マクロ経済

10月のユーロ圏インフレ率10.7%、6カ月連続で過去最高更新

EU統計局ユーロスタットが10月31日に発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比10.7%で、前月の9.9%から急上昇し、統計を開始した1997年以降の最高記録を更新した。ロシアのウクライナ侵攻でエネルギ […]

ユーロ圏失業率、9月は過去最低

EU統計局ユーロスタットが3日に発表したユーロ圏の9月の失業率は前月を0.1ポイント下回る6.6%で、統計を開始した1998年4月以降で最低の水準となった。8月も速報値では6.6%だったが、6.7%に上方修正された。EU

トルコの10月インフレ率、85.51%に拡大

●インフレ率の昨年5月からの上げ幅の合計は68.92ポイント ●インフレ率の上昇は頭打ち、短期的に低下するとの見方も トルコ統計局(TUIK)が3日発表した10月の消費者物価指数(CPI)の上げ幅は前年同月比で85.51

9ユーロチケットの後続品導入へ、国と州の首相が合意

ドイツのオーラフ・ショルツ首相と国内16州の首相は2日、地域公共交通機関を1カ月9ユーロで利用できる定期券「9ユーロチケット」の後続商品を導入することで合意した。財源負担をめぐる争いが解決したことから導入が確定した。早け

製造業新規受注が大幅減、9月は-4%に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が4日発表した9月の製造業新規受注指数は物価・季節・営業日数調整後の実質で前月比4.0%減(暫定値)となり、ウクライナ戦争勃発直後の3月以来の大きな下げ幅を記録した。減少は2カ月連続。経済省は

鉱工業生産3カ月ぶりに増加、先行き見通しは暗く

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した9月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で97.8(暫定値)となり、前月を0.6%上回った。増加は6月以来で3カ月ぶり。第3四半期(7~9月)

輸出が2カ月ぶりに減少、9月は前月比-0.5%に

ドイツ連邦統計局が2日発表した9月の輸出高(暫定値)は営業日数・季節調整ベースで1,345億ユーロとなり、前月を0.5%下回った。減少は2カ月ぶり。 輸出を仕向け先地域別でみると、ユーロ圏が1.6%減、欧州連合(EU)の

雇用情勢安定も求人は減少

ドイツ連邦雇用庁(BA)が2日発表した10月の失業者数は244万2,000人となり、前月を4万3,000人下回った。季節要因を加味したベースでは8,000人増えたものの、アンドレア・ナーレス長官は「労働市場は依然として全

自動車業界の見通しが大幅悪化

Ifo経済研究所が3日発表した独自動車・自動車部品業界の10月の景況感アンケート調査結果によると、今後の事業見通しを示す期待指数(見通しを「良い」とする回答の割合から「悪い」の割合を引いた数=DI)は前月のマイナス6.3

機械受注が4カ月ぶりに増加、9月は+5%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した独業界の9月の新規受注高は前年同月を実質5%上回り、4カ月ぶりに拡大した。国外受注が8%増と全体をけん引。ユーロ圏(ドイツを除く)は9%、ユーロ圏外は8%の伸びを記録した。国内

ユーロ圏の7~9月期GDPは0.2%増 、物価高などで景気失速

EU統計局ユーロスタットが10月31日に発表した2022年7~9月期のユーロ圏の域内総生産(GDP、速報値)は実質ベースで前期比0.2%増だった。6四半期連続のプラス成長となったが、伸び率は前期の0.8%から大幅に縮小。

10月のユーロ圏インフレ率10.7%、6カ月連続で過去最高更新

EU統計局ユーロスタットが10月31日に発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比10.7%で、前月の9.9%から急上昇し、統計を開始した1997年以降の最高記録を更新した。ロシアのウクライナ侵攻でエネルギ

ユーロ圏失業率、9月は過去最低

EU統計局ユーロスタットが3日に発表したユーロ圏の9月の失業率は前月を0.1ポイント下回る6.6%で、統計を開始した1998年4月以降で最低の水準となった。8月も速報値では6.6%だったが、6.7%に上方修正された。(表

ユーロ圏景況感、10月も悪化

欧州委員会がこのほど発表したユーロ圏の10月の景況感指数(ESI、標準値100)は92.5となり、前月の93.6から1.1ポイント低下した。景況感の悪化は8カ月連続で、20年11月以来の低水準に落ち込んだ。 分野別では製

独百貨店ガレリア、民事再生を再び申請

独大手百貨店のガレリア・カールシュタット・カウフホーフ(GKK)は10月31日、民事再生手続きの適用を裁判所に申請した。同社はコロナ禍初期の2020年にも民事再生手続きを利用しており、今回で2度目。国の経済安定化基金(W

