独立国家共同体(CIS)の首脳で最も信頼が高いのはカザフスタンのヌルスルタン・ナザルバエフ大統領――。ロシアの有力世論調査機関である全ロシア世論調査センター(VTSIOM)が行った調査で、こんな結果が明らかになった。
\VTSIOMは、10月23日から24日にかけてロシア国内46地域を対象に、CIS加盟国の首脳の信頼度についてのアンケート調査を実施した。その結果、ナザルバエフ大統領を「信頼できる」と回答した人は全体の32%に上り、2位のビクトール・ヤヌコービッチ大統領(ウクライナ)の17%を大きく引き離した。3位はアゼルバイジャンのイーラム・アリエフ大統領(5%)、4位はアルメニアのセルジ・サルキシャン大統領が(4%)だった。ウズベキスタンのイスラム・カリモフ大統領、キルギスのローザ・オトゥンバエワ大統領、トルクメニスタンのグルバングルィ・ベルディムハメドフ大統領はそれぞれ2%、モルドバのミハイ・ギンプ大統領、タジキスタンのエマモリ・ラフモン大統領、グルジアのミハイル・サーカシビリ大統領はそれぞれ1%だった。
\また、CIS加盟国の中でロシアの最も信頼できる同盟国としてカザフスタンを挙げた人は37%で、昨年の調査で首位だったベラルーシは23%と2位に後退した。また、ウクライナは昨年の4%から21%に躍進し、3位に入った。4位以下は、アルメニア(6%)、モルドバ(4%)、アゼルバイジャンとウズベキスタン(3%)、キルギスとトルクメニスタン(2%)グルジアとタジキスタン(1%)の順だった。
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