ボルボ・バス、2階建長距離バス「9700DD」を発表

スウェーデンの商用車大手ボルボ・グループのバス部門、ボルボ・バスは20日、コーチ(長距離バス)「9700」の2階建(ダブルデッカー)モデル「9700DD」を発表した。新モデルは乗車定員が増えたほか、快適性や安全性が向上している。

9700DDは定員96人。コネクティビティ技術を導入しており、バス事業者は運行状況をリアルタイムで把握しながら柔軟なサービスを提供できるようになる。また「ゾーン・マネジメント」機能により、環境規制などのあるエリアでは走行モードや速度などをコンピューターが自動制御する。

運転支援システムとして、電子制御ブレーキ、横滑り防止装置、アンチロックブレーキシステム(ABS)などを搭載する。旅客が長距離・短距離のいずれでも快適に過ごせるよう、車内のデザインや設備を刷新している。

ボルボ・バスのコーチバス営業責任者ニクラス・オレ氏は「(コーチバスが使われる)高速バス市場は北欧で急速に拡大している。多くのバス事業者にとり、9700DDモデルは事業拡大を実現する1台になる」と述べた。

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