化学

Lanxess AG―2ケタ減益に、欧州自動車不況響く―

化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)が6日発表した2012年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITDAベース、特別要因を除く)2億5,500万ユーロとなり、前年同期から18.0%減少した。欧州自動車市場 […]

Compo GmbH & Co. KG―同業Terrasanを買収―

投資会社Tritonの独園芸用品子会社Compo(ミュンスター)は10月31日、独同業Terrasanを買収することで合意したと発表した。製品の幅を広げるほか、国際事業を強化することが狙い。取引金額は公表しないことで合意

Lonza

スイスの特殊化学大手Lonzaは10月31日、今後2年間で従業員数を500人削減すると発表した。価格競争が厳しくなっていることなどに対応する狙い。主な削減対象となる拠点は製薬会社向けの原薬を製造する同国西南部のヴィスプ工

「独の立地条件に満足」、化学企業の95%に

化学業界誌『CHEManager』などが実施した独化学業界アンケート調査「CHEMonitor」の最新版によると、ドイツの産業立地条件を「良好」ないし「やや良好」と評価する企業は合わせて95%に上り、2007年の調査開始

バイエル、米ビタミンメーカーのシフを買収

独製薬・化学大手のバイエルは10月30日、ビタミン、サプリメント(栄養補助食品)メーカーの米シフ・ニュートリション・インタナショナルを12億ドルで買収することで合意したと発表した。これによりヘルスケア部門の基盤強化を図る

セイコーエプソン―Merckに技術供与―

セイコーエプソンは24日、化学大手の独Merckと技術提携すると発表した。有機EL(OLED)テレビ用ディスプレーの製造に用いる、有機EL材料を溶解するインク化技術をMerckに供与する。 \ インクジェット方式による量

チェコ・カザフスタン企業、貿易投資協定締結

チェコとカザフスタンの企業代表は24日、1億5,500万ユーロ相当の貿易投資協定に署名した。ヌルスルタン・ナザルバエフ大統領のチェコ訪問を機に締結されたもので、医薬品・食品・医療・農業分野が対象だ。 \ 契約規模が最も大

Bayer AG―米ビタミンメーカーSchiffを買収―

独製薬・化学大手のBayerは30日、ビタミン、サプリメント(栄養補助食品)メーカーの米Schiff Nutrition Internationalを12億ドルで買収することで合意したと発表した。これによりヘルスケア部門

墺化学のドナウ・ヒェミー、ハンガリー工場が着工

オーストリアの化学企業ドナウ・ヒェミーは26日、ハンガリー北東部カジンツバルツィカにある万華ボルショドケムの敷地内で新工場の定礎式を行ったと発表した。ドナウ・ヒェミーがハンガリーに生産拠点を置くのはこれが初めて。来年4月

Wintershall Holding GmbH―ノルウェーStatoilと資産交換へ―

化学大手の独BASFは22日、石油・天然ガス開発子会社のWintershallとノルウェー国営石油会社Statoilが経営資源を交換することで合意したと発表した。Wintershallはノルウェーでの採掘権を拡大、資産の

Ruetgers Germany GmbH―印企業が買収―

独投資会社Tritonは22日、傘下の化学メーカーRuetgers(カストロップ・ラオクセル)をインドの特殊化学メーカーRain Cllに売却することで合意したと発表した。取引金額は7億200万ユーロ。クロージングは20

クラフトフーズ工場で化学事故、操業停止で製品供給に影響

米食品大手クラフトフーズの独ファリングボステル工場(ニーダーザクセン州)で15日、有毒物質の窒素酸化物ガスが発生する事故があった。けが人はなかったものの、工場は操業を停止しており、同工場で生産するマヨネーズやケチャップの

ミネラル肥料販売量、昨年度は2.3%減少

連邦統計局が22日発表した2011/12年度(7~6月)のミネラル肥料国内販売量は前年度を2.3%下回った。石灰は5.3%増の240万トンに拡大したものの、それ以外は軒並み減少。窒素は8.2%減の164万トン、カリは10

ルーマニア製薬業界、人材確保に苦慮

ルーマニアの製薬業界は、優秀な人材の確保と払戻し税の負担に苦しんでいることが、『ビジネス・レビュー』紙がこのほど主催した会合「製薬産業ラウンドテーブル」で明らかになった。 \ ルーマニアの製薬産業は約2万人の就労者がいる

アクゾノーベル(2012年7-9月期決算)

2012年7-9月期(第3四半期)決算の最終損益は23億7,000万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(1億6,700万ユーロ)から悪化。化粧塗料部門の減損損失が響いた。売上高は5.7%増の42億8,000万ユーロ。 \

