、平均4000ユーロ弱に

電動キックボードの利用で第三者に発生した損害への保険金支払額が2020年は平均3,850ユーロに上ったことが、独保険協会(GDV)の発表で分かった。原動機付き自転車に匹敵する額という。 ドイツでは電動キックボードの公道走

ドイチェ・ベルゼ―排出権分野で広州先物取引所と協業―

フランクフルト証券取引所を運営するドイチェ・ベルゼは19日、広州先物取引所(GFEX)と排出権分野の協業で基本合意したと発表した。中国と世界のその他の地域で二酸化炭素(CO2)排出量取引の先物市場の発展を支援していく。脱

三井住友フィナンシャルグループ―独法人2社を合併―

三井住友フィナンシャルグループと連結子会社の三井住友銀行、SMBC日興証券は11月24日、独フランクフルトの銀行現地法人SMBCバンクEUと証券現地法人SMBCニッコー・キャピタル・マーケッツ・ヨーロッパ(CMFRA)を

ティッセンクルップ―電解槽子会社を来春にもIPO―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップが電解槽製造子会社ウーデ・クロリンエンジニアズの新規株式公開(IPO)を実施する方向だ。ブルームバーグ通信が報じ同社が18日に追認したもので、来春の株式市場デビューを目指す。 ティッセ

クーカ―中国の美的集団がスクイーズアウト―

産業ロボット大手の独クーカは23日、親会社である中国の美的集団がスクイーズアウトを実施し、同社を完全子会社化すると発表した。クーカは声明で、美的集団による買収後クーカは市場での資金調達を行っていないと指摘。上場を続ける意

N26―米市場から撤退―

モバイルバンキングサービスを手がける独新興企業N26は18日、米国市場から撤退すると発表した。同市場での激しい競争に勝ち抜く見通しが立たないためとみられる。今後は欧州事業に注力する。同社は英国市場からも昨年に撤退しており

マッコーリー―ガス輸送のティッセンガスを買収―

豪金融大手マッコーリー・グループは10月29日、資産運用部門マッコーリー・アセット・マネジメント(MAM)が独天然ガス輸送2位のティッセンガスを投資会社DIF、EDFインベストから取得することで合意したと発表した。ドイツ

ドイツ銀行―5四半期期連続黒字に―

独銀最大手のドイツ銀行が10月27日発表した2021年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は1億9,400万ユーロとなり、前年同期を7%上回った。黒字計上は5四半期連続。資産運用部門が好調だったほか、コロナ禍に伴う顧客の

エンパル―SVF2が1.5億ユーロ出資―

ソーラーパネルのリース事業を手がける独スタートアップ企業エンパルが、ソフトバンクグループなどが出資するソフトバンク・ビジョン・ファンド2(SVF2)から1億5,000万ユーロの出資を受ける。評価額は11億ドル(9億5,0

ヴェガンツ―ビーガン食品の生産拡大に向けIPO―

ビーガン食品製造の独スタートアップ企業ヴェガンツは13日、新規株式公開(IPO)計画を発表した。市場資金で生産を拡大する意向で、フランクフルト証券取引所に上場する。ビーガン食品のニーズが増えていることを追い風にする考えだ

N26―9億ドル調達、評価額でコメ銀抜く―

モバイルバンキングサービスを手がける独新興企業N26は18日、事業の拡大に向けて米投資会社サード・ポイント・ベンチャーズなどから総額9億ドル強(約7億8,000万ユーロ)の出資を受けることで合意したと発表した。N26は今

ダイムラー―商用車部門の分離を株主総会で決議―

自動車大手の独ダイムラーは1日のバーチャル臨時株主総会で商用車部門の分離を決議した。年内に同部門の新規株式公開(IPO)を実施する考えだ。商用車部門の分離に伴い、ダイムラーは経営資源を商用車・バン事業に集約するとともに、

スマホ銀N26に制裁金、資金洗浄対策不足で

モバイルバンキングサービスを手がける独新興企業N26は9月28日、ドイツ金融サービス監督庁(BaFin)から制裁金の支払いを命じられていたことを明らかにした。同社はスマホアプリの操作で簡単に振替口座を開設できることを強み

