自動車部品世界大手の独ボッシュは、エンジンのスターター、ジェネレーターを生産する独ヒルデスハイム工場でリストラを実施する方針だ。欧州自動車市場の冷え込みで需要が低迷しているためで、生産技術のマザー工場に転換したうえで当該製品の生産能力を縮小する計画。現在、従業員代表と具体策について協議しているという。広報担当者が17日、業界紙『アウトモビールボッヘ』の問い合わせに対して明らかにした。
\広報担当者によると、従業員の整理は「段階的かつ社会的に容認される方法」で実施するという。ただ、削減数などまだ具体的なことは何も決まっていないとして、「従業員の半数を削減する計画」とした独『フランクフルター・アルゲマイネ』紙の報道を否定した。
\ヒルデスハイム工場には現在、研究開発、IT、事務管理と生産部門があり、従業員数は全体で3,500人。このうちスターター工場の従業員は1,300人という。
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