中東欧エネルギー業界の動き

ロシア企業がタイにLNG供給へ、2国間協力も推進

ロシアのノバク・エネルギー相は14日、同国の企業がタイへの液化天然ガス(LNG)供給事業に関心を示していることを明らかにした。タイの発電部門における天然ガスの重要性やガス消費量の伸びが背景にある。同相はまた、両国が設置し […]

仏トタル、黒海オフショア鉱区で3本目の試掘井掘削

仏石油大手トタルは7日、ブルガリアの黒海オフショア鉱区「1-21ハン・アスパルフ」で3本目となる試掘井「メルニク1」の掘削を開始したと発表した。英海底油田掘削大手のノーブルを通じて作業を行う。 「1-21ハン・アスパルフ

風力発電の実証運転、NEDOがロシア極東で開始

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は8日、ロシア極東に極寒冷地仕様の風力発電機3基が完成し、実証運転を開始したと発表した。ディーゼル発電への依存度が高い同地域の電源多様化を支援し、エネルギーの安定供給実現を目

ロスネフチ、7-9月期は純益3倍

ロスネフチの2018年7-9月期(第3四半期)最終利益(IFRS基準)は1,420億ルーブル(21億5,000万ドルとなり、前年同期実績(470億ルーブル)の3倍に急増した。原油価格の上昇や、生産拡大が利益を押し上げた。

露ノバテクが独にLNGターミナル建設、ベルギー企業と合弁

ロシア第2位のガス会社ノバテクが、ドイツのバルト海沿岸の港湾都市ロストックに液化天然ガス(LNG)ターミナルを建設する。ベルギーの天然ガスインフラ運営会社フラクシスとの合弁会社が事業母体となり、先ごろ現地の港湾会社と用地

ガスプロムとOMV、天然ガス供給量の拡大で合意

ロシア国営で天然ガス世界最大手のガスプロムは5日、オーストリア石油大手OMVと天然ガス供給の拡大で合意した。現行契約を修正する内容で、契約期限の2040年まで年間供給量を10億立方メートル上乗せする。 両社の発表によると

ブルガリアがギリシャのLNG基地に出資、調達先多様化の一環

ブルガリアがギリシャの洋上液化天然ガス(LNG)ターミナルへの資本参加を計画している。ロイター通信が10月31日、ペトコヴァ・エネルギー相の話として報じたもので、国営ガス会社ブルガルトランスガスが年内に約25%の出資シェ

ウズベク、ロシアと原発建設推進で合意

ロシアとウズベキスタンはこのほど、ウズベキスタン初となる原子力発電所の建設で合意した。ロイター通信などが報じたところによると、建設される原子炉は2基で、総発電容量は24メガワット。ロシア側の試算ではプロジェクト総額は11

ポーランド国営石油会社、ノルウェー沖油田の権益取得

ポーランド国営石油大手PGNiGは23日、ノルウェーの国営石油ガス会社エクイノール(旧スタトイル)から同国領北海のトンメリテンアルファガス田の権益42.38%を取得すると発表した。取引額は2億2,000万ドル。PGNiG

米シュルンベルジェ、トルコ国営石油ガス会社から受注

油田サービスで世界最大手の米シュルンベルジェはこのほど、トルコ国営石油ガス会社(TPAO)から地中海沖のガス井掘削事業を受注した。契約額は1,500万ドル。TPAOが昨年購入した掘削船を用い、東地中海深海底鉱区でガス井「

PGNiG、米LNG会社と20年の長期調達契約

ポーランド石油・ガス大手の国営PGNiGは17日、米国のベンチャーグローバルLNG社の子会社2社と液化天然ガス(LNG)の供給契約を結んだ。PGNiGは2022年から20年間にわたり年間200万トンのLNGを輸入する予定

チェコ原発工事で「韓国KHNPが有望」=原子力安全局長

チェコの原発工事の受注合戦で、韓国の水力原子力発電会社(KHNP)が有望視されている。チェコ原子力安全局のドラボヴァー局長が現地ラジオ局に明らかにしたもので、工期・費用の現実性から判断すると、競合をリードしているという。

カザフ、英国と投資プロジェクトを実施

カザフスタンの投資促進機関カザフインベストは8日、英国輸出信用保証局とエネルギーなど4つの分野における投資プロジェクトに参加することで合意し、基本合意書を交わした。両者は今後、カザフスタンが重点を置く分野で協力してプロジ

シーメンス

電機大手の独シーメンスは3日、露天然ガス大手ノヴァテクとの協力関係を拡大することで合意した。シーメンスはノヴァテクがロシア北部のヤマル半島で進める液化天然ガス(LNG)プロジェクトで設備を供給。これが高く評価されたことか

OMV、ウレンゴイ・ガス田の権益買収へ

オーストリア石油大手のOMVは3日、ロシアのエネルギー大手ガスプロムが持つシベリアのウレンゴイ・ガス田の権益を買収すると発表した。両社は同権益とOMVノルウェー子会社の株式を交換することを計画していたが、実現が難しくなっ