トルコのインフレ率、10月は85%に拡大

トルコ統計局(TUIK)が3日発表した10月の消費者物価指数(CPI)の上げ幅は前年同月比で85.51%となり、前月の83.45%から一段と拡大した。通貨リラ安が食料やエネルギーなどの輸入品価格の高騰を招いている。インフ

ハンガリー中銀が金利据え置き、物価安定を優先

●政策金利13%、金融引き締めを堅持 ●中銀は前回会合で利上げサイクル終了を宣言 ハンガリー中央銀行は10月25日、政策金利を13%に据え置くことを決めた。景気に減速がみられる中、高金利で物価上昇に歯止めをかける引き締め

ロシア中銀が7.5%に金利据え置き、インフレリスクを警戒

●中銀は前回まで6会合連続で利下げ ●部分動員に起因するインフレリスクにも言及 ロシア中央銀行は10月28日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を7.5%に据え置くことを決めた。中銀は前回まで6会合連続

ハンブルク港への中国企業の出資、政府が25%未満に制限

ドイツ政府は10月26日の閣議で、同国北部のハンブルク港トラーオルト・コンテナター埠頭(CTT)に海運大手の中国遠洋海運集団(COSCO)が戦略出資する計画について、その一部を承認しないことを決定した。計画を全面的に認め

インフレ率が一段と上昇、10月は10.4%に

ドイツ連邦統計局が10月28日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比10.4%増となり、上げ幅は前月の10%を上回った。10%台となるのは2カ月連続。川上物価の上昇が最下流の消費者物価に波及している。価格の転

輸入物価の上げ幅なお大きく、9月は29.8%に

ドイツ連邦統計局が1日発表した9月の輸入物価指数は前年同月比29.8%増となり、上げ幅は前月の32.7%を下回った。ただ、上昇率は依然として極めて高く、物価が落ち着く見通しは立っていない。 全体を最も強く押し上げたのはこ

輸出見通しやや改善も状況は厳しく

Ifo経済研究所が10月26日に発表した同月の独製造業輸出期待指数(DI)はマイナス5.3ポイントとなり、前月のマイナス6.0ポイントからやや改善した。ただ、4カ月連続でマイナスの領域にとどまっており、状況は依然として厳

独経済プラス成長確保、第3四半期0.3%に

ドイツ連邦統計局が10月28日発表した2022年第3四半期(7~9月)の国内総生産(GDP)は物価・季節・営業日数調整後の実質で前期を0.3%上回った。物価高騰、ウクライナ戦争、サプライチェーンのひっ迫、コロナ禍など経済

消費者信頼感底打ちも水準は極めて低い水準

市場調査大手GfKが10月27日発表したドイツ消費者信頼感指数の11月向け予測値は10月の確定値(-42.8ポイント)を0.9ポイント上回るマイナス41.9ポイントとやや改善した。これまでは1991年の調査開始後の最低を

ガレリア―民事再生を再び申請、店舗を3分の1以上削減へ―

独デパート大手ガレリア・カールシュタット・カウフホーフ(GKK)は10月31日、民事再生手続きの適用を裁判所に申請した。同社はコロナ禍初期の2020年にも民事再生手続きを利用しており、今回で2度目。国の経済安定化基金(W

存続の危機を感じる企業、コロナ禍初期を大幅に下回る

会社存続の危機を感じている企業の割合は現在ドイツで7.5%に上ることが、Ifo経済研究所が10月に実施したアンケート調査で分かった。4月の前回調査(同7.1%)をやや上回るものの、コロナ禍初期の2020年6月(21.8%

ルフトと客室乗務員労組が合意、ベアは最大17.5%に

独航空大手のルフトハンザと独立系客室乗務員労組UFOは1日、新しい賃金協定を取り決めた。来年1月1日付で給与を一律250ユーロ引き上げるほか、同7月1日付で2.5%のベースアップを行う。賃上げ幅は最低でも8.89%。給与

独経済がプラス成長確保、7~9月GDPは0.3%増

ドイツ連邦統計局が10月28日発表した2022年7~9月期の国内総生産(GDP)は物価・季節・営業日数調整後の実質で前期を0.3%上回った。物価高騰、ウクライナ戦争、サプライチェーンのひっ迫、コロナ禍など経済環境は厳しく

ユーロ圏建設業生産高、8月は2.3%増

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の8月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比2.3%で、8カ月連続のプラスとなった。上げ幅は前月の2.1%を上回った。(表参照) 分野別では建築が2.4%増、

