2022年11月14日

23年のユーロ圏成長率、0.3%に下方修正=欧州委

欧州委員会は11日に発表した秋季経済予測で、ユーロ圏の2023年の域内総生産(GDP)実質伸び率を0.3%とし、前回(7月)の1.4%から大幅に下方修正した。ロシアのウクライナ侵攻長期化によるエネルギー価格の高騰、物価高 […]

欧州委が財政ルール見直し案発表、柔軟な債務削減可能に

欧州委員会は9日、EUの財政ルールの改正案を発表した。厳しすぎるとされる財政規律を見直し、各加盟国の財政健全化を重視しながらも、柔軟な債務削減を可能とし、地球温暖化対策で必要となる環境投資などの障害にならないよう配慮する

バーゼル3の適用期限を2年延期へ、財務相理で合意

EU加盟国は8日の財務相理事会で、国際規模で事業を展開する銀行を対象とする新たな自己資本規制「バーゼル3」の最終化について、EUでの適用期限を2025年1月とすることで合意した。国際合意では23年1月から段階的に実施する

温効ガス排出削減、「努力分担規則」改正案で基本合意

欧州議会と閣僚理事会、欧州委員会は8日、EU排出量取引制度(EU-ETS)の対象に含まれていない農業や運輸などの産業分野における温室効果ガス排出削減目標を厳格化する法案の内容で基本合意した。加盟国ごとの削減目標を定めた「

フィアットへの制裁に無効判決、欧州委が敗訴

欧州司法裁判所は8日、欧州委員会が2015年にルクセンブルク政府に対して、欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA、現ステランティス)に違法な公的補助を提供していたとして追徴課税した問題で、同措置

サノフィ・GSK連合のワクチンが承認、追加接種用に

EUの欧州医薬品庁(EMA)は10日、仏製薬大手サノフィと英グラクソ・スミスクライン(GSK)が開発した新型コロナウイルスワクチンについて、認可を受けたワクチンを接種した人のブースター接種(追加接種)への使用を承認したと

ユーロ圏小売業売上高、4カ月連続マイナス

EU統計局ユーロスタットが8日に発表したユーロ圏の9月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比0.6%減だった。マイナスとなるのは4カ月連続。物価高が個人消費を圧迫していることが鮮明となっている。(表参照) 下げ

ユーロ圏生産者物価、9月は41.9%上昇

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の9月の生産者物価(建設業を除く)は、前年同月比で41.9%の上昇となった。上げ幅は前月の43.4%から縮小したものの、エネルギー価格などの高騰を背景に歴史的な高水準が続

ルノーが事業再編、EV部門は分社化・23年に上場

仏自動車大手ルノーは8日、事業再編を発表した。電気自動車(EV)、内燃機関車部門を分社化するのが柱。EV部門は新会社「アンペア」として、2023年に上場させる計画だ。エンジン車、ハイブリッド車など内燃機関車部門については

英7~9月期GDPは0.2%減、物価高で6期ぶりマイナス成長

英政府統計局(ONS)が11日発表した2022年7~9月期の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動分を除いた実質ベースで前期比0.2%減だった。マイナス成長となるのは、コロナ禍で景気が冷え込んだ21年1~3月期以来6四

独政府、中国企業による独半導体工場買収を許可せず

ドイツ政府は9日の閣議で、同国の半導体メーカー、エルモス・セミコンダクターのドルトムント工場を中国同業の賽微電子(サイ・マイクロエレクトロニクス)が完全買収する計画を認可しないことを決定した。ドイツの公共秩序と安全にとっ

バイエル、農薬開発のスタートアップ買収

ライフサイエンス大手の独バイエルは10日、農薬開発のスタートアップ企業ターゲノミクスを買収すると発表した。持続可能であるとともに気候変動や除草剤耐性雑草の増加などの課題に対応する農薬の開発を加速する狙い。買収金額は明らか

日立エナジー、独送電大手から系統連係設備を受注

日立エナジーは10日、ドイツで送電事業を展開するテネット(本社:オランダ)からモジュール式系統連系設備一式を受注したと発表した。受注には420キロボルト(kV)で世界初の六フッ化硫黄ガス(SF6ガス)フリーのガス絶縁開閉

マツダがロシアから撤退、合弁株を現地同業に1ユーロで譲渡

マツダは10日、ロシア合弁の株式を売却し、同国から完全撤退すると発表した。ウクライナ戦争の長期化に伴い事業の見通しが立たなくなっていることが理由。すでに3月に合弁会社のウラジオストク工場への部品供給を取りやめ、4月下旬ま

ポーランド中銀が金利据え置き、2会合連続

ポーランド中央銀行(NBP)は9日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を6.75%に据え置くことを決めた。金利据え置きは2会合連続。市場は0.25ポイントの利上げを予想していた。景気が減速する中、現行の高い金利水準

ルーマニア政策金利、6.75%へ引き上げ

ルーマニア中央銀行は8日、政策金利を0.5ポイント引き上げ、6.75%とすることを決めた。今後も物価高が予想されるためだ。利上げは5会合連続で、年初以来の利上げ幅は合計で4.75ポイントに上ったが、今回は過去4回(0.7

バルト諸国、LNGハブ構築を目指す

バルト諸国で液化天然ガス(LNG)ターミナルを新たに設置する計画が進められている。ロシアのウクライナ侵攻を受けたもので、天然ガスを同国からの輸入に頼ってきた同諸国はLNG船による輸入拡大で供給元を多角化しようとしている。

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