化学

生産者物価の上げ幅、12月は過去最高の24.2%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した12月の生産者物価指数は前年同月比24.2%増となり、統計を開始した1949年以降で最大の伸びを記録した。同物価の上昇は13カ月連続。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き全体を強く押し上 […]

コベストロ―植物ベースHMDAの量産技術開発―

化学大手の独コベストロは19日、米バイオ企業ジェノマティカと共同で植物ベースのヘキサメチレンジアミン(HMDA)の量産に初めて成功したと発表した。化石資源ベースの従来品に替わる炭素中立の製品を求める顧客が増えていることに

電池セル製造装置の合弁をボッシュとVWが検討

自動車部品・機械大手のボッシュと自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は18日、電池セル製造装置の合弁メーカー設立を検討することで基本合意したと発表した。電動車が欧州で普及期に入り、電池セルの需要が今後、大幅に増えるのが

バイオ業界の資金調達、昨年は2番目の高水準

独バイオテクノロジー業界の資金調達総額が昨年は23億ユーロに達したことが、業界団体ビオ・ドイチュラントの発表で分かった。過去最高となった前年(30億ユーロ)を下回ったものの、これまでで2番目に高い水準となっており、業界の

VWとボッシュ、電池製造装置の合弁会社設立へ

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)と自動車部品大手ボッシュは18日、電池製造装置の合弁会社を検討することで基本合意したと発表した。欧州で電気自動車(EV)普及が広がり、電池需要が大幅に増えるのが確実となっていること

コベストロ、日本特殊コーティングを完全子会社化

独化学大手のコベストロは18日、日本特殊コーティング(JFC)の株式30%をJSRから取得し、完全子会社化したと発表した。光ファイバー用コーティングの分野で競争力強化が狙い。取引価格は数百万ユーロ。 コベストロの塗料・接

ポーランド製薬大手ポルファーマ、チェコ同業の買収計画

ポーランドの製薬大手ポルファーマが、チェコの後発医薬品大手ゼンティバの買収を計画している。ロイター通信が20日、消息筋の話として報じたもので、すでにゼンティバの親会社である米投資会社アドベント・インターナショナルと交渉を

印タタ製鉄、英国内の石灰窯の改修工事完了

インド鉄鋼大手のタタ製鉄は14日、英中部カンブリア州にあるシャップフェル第4石灰窯の改修工事を終えて操業を開始したことを明らかにした。投資額は約400万ポンド。改修により、石灰生産の効率と環境性が向上し、サウスウェールズ

ナノファイバー材料開発 Gelatex(エストニア)

培養肉などに利用可能なナノファイバー材料の開発製造を手掛ける。独自技術により、ナノファイバー生産で一般的なエレクトロスピニング法に比べ生産の高速化と省エネを実現した。また、エレクトロスピニング法で作られるナノファイバーが

21年卸売物価9.8%上昇、1974年以来の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が12日発表した2021年の卸売物価指数は前年比9.8%増となり、第1次石油危機のただ中にあった1974年以来の大きな上げ幅を記録した。石油製品(上昇率32.0%)、鉱石・金属(同44.3%)が特に水準を

エボテック―イーライリリーと協業、代謝疾患薬開発で―

バイオ医薬品開発の独エボテックは18日、米製薬大手イーライリリーと代謝疾患薬の開発で協業すると発表した。糖尿病と慢性腎臓病の治療薬を共同開発する。 エボテックは作用物質候補の研究を実施。イーライリリーはそのなかから最大5

エボニック―バイオ界活性剤の量産工場建設―

特殊化学大手の独エボニックは14日、スロバキア中部のスロベンスカー・ルプチャにあるプラント内にバイオ界面活性剤の生産施設を建設すると発表した。石油を用いない環境に優しい洗剤やシャンプーの需要増に対応する。 1億ユーロのケ

コベストロ―日本特殊コーティングを完全子会社化―

化学大手の独コベストロは18日、日本特殊コーティング(JFC)の株式30%をJSRから取得し完全子会社化したと発表した。光ファイバー用コーティングの分野で競争力を強化する狙い。取引価格は数百万ユーロ。コベストロの塗料・接

