2019年9月18日

Ericsson:オレンジの5G試験通信網が稼働、ポーランドで初

ポーランドの移動通信事業者オレンジ・ポルスカとスウェーデン通信設備大手エリクソンは10日、ワルシャワで次世代規格(5G)の試験通信網が稼働したと発表した。

希望するユーザーには、オレンジブランドの5G対応スマホを100台配布した。

商業化で予定している使用帯域と同じだ。

Conagen:米バイオメーカーのコナジェン、ハンガリーに工場設置

米国のバイオメーカー、コナジェンがハンガリー東部のカーバに工場を設置する。

コナジェンは、エボニック・アグロフェルムのアミノ酸工場跡地に工場を設置する。

地元のハイドゥ・ビハール県のパイナ県議会議長によると、新工場はフル稼働時に年間最大500億フォリントの農産品を調達する。

Yandex:ロシアのネット最大手ヤンデックス、VTB銀と投資ポータル立ち上げ

ロシアのインターネット最大手ヤンデックスが、国内2位銀行のVTBと共同で個人向け投資ポータルを立ち上げる。

ヤンデックスは国内最大手銀行ズベルバンクと共同で、ネット決済サービス「ヤンデックス・マネー」とネット通販サイト「ヤンデックス・マーケット」を展開している。

ズベルバンクはその後、ヤンデックスの競合「メール.ru」とタクシー・配達事業で提携を決めたほか、インターネット大手ランブラーをデジタル事業の主な基盤とする方針を発表するなど、ヤンデックスとの距離を広げている。

Porsche:独ポルシェ子会社、スロバキアに研究センター設置

独ポルシェの金型製造子会社ポルシェ・ヴェルクツォイクバウが、スロバキア北西部のドゥブニカ・ナド・ヴァフォームに研究センターを建設する。

来年までに総額1,360万ユーロを投資する。

スロバキア経済省によると、ポルシェ・ヴェルクツォイクバウは200万ユーロの助成を政府に申請した。

Matador:スロバキアの部品メーカー2社、EVバッテリーの開発生産で戦略提携

スロバキアの自動車部品・機械設備メーカーであるマタドールは16日、同国の電動自動車(EV)用バッテリーメーカー、イノバットに資本参加すると発表した。

イノバットは今年7月、ワイルドキャットと提携し、研究開発(R&D)センターと年産能力1,500個(100メガワット時)のEV用バッテリー生産ラインを設けると発表した。

製品は中東欧で生産する自動車メーカーに供給する。

Huawei:華為技、セルビア政府のデータセンター設置計画に関心

中国通信設備大手の華為技術(ファーウェイ)が、セルビア政府のデータセンター設置計画への参加に関心を示している。

同社はまた、参加と引き換えにセルビアに西バルカン地域センターを設置することも検討しているという。

華為技が関心を示しているのはセルビア政府の計画するクラグイエヴァツ・データセンターの設置計画だ。

トルコ、12月に国産EVのプロトタイプ発表

トルコのヴァランク産業技術相は16日、12月にも「純国産電動自動車(EV)」のプロトタイプを公開すると発表した。

技術力を強化して国産品の付加価値を高め、国内産業の振興を図る戦略に沿うもので、景気が減速する中、中東地域初のEV開発で力量をアピールしたい意向だ。

2023年のトルコ建国100周年に向け、22年末に製造を開始する予定だ。

Leo Express:チェコ民間鉄道レオ・エキスプレス、中国中車製鉄道の納入開始

同社はチェコ、スロバキア、ポーランドで列車を運行しているが、他の欧州諸国にも進出する計画だ。

レオ・エキスプレスは現在、プラハーオストラバーコシツェ線で、シュタッドラー製の「FLIRT」を運行している。

また、アルストムからリースしているディーゼル列車「リント」15編成の改造計画が近く完了する見通しだ。

プラハ、旧型ストーブ・ボイラーの使用禁止へ

市議会はこのほど、5段階の排出区分のうち、最低と下から2番目に区分される設備の使用を禁止する条例案を可決した。

2022年に全国で禁止されるのに先行するものだ。

スモッグの発生頻度も高いことから、今後はスモッグ警報発令時に、燃料の種類を問わず、補助暖房として暖炉を使用することが条例で禁止されることになった。

Electrolux:エレクトロラックス、ハンガリー生産体制を再編

スウェーデンの家電大手エレクトロラックスは10日、ハンガリーのニーレジハーザ工場に1億ユーロを投資すると発表した。

同時に、ヤースベレーニ工場では生産事業を外注化する。

ヤースベレーニ工場では来年から、掃除機生産を全面外注化するほか、据置型冷蔵庫の生産もほぼすべて外部委託する。

ハンガリーの7月鉱工業生産が急拡大、自動車がけん引

ハンガリー中央統計局が12日発表した7月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で12%増加し、2017年3月(13.9%増)以来の高い伸びとなった。

