ビタミン製造で世界最大手のオランダ化学大手DSMは19日、製薬部門を分社化し、米投資会社JLLとの合弁会社にすると発表した。医薬品を受託生産している同部門は収益力が低いことから切り離し、経営資源をビタミン事業などに集中する。
\DSMの製薬部門は、JLLが大株主となっているカナダの製薬会社パセオンと統合され、両社の合弁会社となる。出資比率はDSMが49%、JLLが51%で、DSMは同部門をJLLに事実上売却する形となる。JLLは合弁化に伴い、55.7%を出資するパセオンの残り株を取得する計画だ。
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