コベストロ―豪社からグリーン水素調達へ―

化学大手の独コベストロは17日、豪鉄鉱石大手フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)傘下のフォーテスキュー・フューチャー・インダストリーズ(FFI)からグリーン水素とその派生物の供給を受けることで基本合意したと発表

BASF

化学大手の独BASFは17日、ポリアミド(PA)6.6と前駆物質ヘキサメチレンジアミン(HMD)の欧州生産能力を拡大すると発表した。需要が旺盛なことから、顧客に安定供給できるようにする。西南ドイツのフライブルクにある工場

mRNA薬のキャリア開発・生産を政府が支援

ドイツ連邦経済・気候省は3日、伝令RNA(mRNA)医薬品の重要材料である脂質ナノ粒子(LNP)の開発・生産助成指針を発表した。mRNAベースの医薬品は効果と将来性が高いことが新型コロナウイルスワクチンで確認され、今後さ

輸入物価の上げ幅25%に拡大、エネルギーは2.6倍に

ドイツ連邦統計局が12月23日発表した11月の輸入物価指数は前年同月比24.7%増となり、上げ幅は前月の同21.7%を一段と上回った。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き全体を強く押し上げ、第1次石油危機の渦中にあった

メルク―バイオ医薬品の米社買収、mRNA事業強化へ―

ライフサイエンス大手の独メルクは6日、医薬品製剤開発・製造支援事業(CDMO)の有力企業である米エクセリード(Exelead)を買収することで合意したと発表した。将来性の高い伝令RNA(mRNA)分野で事業を強化する狙い

西バルカン3国、市場統合へ前進

●「人、物、資本、サービスの移動の自由」のEU理念の実現を目指す ●アルバニア、北マケドニア、セルビアの3国はEU加盟が難航 アルバニア、北マケドニア、セルビアの3国首脳は12月20、21の両日、アルバニアの首都ティラナ

BASF―米アタパルジャイト鉱山をクラリアントに売却―

化学大手の独BASFは12月28日、米フロリダ州クインシーにあるアタパルジャイト鉱山施設をスイス特殊化学大手クラリアントに売却することで合意したと発表した。事業の見直しに基づく措置。取引金額は6,000万ドル。独禁当局の

BASF、米アタパルジャイト鉱山をクラリアントに売却

化学大手の独BASFは12月28日、米フロリダ州クインシーにあるアタパルジャイト鉱山施設をスイス特殊化学大手クラリアントに6,000万ドルで売却することで合意したと発表した。事業の見直しに基づく措置。売却手続きは2022

生産者物価が70年ぶりの上げ幅に、11月は19.2%

ドイツ連邦統計局が17日発表した11月の生産者物価指数は前年同月比19.2%増となり、1951年11月以来70年ぶりの大きな上げ幅を記録した。同物価の上昇は12カ月連続。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き全体を強く押

セルフォース―セル工場を西南ドイツに建設―

高級車大手ポルシェの主導で設立された車載電池セルメーカー、セルフォース・グループは17日、開発・製造拠点を西南ドイツのロイトリンゲンとキルヒェンテルリンスフルトにまたがる産業地区に建設すると発表した。同社初の工場となる。

原材料不足が化学業界を直撃、来年は生産成長率2%に

原材料不足が独化学業界(製薬を含む)に大きな影響をもたらしていることが、独化学工業会(VCI)の会員企業アンケート調査で分かった。それによると、原材料の供給不足を受けて生産を縮小した企業は35%に達した。「一時的に生産を

フォルクスワーゲン―電池セル分野で3社と協業―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は8日、車載電池セルの分野でベルギー非鉄金属大手のユミコア、セル生産技術の米スタートアップ企業24M、リチウム生産の豪バルカン・エナジー・リソーシズの3社とそれぞれパートナーシップ

川崎重工業―水素発電の実証を独でRWEと共同実施―

川崎重工業は9日、独エネルギー大手RWEと共同で水素を用いたガスタービンの発電実証運転を行う計画を発表した。2024年から実施する意向で、すでに詳細協議を開始している。 ドイツ北部のニーダーザクセン州でRWEが運営するエ

ティッセンクルップ―2GW電解槽を受注―

独複合企業ティッセンクルップは13日、エンジニアリング子会社ティッセンクルップ・ウーデ・クロリンエンジニアズが工業ガス大手の米エアー・プロダクツから2ギガワット(GW)強の電解槽を受注したと発表した。エアー・プロダクツが

