欧州経済ウオッチャー

ハンガリー製薬大手エギス、生産増強に80億フォリント投資

ハンガリー製薬大手エギスは13日、国内西部のケルメンド工場の拡張計画を明らかにした。売上拡大を加速させるため生産能力を引き上げる。投資額は80億フォリント(2,480万ユーロ)。シーヤールト外務貿易相によると、政府が11 […]

独家電BSH、ルーマニアに洗濯機工場建設

独ボッシュ・グループ傘下の家電大手BSHがルーマニアに洗濯機工場を建設する。今年3月末に建設用地を取得済みで、このほど建設地となる国内中西部のシメリア市当局と建設契約を交わした。投資額は4億5,400万レウ(9,720万

独テレコム、エストニアのソフト開発企業に投資

独通信最大手ドイツテレコムの投資部門ドイツテレコムキャピタルパートナーズ(DTCP)はこのほど、エストニアのソフトウエア開発企業パイプドライブに出資すると発表した。投資額は1,000万ドル。パイプドライブは顧客管理システ

加マグナのブルガリア工場、韓国ハノンの傘下に

韓国のハノン・システムズ(旧ハラ・ビステオン・クライメート・コントロール)が、カナダ自動車部品大手マグナ・インターナショナルのブルガリア部門マグナ・パワートレイン・プロヴディフを買収する。マグナの液圧・制御(FP&#03

ユーロ圏小売業売上高、9月は0.8%増

EU統計局ユーロスタットが7日発表したユーロ圏の9月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比0.8%増だった。伸び率は前月の2.2%を大きく下回り、2017年10月以来の低水準となった。(表参照) 分野別では食品

ユーロ圏生産者物価、9月は4.5%上昇

EU統計局ユーロスタットが6日発表したユーロ圏の9月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比4.5%の上昇となり、伸び率は前月の4.3%から拡大した。原油高でエネルギー価格が急上昇していることが反映された。(表参照) 分

ベアリング大手シェフラー、英の2工場を閉鎖

ベアリング大手の独シェフラーは6日、英国の2工場を閉鎖すると発表した。長期的な競争力強化に向けて2016年に開始した「アジェンダ4プラス・ワン」プログラムに基づく英事業再編計画の一環。英国がEUからどのような形で離脱する

ミシュラン、スコットランド工場を閉鎖

タイヤ大手の仏ミシュランは5日、英スコットランドの工場を2020年半ばに閉鎖すると発表した。アジアのタイヤメーカーとの競争激化を受けた措置。これに伴い、845人が失職する。 閉鎖するのはスコットランドのダンディー市にある

ソシエテジェネラル、ポーランド子会社を売却

仏大手銀行のソシエテ・ジェネラルは5日、ポーランド子会社のユーロバンクをポルトガル商業銀行(BCP)傘下のバンク・ミレニアムに売却することで合意したと発表した。取引額は18億3,000万ズロチ(約550億円)。2019年

クラフト、加チーズ事業をパルマラットに売却

米食品大手クラフト・ハインツは7日、カナダのナチュラルチーズ事業をイタリアの乳業大手パルマラットに売却することで合意したと発表した。売却額は16億2,000万カナダドル(約1,406億円)。2019年上期の取引完了を予定

衣料小売りザラ、新たに106カ国でネット通販開始

欧州衣料小売り大手のインディテックス(スペイン)は8日、主力の「ザラ」が新たにアフリカを中心とする106カ国でネット通販を開始した。これによってネット通販の対象市場は、事業展開する202カ国・地域のうち155カ国・地域に

東京ガス、独RWEと提携

東京ガスは9日、独エネルギー大手RWEのトレーディング子会社RWEサプライ・アンド・トレーディングと相互協力に関する協定を締結したと発表した。原料調達分野を中心に連携を図る。 RWEサプライ・アンド・トレーディングは欧州

独特殊化学大手エボニック、米社を買収

特殊化学大手の独エボニックは8日、過酸化水素(H2O2)と過酢酸(PAA)の有力企業である米ペロクシケムを投資会社ワン・エクイティ・パートナーズから買収すると発表した。収益力の高い特殊製品分野を強化する方針に沿ったもの。

独N26、ユーロ圏外の6カ国に進出

モバイルバンキングサービスを手がける独新興企業N26は7日、新たにデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、ポーランドの4カ国で事業を開始した。ユーロ圏外の事業を強化するのが狙い。年末にはリヒテンシュタインとアイスランドでも

伊ピレリ、トルコ工場を増強

伊タイヤ大手ピレリの商用車・産業車両用タイヤ部門であるプロメテオンは6日、2020年までにトルコ工場に1億1,500万ドルを追加投資すると発表した。生産能力を1.75倍に強化し、輸出を倍増させる。直接雇用は150人増え、