Douglas―創業家と投資会社が共同でTOB―

小売大手の独Douglas(ハーゲン)は15日、創業家のクレーケ一族と投資会社の米Advent Internationalが同社を買収する計画だと発表した。クレーケ一族は同投資会社の支援を受けてDouglasの経営を立て

Brenntag

化学商社世界最大手の独Brenntagは15日、南米の同業Delanta Groupを買収することで基本合意したと発表した。現地の販売網を強化する狙い。取引金額は1,440万ドル。Delanta Groupはアルゼンチン

BASF、チェヒのTDI事業を買収

ドイツ化学大手のBASFは12日、ポーランド同業のチェヒからトルエンジイソシアネート(TDI)事業を買収したと発表した。取引金額は明らかにされていない。競争当局の許可を経て、来年第1四半期中に取引を完了する。 \ 対象と

スリーエム、トルコに生産センターを開設

米国の大手複合企業スリーエム(3M)が、トルコ西部のテキルダーに欧州で3番目の生産センターを開設する。欧州・中東・北アフリカ地域における同社の成長戦略の要となる。投資規模は5億米ドルで、1,000人以上の熟練労働者を雇用

独化学生産高、2030年までに40%増加見通し

独化学工業会(VCI)は5日、調査機関Prognosに作成を委託したレポートをもとに、ドイツにおける化学・製薬業界の生産高(物価調整値)が2030年までに40%増加する見通しだと発表した。政策次第では増加幅が大きく下振れ

ガスプロム、ナノテク塗料で設備の寿命延長狙う

ガスプロムとルスナノの経営陣はこのほど、共同で取り組んでいるナノテク製品の開発およびガスプロムの生産設備への導入について会議を開き、今後の方針を確認した。ガスプロムは新製品の応用で大幅な経費削減を狙っている。 \ 両社の

SGL Carbon SE―中国に工場進出へ―

カーボン製品大手の独SGL(ヴィースバーデン)が中国に黒鉛電極工場を建設する計画だ。現地メーカーに資本参加する予定で、年内にも成約する見通し。同社のロベルト・ケーラー社長が『ハンデルスブラット』紙に明らかにした。 \ 黒

BASF SE―CSMと合弁、コハク酸を共同生産へ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は5日、蘭同業CSMとコハク酸事業で提携すると発表した。CSM子会社Puracと共同で折半出資の生産・合弁会社Succinity GmbHをデュッセルドルフに設立。独禁当局

BASF SE―欧州の建設化学事業で400人削減―

化学大手の独BASFは4日、欧州の建設化学事業で従業員およそ400人を削減すると発表した。債務危機と不動産バブルの崩壊に苦しむ南欧を中心に建設需要が激減していることに対応する。 \ 同社によると、スペインとポルトガルでは

BASF

化学大手の独BASFは8日、医薬品の製造に用いる触媒の生産施設をインド南西部の港湾都市マンガロールに建設すると発表した。急速に増加する現地の医薬品需要に対応する考えで、2013年第2四半期から操業を開始する。投資規模は非

Krauss Maffei Technologies

米投資会社Madison Capitalの傘下企業である独射出成型機大手Krauss Maffei Technologiesは9月26日、カナダの投資会社Onexが同社を買収すると発表した。取引金額は5億6,800万ユー

ダイムラーがカーエアコン新冷媒不採用へ

自動車大手の独ダイムラーは9月25日、カーエアコン用の新規冷媒として2013年までに導入が義務づけられている「R1234YF」の採用を中止すると発表した。実際の使用環境に近い条件で独自にクラッシュテストを実施したところ、

炭素繊維複合材、コスト低減と量産技術確立がカギ=VDMA

ドイツ機械工業連盟(VDMA)と企業コンサルティング大手のローランド・ベルガーは9月26日、炭素繊維複合材料(CFRP)の市場動向調査レポートを発表した。それによると、CFRPは自動車・航空機・風力エネルギー・機械などの

8月生産者物価+1.6%

ドイツ連邦統計局が20日発表した2012年8月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が1.6%となり、前月の同0.9%を0.7ポイント上回った。エネルギー価格が3.2%上昇したことが大きく、エネルギーを除いたコアの上げ幅が

―バイオ企業Devgenに友好的TOB―

スイスの大手農業科学メーカーSyngenta(バーゼル)は21日、ベルギーのバイオベンチャーDevgenに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。ライス事業を強化する狙い。同TOBはDevgenの経営陣と同株およ

BASF SE―米有機農薬メーカー買収―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は20日、米国の有機農薬メーカーBecker Underwoodを投資会社Norwest Equity Partners(NEP)から買収することで合意したと発表した。化学

Wacker Chemie AG―韓国のEVA樹脂生産能力倍増へ―

化学大手の独Wacker Chemie(ミュンヘン)は24日、韓国南東部の蔚山にエチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)の生産施設を新設すると発表した。アジア市場での需要拡大に対応、蔚山工場のEVA生産能力を現在の2倍の8