「接種者と非接種者で保険料の差別化も」=R+V社長

新型コロナウイルスワクチンの接種者と非接種者とで医療保険料を差別化すべきとの考えが浮上してきた。独保険大手R+Vのノルベルト・ロリンガー社長がインターネットポータル「Tオンライン」のインタビューで表明したもので、「接種ス

充電スタンドでのカード決済サービス、23年7月から義務化

ドイツ政府の充電スタンド政令案が17日、州政府の代表で構成される連邦参議院で可決された。カード決済サービスの提供を充電事業者に義務付けることが柱で、デビットカードとクレジットカードでの決済が可能となる。 充電スタンドを利

ヴィテスコ―16日にIPOへ―

独自動車部品大手コンチネンタルのパワートレイン子会社ヴィテスコ・テクノロジーズは7日、フランクフルト証券取引所で16日に新規株式公開(IPO)を実施すると発表した。同証取で上場基準が最も厳しい「プライム・スタンダード」で

JPモルガン―VW傘下のデジタル決済会社を買収―

米金融大手JPモルガンは8日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下のデジタル決済サービス会社フォルクスワーゲン・ペイメンツを買収することで合意したと発表した。自社の決済システムを補完する狙い。買収金額は明らかにして

DAXを40社に拡大、エアバスなど10社を追加採用

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は3日、主要な4株価指数(DAX、MDAX、SDAX、TecDAX)の新たな採用企業を発表した。DAXには航空宇宙大手エアバスなど10社を追加採用し、総数を30社から40社へ

アリアンツ―12月通期利益で記録更新見込む―

保険大手の独アリアンツは6日の決算発表で2021年12月期の営業利益が「120億~130億ユーロ」となり、19年12月期に記録した過去最高(119億ユーロ)を上回る見通しを明らかにした。上半期の業績が前年同期比36.7%

イザール・エアロスペース―VW親会社ポルシェSEが出資―

フォルクスワーゲン(VW)の親会社であるポルシェ・アオトモービル・ホールディングSEは7月28日、ロケットの建造と衛星打ち上げサービスを手がける独スタートアップ企業イザール・エアロスペースに出資すると発表した。イザール・

ドイツ銀行―4四半期連続で純益計上―

独銀最大手のドイツ銀行が7月28日発表した2021年4-6月期決算の純損益は6億9,200万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(7,700万ユーロ)から大幅に好転した。黒字計上は4四半期連続。組織再編の進展やコスト削減の

アリアンツ

保険大手の独アリアンツは16日、電波塔や基地局など無線通信インフラのリースを手がける米アメリカン・タワーの欧州子会社ATCヨーロッパに10%出資することで合意したと発表した。安定収入を確保できるデジタルインフラ分野で投資

水素分野で独豪が協業へ

ドイツ政府は13日、グリーン水素の分野でオーストラリアと協業することで基本合意したと発表した。ドイツは水素経済を実現するために国外からグリーン水素を大量に輸入する計画で、その一部を日照量の多いオーストラリアから調達する。

ルフトハンザ―公的支援の早期返済に向け増資―

航空大手の独ルフトハンザは14日、増資の準備を金融機関に委託したと発表した。コロナ禍で悪化した経営を底支えするために国から得た支援を、市場資金で早期に返済。利払いコストを削減するとともに、経営の自由を取り戻す狙いだ。新規

セロニス―ドイツ初のデカコーンに―

「デカコーン」に該当するスタートアップ企業がドイツで初めて誕生した。プロセスマイニング分野で高い技術を持つセロニスは2日、投資家からの4度目の資金調達で同社の評価額が111億ドルに達したことを明らにした。 評価額10億ド

充電スタンドでのカード決済サービスを義務化

ドイツ政府は12日の閣議で充電スタンド政令案を了承した。カード決済サービスの提供を充電事業者に義務付けることが最大の柱。欧州連合(EU)の欧州委員会と他の加盟国が3カ月以内に異議を唱えなければ、同政令案は州政府の代表で構