ガスプロムとOMV、天然ガス供給拡大で合意

天然ガス世界最大手のロシア国営企業ガスプロムは5日、オーストリア石油大手OMVと天然ガス供給の拡大で合意した。現行契約を修正する内容で、契約期限の2040年まで年間供給量を10億立方メートル上乗せする。 両社の発表による

風力発電の実証運転、NEDOがロシア極東で開始

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は8日、ロシア極東に極寒冷地仕様の風力発電機3基が完成し、実証運転を開始したと発表した。ディーゼル発電への依存度が高い同地域の電源多様化を支援し、エネルギーの安定供給実現を目

独マーレ、ハンガリーでEV用電動コンプレッサーの生産開始

独自動車部品大手のマーレはこのほど、ハンガリー北部のバラシュシャジャルマト工場で電動コンプレッサーの生産を開始した。電気自動車(EV)の普及拡大による需要を見込んだもので、同工場はマーレ初の電動コンプレッサー生産拠点とな

ブルガリアとギリシャ、2国間輸送インフラの整備で合意

ブルガリアとギリシャの両政府は2日、両国間を結ぶ鉄道路線の改修および高速道路建設プロジェクトの実施で合意したと発表した。ギリシャのテッサロニキとブルガリアのバルナを結ぶ鉄道路線を改修するほか、ギリシャのアレクサンドロポリ

ユーロ圏の19年予想成長率、1.9%に下方修正=欧州委

欧州委員会は8日発表した秋季経済予測で、ユーロ圏の2019年の域内総生産(GDP)実質伸び率を1.9%とし、前回予測(7月)の2.0%から0.1ポイント下方修正した。米国の保護主義に起因する貿易摩擦、原油高などを受けたも

英で親EU派の閣僚辞任、メイ政権の離脱方針に反発

英国のジョンソン運輸担当閣外相は9日、メイ首相の離脱方針に反対する意向を表明して辞任した。同氏は7月に外相を辞任した強硬離脱派の旗振り役、ボリス・ジョンソン氏の弟。ジョンソン閣外相は親EU派で2016年の国民投票では残留

ダイムラーとBMWの移動サービス事業統合計画、欧州委が承認

欧州委員会は7日、高級車大手の独ダイムラーとBMWがカーシェアリングなどの移動サービス事業を統合する計画を条件付きで承認したと発表した。両社はドイツとオーストリアの6都市におけるカーシェアリング事業で公正な競争を維持する

ECBの銀行監督委、次期委員長に伊エンリア氏就任へ

欧州中央銀行(ECB)は7日に開いた理事会で、ユーロ圏の銀行監督を担う銀行監督委員会の次期委員長に欧州銀行監督機構(EBA)の現議長でイタリア人のアンドレア・エンリア氏(57)を指名した。エンリア氏は欧州議会、EU加盟国

ユーロ圏成長率、7~9月期は0.2%に鈍化

EU統計局ユーロスタットが10月30日発表したユーロ圏の2018年7~9月期の域内総生産(GDP、速報値)は前期比0.2%増となり、22四半期連続のプラス成長を記録した。ただ、伸び率は前期の0.4%から縮小し、16年4~

EUの銀行ストレステスト、英銀が苦戦

欧州銀行監督機構(EBA)は2日、EU域内の大手銀行48行を対象に実施したストレステスト(健全性審査)の結果を公表した。英国のEU離脱に伴う金融市場の混乱や景気の悪化を前提にした「悪化シナリオ」では、中核的な自己資本比率

独メルケル首相が21年までに引退、州議選の連続大敗で

ドイツ中西部のヘッセン州で10月28日に行われた州議会選挙で、国政与党のキリスト教民主同盟(CDU)と社会民主党(SPD)がともに大敗した。与党は14日のバイエルン州議選でも2ケタ台の得票減となっており、迷走する政府・与

ユーロ圏インフレ率、10月は2.2%に拡大

EU統計局ユーロスタットが10月31日発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比2.2%となり、前月の2.1%から0.1ポイント拡大した。欧州中央銀行(ECB)が目標とする「2%近く」を4カ月連続で達成。イ

ユーロ圏失業率、9月も8.1%

EU統計局ユーロスタットが10月31日発表した9月のユーロ圏の失業率は8.1%で、3カ月連続で横ばいだった。景気の緩やかな回復に伴い、2008年11月以来の低水準を維持している。(表参照) EU28カ国ベースの失業率は前