ABB、中央アジア送電網にHVDC変電所設備を供給

スイスの重電・エンジニアリング大手ABBは9月末、高圧直流送電(HVDC)用変電所設備をタジキスタンとパキスタンに供給すると発表した。世界銀行が中央アジアで進める送電網・電力取引プロジェクト「CASA1000」の高圧送電

ブルガリア、天然ガス卸価格が13.9%上昇

ブルガリアの天然ガス卸価格が10月1日付で13.89%引き上げられた。国家エネルギー水道規制委員会が国際市場価格の上昇を理由に決定したもので、1,000平方立方メートル当たり456.65レフ (約3万800円)に値上がり

シェル、ロシアのガソリンスタンド倍増へ

石油大手の英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルは、今後5年でロシアに展開するガソリンスタンドを倍増させる。ロシア子会社を統括するセデリク・クレマーズ社長は、「今年11月にサンクト・ペテルブルクにロシアで通算300店目の

露ルサールなど、米国制裁の実施延長

米国財務省は21日、ロシアの富豪オレグ・デリパスカ氏に関連して経済制裁対象となったアルミ大手ルサール、Enプラス・グループなど8社に対する制裁措置の実施を来月23日から11月22日に延期したことを明らかにした。これら企業

東洋エンジ、露石油会社のエチレンプラント建設に協力

東洋エンジニアリングは12日、ロシアの石油会社イルクーツクオイルカンパニー(INK)と東シベリアにおけるガス化学コンプレックス建設で協力覚書を交わしたと発表した。イルクーツク州ウストクートにある油田の随伴ガスを利用したエ

ガスプロム、ベトナム石油ガス公社との提携強化

ロシア国営で天然ガス世界最大手のガスプロムは6日、ベトナム石油ガス公社(ペトロベトナム)及びベトナム・クアンチ省と提携覚書に調印した。従来の提携を拡大する内容で、ガス火力発電所建設やガス田の追加探査実施に取り組む。 火力

PKNオルレン、リトアニア製油所を増強

ポーランド石油最大手のPKNオルレンが、リトアニア北西部で運営するマジェイケイ製油所の増強とインフラ整備を計画している。オバイテク社長が6日、リトアニアのスクヴェルネリス首相との会談後に明らかにした。投資計画の詳細は明ら

JOGMECと露ノヴァテク、北極圏の天然ガス開発事業で協力

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は10日、ロシア第2位の天然ガス会社ノヴァテクと上流開発並びに液化事業における協力覚書(MOU)を結んだ。ノヴァテクが北極圏のヤマル及びギダン半島で進めるプロジェクトに関し協

ガスプロムが大幅増益、販売価格上昇が追い風に

ロシア国営で天然ガス世界最大手のガスプロムが8月29日発表した2018年上半期の純利益(国際会計基準、未監査)は6,308億ルーブル(79億9,450万ユーロ)となり、前年同期実績を65%上回った。販売価格の上昇に加え、

ビリニュス市、環境対応バス135台を新規調達

リトアニアの首都ビリニュス市は、公共バスの車両刷新に3,850万ユーロを投資する計画だ。2020年までに電気バス5台とハイブリッドバス70台を初導入するほか、最新の液化天然ガス(LNG)車両50台、小型ディーゼルバス10

トルコ、再可エネ開発を促進

トルコ政府が再生可能エネルギーの利用拡大に向けた動きを加速させている。エルドアン大統領は8月初めにエネルギー部門の発展に向けた100日行動計画を発表、再可エネの生産能力を増強するため太陽光発電施設の入札を新たに行うことを

ポーランド、中東欧のエネルギーハブを目指す

ポーランドのドゥダ大統領は20日、訪問先のオーストラリアで開催された両国のエネルギーフォーラムで講演を行い、ポーランドが中東欧のエネルギーハブを目指す意向を明らかにした。同国が進めるエネルギー供給元の多様化に向けた事業を

ロシア航空大手S7、燃料調達にスマートコントラクトを導入

ロシアの国内線最大手S7航空は24日、国営石油大手ガスプロムネフチからの燃料調達に、ブロックチェーン技術をベースにしたスマートコントラクト(自動契約システム)を採用すると発表した。契約手続きを自動化し、燃料の供給、給油、

ノルウェーのNBT、ウクライナで風力発電施設を設置

集合型風力発電所(ウインドファーム)の建設を専門とするノルウェーのNBTは、ウクライナ南部のヘルソン地方に風力タービン約70基からなるウインドファームを建設する計画だ。同発電所の最大出力は250メガワット(MW)。在ノル

