韓国の現代自動車は18日、スイスの自動車販売大手エーミール・フライ・グルッペ(EFG)から、ドイツ法人ヒュンダイ・モーター・ドイッチェラント(Hyundai Motor Deutschland)の資本を取得し、2012月1月1日付で完全子会社とすることで合意した。
\ヒュンダイ・モーター・ドイッチェラント(本社:ネッカーズルム)は1991年の設立で、EFGは1999年に同社の過半数資本を取得した。現代はEFGから資本の64.71%を取得する。
\現代はドイツ法人の完全子会社化により、グループ内の相乗効果を高め、販売・マーケティングコンセプトをより迅速に実施できる体制を整える。同社はドイツ市場で2015年までに年10万台の販売を目標に掲げている。
\現代自は2010年にドイツで7万4,287台(市場シェア:2.6%)を販売した。2011年1~10月は7万3,105台に達しており、市場シェアを2.8%に拡大した。2011年は通期で8万台以上の販売を見込んでいる。
\EFGは今後もグループ会社を通して、現代のドイツ法人の自動車金融事業や部品事業を継続し、協力関係を維持する。
\22日付けの独業界紙『オートモビルボッヘ』(電子版)によると、ドイツ法人の社長を4年間務めたヴェルナー・H・フライ社長が退任した後の新体制は、韓国出身の会長とドイツ出身の社長が経営の舵を取る方針であるとの噂もある。
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