コメルツ銀行―株式事業でオッドBHFと協業―

独金融大手コメルツ銀行は11日、株式分野の事業で独仏系金融大手のオッドBHFと協業すると発表した。収益力強化に向けた経営戦略「ストラテジー2024」に基づくもので、企業向けの株式取引と機関投資家向けのリサーチ分野でオッド

ドイツ銀行―1-3月期黒字転換、投資銀がけん引―

独銀最大手のドイツ銀行が4月28日発表した2021年1-3月期(第1四半期)決算の株主帰属の純損益は9億800万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(4,300万ユーロ)から大きく改善した。中核4部門で軒並み大幅な増益を確

ダイムラー―乗用車・バン部門の利益率予測引き上げ―

高級車大手の独ダイムラーは23日の決算発表で、2021年12月期の乗用車・バン部門の利益率見通しを引き上げた。1-3月期の業績が好調だったうえ、コロナ禍で悪化した世界経済がワクチン接種の進展とともに正常化していくと予想さ

アリアンツ―アビバのポーランド事業買収―

保険大手の独アリアンツは26日、英同業アビバからポーランド事業を取得することで合意したと発表した。中東欧市場での地位を強化する狙い。買収金額は25億ユーロ。監督当局の承認を経て取引が1年以内に完了すると見込んでいる。 ア

シーメンス・エナジーがDAX昇格

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は3日、主要株式指標の入れ替えを発表した。電機大手シーメンスから分離・独立したエネルギー設備大手のシーメンス・エナジーが最上位30銘柄からなるDAXにワンランク下のMDAXか

フォルクスワーゲン―金融サービス部門が自転車事業に参入―

自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は18日、金融サービス子会社フォルクスワーゲン・ファイナンシャル・サービシズが自転車のリース、融資サービスをドイツで開始すると発表した。電動アシスト自転車の需要が急速に伸びていることか

フォルクスワーゲン―金融サービス部門が自転車事業に参入―

自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は18日、金融サービス子会社フォルクスワーゲン・ファイナンシャル・サービシズが自転車のリース、融資サービスをドイツで開始すると発表した。電動アシスト自転車の需要が急速に伸びていることか

ドイツ銀行―6期ぶり黒字転換、投資銀部門がけん引―

独銀最大手のドイツ銀行が4日発表した2020年12月期暫定決算の株主帰属の純損益は1億1,300万ユーロの黒字となり、前期の赤字(57億1,800万ユーロ)から大幅に改善した。黒字計上は2014年以来で6期ぶり。投資銀行

アリアンツ

保険大手の独アリアンツは5日、中国生保合弁アリアンツ・チャイナ・ライフ・インシュアランス(AZCL)の株式49%を現地企業、中信信託から取得し出資比率を100%に引き上げると発表した。中国は戦略市場であることから、外資規

コメルツ銀行―リストラ拡大、1万人の人員削減へ―

独コメルツ銀行は1月28日、競争力の強化に向けた新たな戦略の概要を発表した。これまでよりも踏み込んだリストラを実施すると同時に、事業のデジタル化を推進し、収益力を高める考え。人員削減の規模はフルタイム勤務換算で1万人とな

コメルツ銀行

独コメルツ銀行は20日、米IT大手マイクロソフトとの戦略協業を深化させると発表した。マイクロソフトのパブリッククラウド「Azure」にアプリケーションの多くを移すとともに、Azureで複雑なアプリを開発。セキュリティ水準

コメルツ銀行

独コメルツ銀行は20日、米IT大手マイクロソフトとの戦略協業を深化させると発表した。マイクロソフトのパブリッククラウド「Azure」にアプリケーションの多くを移すとともに、Azureで複雑なアプリを開発。セキュリティ水準

コメルツ銀行

独コメルツ銀行は20日、米IT大手マイクロソフトとの戦略協業を深化させると発表した。マイクロソフトのパブリッククラウド「Azure」にアプリケーションの多くを移すとともに、Azureで複雑なアプリを開発。セキュリティ水準

アウト・アインツ―第1四半期中にIPO―

中古車販売ポータルの独新興企業アウト・アインツ・グループは13日、新規株式公開(IPO)計画を発表した。中古車をネットで販売する傾向が今後一段と強まると予想されることから、市場資金を調達して事業を強化する。同社にはソフト