カスピ海の領有権問題が決着、沿岸5カ国が協定調印

ロシア、トルクメニスタン、カザフスタン、アゼルバイジャン、イランのカスピ海沿岸5カ国の首脳会談が12日、カザフスタンのアクタウで開かれ、各国首脳がカスピ海の領有権をめぐる協定に調印した。1991年のソ連崩壊以来の懸案を解

ハンガリーMOL、独リサイクル企業と提携

ハンガリーの石油・ガス最大手MOLは先ごろ、ドイツのリサイクル会社APKと戦略提携すると発表した。APKが建設するリサイクル工場の完成に向け協力する他、中東欧地域でのリサイクル事業への共同参入を予定する。APKの新工場は

ハンガリーMOL、国内バス・サービス会社買収

ハンガリーの石油・ガス最大手MOLは7月31日、同国でバス事業などを行うITKホールディングを買収すると発表した。ブダペストや東部のデブレツェンなどで200台以上のバスを運用するITKを傘下に収め、サービス分野における事

ロスネフチ、Q2の純益3倍化

ロシア石油最大手の国営ロスネフチが7日発表した2018年4-6月期(第2四半期)の純利益(IFRS基準)は2,280億ルーブル(36億米ドル)となり、ロイター通信集計のアナリスト予測1,920億ユーロを大きく上回った。原

ブルガリア原発、刷新で51年まで運転可能に

ブルガリアの経済・エネルギー・観光省は7月26日、ルーマニア国境付近にあるコズロドゥイ原子力発電所の原子炉6号機の改修工事が完了したと発表した。これにより同機の稼働期間が2051年まで延長される。同原発は15年に5号機と

PKNオルレン、150カ所でEV充電スタンドを整備

ポーランド石油最大手PKNオルレンが電気自動車(EV)の充電スタンド網の整備を進めている。都市部や幹線道路沿いを中心に150カ所に設置する計画で、まずは2019年末までに50基の急速充電スタンドを設置する。 充電スタンド

アゼルバイジャンのソカール、ブルガリアでのガス小売に関心

アゼルバイジャン国営石油大手ソカールがブルガリアでのガス小売り事業に参入する意向だ。現地子会社ソカール・バルカンのヘイダロフ社長が先ごろ明らかにした。両国は2015年以来エネルギー分野での協力を推進してきており、アゼルバ

ロスネフチ、独下流事業参入を計画

ロシア石油最大手の国営ロスネフチがドイツでの石油小売事業への参入を検討している。ロシアのウェブ経済紙『RBC』が先ごろ、ロスネフチのセチン社長の話として報じたもので、6,000万ユーロを投じてドイツ国内に精製施設及びガソ

ロスネフチ、「サハリン1」プロジェクト企業を提訴

ロシア石油最大手の国営ロスネフチは23日、サハリン島北部大陸棚における石油・天然ガス資源開発プロジェクト「サハリン1」に参加する5企業を相手に総額890億ルーブル(14億1,000万米ドル)の支払いを求めてサハリン州調停

ロシアがイランとの関係を強化、500億ドルの投資を計画

米国による制裁を懸念して欧米企業がイランとのエネルギー取引から手を引くなか、ロシアが同国との関係強化を図っている。イランのアリアクバル・ヴェラヤティ国際問題政府上級顧問によると、ロシアは同国の石油ガス産業に500億米ドル

ブルガリア原発でプラズマ式の廃棄物処理施設が稼働

ブルガリアのコズロドゥイ原子力発電所で先ごろ、プラズマ式溶融炉を利用した放射性廃棄物の処理施設が稼働を開始した。欧州復興開発銀行(EBRD)によると、同施設は同原発で発生する低・中レベルの放射性廃棄物の減容を目的としたも

油田開発のシュルンベルジェ、ロシアに新工場開設

油田開発サービスの世界最大手であるシュルンベルジェが、今秋からロシアで遠心ポンプを現地生産する。投資規模は38億ルーブル(約5,150万ユーロ)で、9月に西部のリペツク特別経済地区内で工場を開設する予定だ。 新工場で生産

ロスネフチ、石油化学製品販売でドイツ商社2社と提携

ロシア石油最大手の国営ロスネフチは13日、ドイツ子会社が現地化学商社2社と提携すると発表した。自社の出資するドイツ製油所の石油化学製品を拡販する目的で、グループのドイツ事業の新たな一歩と位置づけている。 対象となるのは、

米GE、ウクライナ風力発電所に送電網連結システム供給

米ゼネラル・エレクトリック(GE)はこのほど、ウクライナのエネルギー大手DTEKと国内南東部ザポリージャ地方のプリモルスカ風力発電所に送電網連結システムを供給する契約を交わした。今年1月に両社が合意していたタービン供給を

ウズベキスタン、初の原発建設でロスアトムと合意

ウズベキスタンのミルジヨーエフ大統領は11日、ロシア原子力公社(ロスアトム)と同国初の原子力発電所の建設で合意したと発表した。出力1,200メガワットの原子炉2基を設置し、2028年までの営業運転開始を目指す。今後は事業

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