ティッセンとタタの欧州鉄鋼事業統合、EUが疑義

欧州委員会は10月30日、独ティッセン・クルップとインドのタタ製鉄が欧州鉄鋼事業を統合する計画について、本格的な調査を開始すると発表した。自動車用鉄鋼製品などで競争を阻害する恐れがあることから現時点での承認を見送り、詳細

独仏2社の鉄道事業統合、欧州委が異議告知書送付

欧州委員会は10月31日、独電機大手シーメンスと仏鉄道車両・設備大手のアルストムが鉄道事業を統合する計画をめぐり、両社に異議告知書を送付したことを明らかにした。事業統合を認めた場合、鉄道車両や信号システムの分野で市場競争

スイス、東欧2カ国の労働者流入制限を解除へ

スイス政府はEU加盟国のルーマニア、ブルガリアからの労働者流入を制限する措置を2019年5月に解除することを決めた。アラン・ベルセ大統領が1日明らかにした。 スイスは16年7月、2007年にEU入りしたルーマニア、ブルガ

ユーロ圏景況感、10カ月連続で悪化

欧州委員会が10月30日発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は109.8となり、前月の110.9から1.1ポイント低下した。ESIの低下は10カ月連続。3月以来の大幅な下落となった。 分野別では製造

VW、フォードと自動運転・EVで提携か

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループが米フォードと幅広い分野で提携するもようだ。自動運転分野での開発の遅れや、開発費の膨張に対処することが狙いで、プラットフォームの共有化も進める方向という。社内情報として経済紙

日立、伊鉄道信号メーカーに追加出資

日立製作所は10月29日、鉄道信号システムを手がける伊子会社アンサルドSTSの株式約31.79%を取得すると発表した。これによってアンサルドSTSに対する持ち株比率は約82.6%に拡大。残る株式も株式公開買い付け(TOB

蓄電池システムの実証、NEDOなどが独で開始

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と日立化成、日立パワーソリューションズ、日本ガイシは10月31日、ドイツ北部のニーダーザクセン州ファーレル市で大規模なハイブリッド蓄電池システムを完成させたと発表した。11月

コンチネンタル、米社の防振システム事業買収

独自動車部品大手のコンチネンタルは2日、米同業クーパー・スタンダードから防振システム事業を取得することで合意したと発表した。同買収により、防振・防音部品をグローバルに供給できる体制を確立する。取引の成立には独禁当局の承認

BASF、中国石油化工との提携拡大

化学大手の独BASFは10月29日、中国石油化工(シノペック)との提携を拡大することで基本合意したと発表した。スチームを利用してナフサを化学基礎原料に分解する工場「スチームクラッカー」を新設するほか、電池材料分野で新たな

トヨタ、ポーランドでHV用変速機の生産開始

トヨタ自動車は10月30日、ポーランドのヴァウブジフ工場でハイブリッド車(HV)用変速機の生産ラインが稼働したと発表した。アジア以外の拠点でHV用変速機を生産するのは初めて。欧州のHV販売が伸びていることを受けて現地生産

チェコ中銀が追加利上げ、政策金利1.75%に

チェコ中央銀行は1日、主要政策金利である14日物レポ金利を0.25ポイント引き上げ、1.75%とした。利上げは今年5回目で、金融引き締めに転じた昨年8月以降では7回目となる。8月からの利上げ幅は計1.7ポイントに達した。

ポーランド化学大手アゾティ、R&Dセンターを開設

ポーランドの肥料・化学品大手アゾティは10月29日、同グループが本拠を置く同国南部のタルノウに研究開発(R&D)センターを開設した。建設費は8,800万ズロチ(2,030万ユーロ)。施設の広さは5,500平方メ

トルコ政府が税軽減措置を延長、自動車・家電など対象

トルコのアルバイラク財務相は10月31日、自動車や家電製品、家具類を対象とする税軽減措置を延長・拡大すると発表した。通貨リラの下落により物価が上昇し、消費が冷え込んでいることから、同措置を通じて景気の下支えを図る 家電製

露ノバテクが独にLNGターミナル建設、ベルギー企業と合弁

ロシア第2位のガス会社ノバテクが、ドイツのバルト海沿岸の港湾都市ロストックに液化天然ガス(LNG)ターミナルを建設する。ベルギーの天然ガスインフラ運営会社フラクシスとの合弁会社が事業母体となり、先ごろ現地の港湾会社と用地

高級車大手JLR、スロバキアに工場開設

英高級車メーカーのジャガーランドローバー(JLR)は25日、スロバキアのニトラに工場を開設した。同社にとって大陸欧州で初の生産拠点となる。当初はランドローバー「ディスカバリー」を生産。2年以内に次の生産モデルを決定する。

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