前月は1.4%減少していた。

製造業では同業生産高の30%を占める「輸送機械(自動車含む)」で上げ幅が前月の1.5%から34.6%に急拡大した。

チェコの鉱工業生産が改善、7月は0.1%増

チェコ統計局(CSU)が6日発表した7月の鉱工業生産高(物価調整値)は前年同月比で0.1%増加し、3.4%減少した前月からプラスに転じた。

新規受注高は10.2%増加した。

「自動車」の生産高は前年同月比13.6%増となり、同3.9%減となった前月から大きく好転したほか、「電気設備」は5.6%、「基礎医薬品・医薬品製剤」は22.1%伸びて全体に貢献した。

トルコ中銀が追加利下げ、政策金利16.5%に

「現行の金融政策は今後のインフレ率低下の予想図とおおむね合致している」としつつ、インフレ期待の抑制と景気浮揚を両立させるため「慎重な金融政策が必要」との見解を示した。

インフレ率の低下を利下げの理由としていたものの、金融緩和に慎重だったチェティンカヤ前中銀総裁がエルドアン大統領に解任された直後の大幅な利下げであったことから、市場では同大統領からの圧力があったものと受け止められた。

エルドアン大統領は「高金利がインフレを招く」を持論としており、中銀の金融引き締め策には一貫して否定的だった。

BSH:独家電大手BSH、ウッチに食洗機工場開設

工事を担当した不動産開発大手パナットーニによると、同工場では将来的に1,500人を雇用し、年間で300万台を生産する。

先に完成した面積7万9,000平方メートルの物流施設に隣接し、長さ58メートルの屋根付きの連絡路2本で接続される。

同地では来年の1-3月期にBSHのサプライヤー向けに3万平方メートルの工場施設が完成する予定だ。

スロバキア7月鉱工業生産、2.8%の増加に

スロバキア統計局が10日発表した7月の鉱工業生産高(速報値、稼働日調整済み)は前年同月比で2.8%増加し、前月の1.9%減からプラスに転じた。

製造業が前月の4.1%減から2.7%の増加に転じて全体をけん引した。

製造業を品目別でみると、「電気機器」が36.8%、「機械設備製造」は19.3%増加したほか、「ゴム・プラスチック・非鉄金属加工」は前月の11.7%減から10.7%の増加に転じて全体を押し上げた。

ハンガリー8月インフレ率3.1%、3カ月連続で低下

ハンガリー中央統計局(KSH)が10日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.1%増となり、上げ幅は前月から0.2ポイント縮小した。

品目別にみると、自動車燃料を含む「その他の製品」が前月(0.4%)から0.3ポイント減となる0.1%の上昇にとどまったほか、「耐久消費財」は1.4%減少して全体を押し下げた。

同国のインフレ率は昨年10月の3.8%から12月には2.7%まで低下した後、今年4月に3.9%まで上昇していた。

スロバキア8月インフレ率、2.8%に低下

スロバキア統計局が13日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.8%上昇し、上げ幅は前月から0.1ポイント縮小した。

価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率は2.4%で、前月から0.1ポイント縮小した。

同国のインフレ率は2018年8月の2.8%から12月に1.9%まで低下した後、2.2%~2.9%の間で推移していた。

チェコ8月インフレ率2.9%、前月から横ばい

チェコ統計局(CSU)が10日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.9%上昇し、上げ幅は前月から横ばいとなった。

構成比重の最も高い「住居・水道光熱費」が5.2%で高止まりしたほか、「アルコール飲料・たばこ」は前月(1.2%)から1.2ポイント増の2.4%に上昇。

同国のインフレ率は昨年12月の2%から今年3月には3%まで上昇し、その後は2.7%~2.9%の間で推移している。

ウクライナ中銀が今年3度目の利下げ、政策金利16.5%に

同国のインフレ率は5月の9.6%から8月は8.8%まで低下した。

中銀はインフレ率が2020年末までに目標値の5%に近づくと予想される場合は金融緩和を維持するとしつつ、構造改革の進捗状況によっては早期に追加利下げする可能性を示唆した。

中銀は今年の4月と7月にそれぞれ0.5ポイントの幅で利下げを実施した。

Hammerer:オーストリアのアルミ大手、ノルウェー同業のルーマニア工場を買収

オーストリアのアルミ材大手、ハンメラー・アルミニウム・インダストリーズ(HAI)は10日、ノルウェー同業のハイドロとルーマニア工場の買収で合意したと発表した。

アルミ圧延品の需要拡大に備えて生産能力を増強する。

アルミ圧延機2基による年産能力は2万2,000トンで、主に建設業界に製品を供給している。

ハンガリー、年内に5Gサービス開始の見通し

ハンガリーで年内に第5世代移動通信システム(5G)サービスが開始される見通しだ。

国際通信連合(ITU)の趙事務総局長が10日、ブダペストで開かれたITU通信世界会議で、オルバン首相の見解を引用する形で発言した。

同大臣は今年6月、2020年から国内の主要産業地区でサービスを開始し、25年ごろまでに大都市と主要交通ルートで利用できるようにするとの方針を示していた。

Hoehle:エストニアのマイクロダクト製造ヘーレ、新工場を開所

エストニアで光ファイバーケーブル用マイクロダクトを製造するヘーレ(Hoehle)はこのほど、国内西部のラプラ県に新工場を開所した。

投資額は400万ユーロ。

国内市場に供給するほか、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、ドイツ、ギリシャ、スペインなど欧州12カ国に輸出する。