エネルギー大手2社がオフィスの使用面積を削減

エネルギー大手の独ユニパーとエーオンは2022~23年冬シーズ、オフィスの使用面積を大幅に削減する計画だ。エネルギー使用量を減らし、コストを削減することが狙い。dpa通信などが両社への取材をもとに24日、報じた。 ユニパ

国際企業、ロシア拠点をカザフスタンに移管

●ロシアから50社が移転し、さらに56社が移転に前向き ●同国から完全撤退した国際企業は320社に上る 国際企業がロシアからカザフスタンへ事業拠点を移す例が増えているもようだ。アリハン・スマイロフ首相がこのほど、記者会見

企業景況感10月も悪化、小売業の見通しは過去最低に

Ifo経済研究所が25日発表した10月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は前月を0.1ポイント下回る84.3となり、コロナ禍初期の2020年5月以来の低水準を記録した。状況改善の見通しは立っておらず、クレメンス

生産者物価の上げ幅、2カ月連続で過去最高の132%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した9月の生産者物価指数は前年同月を45.8%上回った。上げ幅は統計開始(1949年)後の最高となった前月と同じ極めて高い水準。エネルギーの上昇率が132.2%に達したことが特に響いた格好だ。

製造業受注残高、7カ月連続で記録更新

ドイツ連邦統計局が19日発表した8月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節調整後の実質で前月を0.3%上回る154.1(暫定値)となり、統計開始(15年)後の最高を7カ月連続で更新した。原料・部

コベストロ―7-9月期利益が激減―

化学大手の独コベストロが25日発表した2022年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は1,200万ユーロとなり、前年同期を97.5%下回った。原料・エネルギーコストの上昇分を顧客に部分的にしか転嫁できなかったこと響いた。

アディダス

スポーツ用品世界2位の独アディダスは20日、2022年12月期の業績予測を引き下げた。中国販売が振るわないほか、需要低迷で在庫が膨らんでいるためで、継続事業ベースの利益を従来予測の約13億ユーロから約5億ユーロへと大幅に

電機輸入の増加率、輸出の2倍の30%に

独電気電子工業会(ZVEI)が17日発表した同国の8月の電機製品輸入高は前年同月比30.1%増の212億ユーロと大幅に拡大した。輸出高も15.8%増の204億ユーロと2ケタ台の伸びを記録したものの、輸入を5カ月連続で下回

粗鋼生産7カ月連続減少、9月は-15%に

独鉄鋼業界団体シュタールが19日発表した9月の粗鋼生産高は284万2,000トンとなり、前年同月を15.4%下回った。減少は7カ月連続。電炉鋼が23.8%減の86万6,000トンと特に大きく落ち込んだ。電力価格の高騰を受

独医薬品生産、来年は減少の見通し

ドイツの特許薬業界団体である研究開発型製薬工業会(vfa)は19日、同業界の国内生産高が来年は2.9%減少するとの予測を発表した。新型コロナウイルス用ワクチンを今年初に量産した反動のほか、インフレとエネルギーコストの上昇

EU新車販売、2カ月連続増加

欧州自動車工業会(ACEA)が18日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の9月の新車販売(登録)台数は78万7,870台となり、前年同月から9.6%増加した。販売増加は2カ月連続。(表参照) EUの新車販売はサプライチ

9月のユーロ圏インフレ率、9.9%に下方修正

EU統計局ユーロスタットが19日に発表した9月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は9.9%となり、速報値の10.0%から下方修正された。ただ、前月の9.1%を大きく上回る高水準で、欧州中央銀行(EC

英インフレ率、9月は10.1%に拡大

英政府統計局(ONS)が19日に発表した9月のインフレ率は前年同月比10.1%となり、前月の9.9%から0.2ポイント上昇した。8月は11カ月ぶりに縮小したが、再び拡大。1982年2月以来、約40年ぶりの高さだった7月と

最大の心配事は生活費の増加=アンケート

ドイツ人が現在、最も懸念していることは物価高騰に伴う生活費の増加であることが、保険大手R+Vの市民アンケート調査で分かった。心配事の上位は生計に直接、間接的にかかわる事柄が占めている。コロナ禍が終了していないところにロシ

インフレ率が統一後最高に、エネ高騰や時限措置の終了で

連邦統計局が13日発表した9月の消費者物価指数は前年同月比で10.0%上昇し、東西ドイツ統一後最高のインフレ率を記録した。エネルギー価格の高騰とそれに伴う幅広い分野での値上げに加え、これまで物価上昇を抑制してきた政府の時

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