韓国エコプロ、ハンガリーにEV電池正極材の工場建設

●エコプロにとり初の欧州生産拠点 ●年産能力はEV135万台分に相当する10万8,000トンとなる見通し 韓国のバッテリー正極材最大手エコプロBMが、初の欧州生産拠点をハンガリー東部のデブレツェンに開設する。投資額は2,

ソラリス、チェコで燃料電池バスを初受注

●「ウルビーノ12ハイドロジェン」を最大20台供給 ●同バスの燃料電池は出力70kW、水素タンク容量は1,560リットル ポーランドのバス製造大手ソラリスは8日、チェコ北西部のウースチー・ナド・ラベム市の公共交通事業者O

オルレンとシントスが合弁、小型原子炉の販売で

●GE日立のSMRなどを国内外で販売する計画 ●モジュール炉事業を通じて脱炭素化と国内経済成長に貢献 ポーランドの国営石油会社PKNオルレンは7日、小型・超小型モジュール炉(SMR/MMR)の商業化に向けて、国内化学企業

チェコとハンガリー、半導体不足で工業生産がマイナスに

●両国とも自動車産業への依存度高く ●チェコのシュコダ自は稼働率が75~80%に低下 自動車産業が経済をけん引するチェコとハンガリーで、半導体不足が経済全体に影を落としている。10月のチェコ工業生産高は4.9%減となり、

台湾とスロバキア、多分野での交流深化で協定締結

●スロバキア代表団の台湾訪問に合わせ9つの基本合意を交わす ●半導体分野での提携に向け、両国で作業グループを結成 台湾とスロバキアは9日、両国がさまざまな分野で交流を深化する内容で協定を結んだ。スロバキア代表団の台湾訪問

韓国エコプロ、ハンガリーにEV電池正極材の工場開設

韓国のバッテリー正極材最大手エコプロBMが、初の欧州生産拠点をハンガリー東部のデブレツェンに開設する。投資額は2,640億フォリント(約7億2,000万ユーロ)。ハンガリーのシーヤールト外務貿易相によると、政府が助成金を

ソラリス、チェコで燃料電池バスを初受注

ポーランドのバス製造大手ソラリスは9日、チェコ北西部のウースチー・ナド・ラベム市の公共交通事業者OEPNVと燃料電池バス「ウルビーノ12ハイドロジェン」の受注契約を結んだ。契約期間は8年で、OEPNVは期間内に最大20台

BASF―排ガス触媒事業を分離―

化学大手の独BASFは7日、排ガス触媒事業の分離方針を発表した。車両の電動化を背景に需要の減少が見込まれることから、戦略的なオプションを検討する。自動車業界向け事業では今後、電池材料・リサイクルを強化する意向だ。 排ガス

エボニック―皮膚モデルのスタートアップに出資―

特殊化学大手の独エボニックは11月30日、人工皮膚モデルを手がけるシンガポールのスタートアップ企業レヴィヴォ・バイオシステムズに出資すると発表した。同社の皮膚モデルを利用すると動物実験なしで化粧品、化学品、医薬品を開発で

シムライズ―北米で買収、製品ポートフォリオ拡充へ―

香料大手の独シムライズは7日、カナダのテイスト・ソリューション企業ジラフ・フーズを投資会社などから完全買収することで合意したと発表した。製品ポートフォリオの幅と北米の顧客基盤を拡大する。買収金額は公表しないことで合意した

操短が9カ月ぶりに増加、中間財不足がネックに

Ifo経済研究所は3日、操業時間短縮の対象となる被用者が11月に60万8,000人となり、前月(59万8,000人)を1.7%上回ったと発表した。増加は2月以来で9カ月ぶり。調査担当者は「中間財不足で発生したボトルネック

露のコロナワクチン「スプートニクV」、ベトナムで生産へ

ロシア商工会議所は11月30日、同国産の新型コロナウイルス用ワクチン「スプートニクV」をベトナムで生産することで合意したと発表した。現地生産に向けた投資額は6,000万~7,000万ドル。12月初めの契約後、来年年頭から

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