AD Plastik:クロアチア車部品大手ADプラスチック、ロシアで4650万ユーロ受注

クロアチアの自動車部品メーカー、ADプラスチックは先ごろ、ロシアで複数の自動車メーカーから総額4,650万ユーロに上る受注を獲得したと発表した。

発注したのは仏ルノー傘下のアフトワズ及びダチアと独フォルクスワーゲン(VW)の3社で、受注額はそれぞれ2,400万ユーロと1,200万ユーロ、1,050万ユーロ。

ダチアに対してはトリヤッチで生産される小型車「ロガン」と「サンデロ」の部品を供給する。

Novartis:ノバルティスのスロベニア子会社、研究開発拠点を拡張

スイス製薬大手ノバルティスのグループ会社レク(Lek)は先ごろ、スロベニアの首都リュブリャナの研究開発拠点を拡張したと発表した。

がんの治療に用いる固形剤や無菌製剤を開発するための実験施設を設置したほか、既存施設の改修を行った。

リュブリャナの研究施設では330人が従事している。

トルコ機械産業、米・ロシア市場に輸出シフト

現地紙『ヒュリエットデイリー』によると、同会長はトルコから米国への輸出全体に占める機械製品の割合は大きく、米国による対中国製品の関税引き上げはトルコの機械メーカーにとりチャンスだとの見方を示した。

MAIBによると、今年1-8月期の同国の機械製品の輸出額は116億ドルで、輸出量は前年から13.8%増の200万トンだった。

米国以外ではロシアへの機械製品の輸出が増えている。

トルクメニスタンがデジタル化を推進、中国企業と協力

トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領は6日、デジタル化を推進する方針を含むサイバーセキュリティ法に署名した。

国営通信TDHによると、政府はデジタル化の推進と同時に中国企業と協力してコンピューターの国内生産を目指しており、年内に独自ブランドで生産を開始する予定だ。

貿易・対外経済省付設のコンピューター技術研究所は生産実現に向け、中国の投資会社、恒盛連花及びコンピューターなどを生産する同方国際信息技術有限公司と共同でアグジビルリク・ティリスマティ社を設立した。

中国の力帆実業、ロシア新工場を断念

中国の自動車メーカー、力帆実業がロシア西部のリペツクで計画していた組立工場の建設を断念した。

力帆実業は2014年に同工場の建設計画に署名していた。

リペツク州政府によると力帆は同工場に3億ドルを投資する予定だった。

ECBが量的金融緩和再開、3年半ぶりの利下げも決定

ECBは期限を設けず、景気などが回復して利上げを実施できる状況になるまで実施することを明言した。

ECBはユーロ圏の景気と物価を下支えするため、中銀預金金利をマイナスとする措置を14年6月に導入。

ECBのドラギ総裁は7月、追加利下げと量的緩和の再開を検討していることを明らかにしていたため、今回の決定は予想通り。

ガスプロムの権益拡大に無効判決、EU裁がポーランドなどの主張支持

欧州連合(EU)司法裁判所の一般裁判所は10日、バルト海経由でロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン「ノルドストリーム」に接続するドイツ国内のパイプライン「オパール」の運用をめぐり、オパールの年間輸送能力に占める露国営ガス会社ガスプロムの輸送量比率の大幅な拡大を認めた欧州委員会の決定を無効とする判決を下した。

欧州委は中東欧のガス市場に及ぼす影響を十分に検証せずガスプロムの権益拡大を容認したとして、決定の無効化を求めたポーランドなどの主張を認めた格好。

「オパールパイプラインの運用ルールの変更がポーランドにおける天然ガス供給にどのような影響が及ぶか、欧州委は十分に検証しなかった」と続け、決定の無効化を言い渡した。

Mindrove:BCIヘッドセット開発 ハンガリー

人の脳波を読み取ってコンピューターを操作する「BCI(ブレイン・コンピューター・インターフェース)」※ヘッドセットを開発している。

特定の刺激に対して現れる「P300」と呼ばれる脳波や、手足の動きなどを想像したときの電気信号を検知・分析し、コンピューター用のコマンドに変換することで、思念による端末の操作を可能にしている。

ゲーム用ヘッドセットに倣い伸縮性のあるストラップを採用しており、様々な頭の形や大きさにフィットする。

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