Lanxess AG―利益目標引き上げ―

新工場の竣工式に参加するために訪米した独化学大手Lanxess(レバークーゼン)のアクセル・ハイトマン社長は19日ニューヨークで、利益目標を引き上げると発表した。業績が好調なためで、2015年に営業利益(EBITDA)を

Krauss Maffei Technologies GmbH―中国企業が買収か―

射出成型機大手の独Krauss Maffei Technologies(ミュンヘン)を中国企業が買収する方向で交渉しているもようだ。消息筋の情報としてロイター通信が20日報じたもので、交渉は近く成立する見通しという。関係

Bayer

独Bayerの農業化学部門Bayer CropScienceは20日、2011~16年の期間に総額70億ユーロを投資すると発表した。競合よりも早いスピードで成長することが狙い。50億ユーロを農薬と種苗の開発、20億ユーロ

電波吸収コーティング技術で風力発電所とレーダーの干渉防止

航空管制などの地上レーダーが集合型風力発電所(ウィンドパーク)に反射して起こる電波障害を防止するための電波吸収コーティング技術を、ケルン専門大学高周波技術研究室のライナー・クローンベルガー教授を中心とする研究チームが開発

製造業の就業者数、08年末以来の高水準に

ドイツ連邦統計局が17日発表した国内製造業の2012年7月の就業者数(従業員50人以上の企業が対象)は前年同月比2.5%増の522万8,000人となり、2009年末以来の高水準に達した。景気見通しは悪化しているものの、製

Continental AG―再生タイヤとリサイクルの統合施設建設へ―

自動車部品大手の独Continentalは18日、古タイヤのリサイクリング施設と再生タイヤの生産施設をあわせ持つ工場を本社所在地ハノーバーに設置すると発表した。原料となる資源の減少を受けた措置で、タイヤに含まれる再生ゴム

Lanxess AG―可塑ラミネートメーカー買収―

化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)は12日、可塑ラミネートメーカーの独Bond-Laminatesを買収すると発表した。自動車軽量化の動きを背景に樹脂と他の素材を組み合わせた複合素材の需要が拡大していることを受

化学・製薬業界のR&D投資、90億ユーロ突破見通し

ドイツ化学工業会(VCI)は11日、独化学・製薬業界の2011年の研究・開発(R&D)投資額が88億ユーロとなり、前年に比べ6.5%増加したと発表した。欧州債務危機の影響で事業環境が厳しさを増しているものの、R

バイエル、テバの米動物用医薬品事業を買収

独バイエルの製薬子会社バイエル・ヘルスケアは14日、後発薬大手のテバから米国の動物用医薬品事業を買収することで合意したと発表した。感染症、生殖ホルモン、皮膚病などの分野で製品の幅を広げる狙い。取引は独禁当局の承認などを経

紙・樹脂加工業界でベア合意

独紙・樹脂加工業中央連盟(HPV)は7日、サービス労組Verdiとの間で新しい賃金協定を締結したと発表した。今年11月に賃金を3.1%、来年11月にも同3.0%引き上げるという内容。協定期間は9月1日から2年間で、9月と

Robert Bosch GmbH―Samsung SDIとの車載電池合弁解消―

自動車部品大手の独Boschと韓Samsung SDIは5日、自動車用リチウムイオン電池分野の合弁会社SB Limotiveを解消すると発表した。Boschが車両向け以外の分野で他の企業とリチウムイオン電池の開発提携した

Lanxess AG―世界最大のEPDM工場を中国に建設―

化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)は5日、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)の生産施設を上海の西160キロの常州に設置すると発表した。自動車向けを中心に需要が急速に伸びていることに対応。世界最大手の地

BASF

化学大手の独BASFは自動車産業向け事業の売上高を2020年までに現在の95億ユーロから1.8倍の170億ユーロに拡大する意向だ。クルト・ボック社長がロンドンの投資家向け説明会で明らかにしたもので、新興諸国の自動車市場拡

口内洗浄剤は医薬品、認可が必要=ECJ判決

殺菌剤を配合した独John O. Butler社(現サンスター・ドイチュラント)の口内洗浄剤は医薬品に当たり当局の販売許可が必要だとして競合のChemische Fabrik Kreussler社が販売差し止めを求めてい

オリゴマーから防汚性薄膜、自己組織化で作成

防汚効果のあるナノ表面構造を簡単に作成する方法を、イエナ大学材料科学研究所のトーマス・ケラー教授を中心とするチームが開発した。ブロック共重合体(性質の異なる2種類以上のポリマーが共有結合でつながった状態)が一定の条件でナ

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