化学

ヘンケル―ロシア工場を拡張―

化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)は2日、ロシア西部のペルミにある洗剤生産・物流センターを拡張したと発表した。同国経済は欧米の制裁を受けて低迷しているものの、ギュンター・トゥムザー社長は「ロシアは極めて重要な市場の […]

SGL―黒鉛電極部門の法的分離を完了―

炭素製品大手の独SGL(ヴィースバーデン)は2日、黒鉛電極などを手がける「パフォーマンス製品(PP)」部門の法的な分離が完了したと発表した。同部門は業績不振に陥っており、経営陣は昨年7月、法的に分離し戦略的なオプションを

ドイツポスト―EU規制対応の医薬品輸送開始―

ドイツポスト(ボン)は1日、欧州連合(EU)の医薬品規制に対応した輸送サービスを同日付で開始すると発表した。ドイツ国内で提供する。 EUでは医薬品の適正流通(GDP)に関するガイドラインが2013年9月に施行された。医薬

BASF

化学大手の独BASFは5月31日、インド西部のカラグプルにコンクリート添加剤工場を開設したと発表した。寿命が長くエネルギー効率も高い建材の需要が現地で拡大していることに対応。「マスター・ビルダーズ・ソリューションズ」ブラ

ブリヂストン、ハンガリー工場を大幅増強

ブリヂストンがハンガリー北西部タタバーニャの工場を増強する。2013年に開始した850億フォリント(約2億7,000万ユーロ)の投資計画の一環で、20年までにタイヤ年産能力を現在の180万本から4倍の720万本に拡大。従

独コンチネンタル、ルーマニア拠点拡張

独自動車部品・タイヤ大手のコンチネンタルは先ごろ、1,200万ユーロを投じてルーマニア西部ティミショアラにある工場を拡張すると発表した。事務所や倉庫棟を新設し、床面積を7,000平方メートル増やして2万1,000平方メー

英グラクソ、ハンガリー生産を強化

英製薬大手のグラクソ・スミスクライン(GSK)は5月30日、ブダペスト郊外のゲデレーに建設した新工場棟の開所式を行った。投資額は30億フォリント(約1,000万ユーロ)。 同社はベルギーとシンガポールで行ってきた破傷風、

バイエル―モンサントが買収提案拒否―

農業化学大手の米モンサントは5月24日、独バイエルから受けた買収提案はモンサントの企業価値を過小評価しているうえ、財務・規制上のリスクも十分に考慮していないとして、受け入れ拒否の意向を表明した。ただ、バイエルによる買収そ

SGL―中国化工集団が買収か―

独炭素製品大手SGL(ヴィースバーデン)の買収に中国化工集団が関心を示しているとの観測が浮上している。経済誌『マネージャー・マガチン』が社内情報として5月27日に報じたもので、中国化工の任建新社長はすでにSGLのユルゲン

ノバルティス―競合ロシュの保有株売却も―

スイスの製薬大手ノバルティスが保有する競合ロシュ株の売却を視野に入れている。ジョー・ジメネス最高経営責任者(CEO)が5月25日の投資家説明会で明らかにしたもので、時機をみて放出を検討し、場合によっては決定する考えを明ら

ハイデルベルグセメント―伊社買収を欧州委が承認―

欧州連合(EU)の欧州委員会は5月26日、独建材大手ハイデルベルグセメントが伊同業イタルチェメンティを買収する計画を承認したと発表した。イタルチェメンティのベルギー事業を売却することが条件となる。 ハイデルベルグセメント

関西ペイント、トルコ塗料大手を買収

関西ペイントは5月25日、トルコ同業のポリサン・ボヤ・サナイ・ヴェ・ティカレット(PB)を買収すると発表した。同国の塗料市場における事業拡大が目的で、PBの親会社ポリサン・ホールディングから株式50%を取得する。買収額は

仏製薬サノフィ、新インスリン製剤のロシア生産開始

仏製薬大手サノフィは先ごろ、ロシア西部オリョール州ヴォストクにある工場で新しいインスリン製剤の生産を開始した。現地メディアによると、新ラインへの投資額は15億ルーブル(約2,000万ユーロ)に上った。 生産されるのは、昨

米企業、ウズベキスタンに石炭液化プラント建設

ウズベキスタンの国営石油会社ウズベクネフチガス(Uzbek Neftegaz)と米エンジニアリング大手ジャッコ・テクノロジー・グループ(Jacko Technology Group)は先ごろ、ウズベキスタンで計画されてい

ハイデルベルグセメントの伊社買収、欧州委が承認

欧州委員会は26日、独建材大手ハイデルベルグセメントが伊同業イタルチェメンティを買収する計画を承認したと発表した。イタルチェメンティのベルギー事業を売却することが条件となる。 ハイデルベルグセメントは2015年7月、イタ

モンサント、バイエルの買収提案を拒否

農業化学大手の米モンサントは24日、独バイエルから受けた買収提案を拒否すると発表した。提案がモンサントの企業価値を過小評価している上、財務・規制上のリスクも十分に考慮していないとしている。ただ、バイエルによる買収そのもの

サノフィ、メディベーション全取締役の交代要求

仏製薬大手サノフィは25日、同社の買収提案を拒否している米メディベーションの株主に対して、全取締役の交代を提案した。株主に事実上の買収受け入れを働きかけることで、メディベーションの経営陣に揺さぶりをかけた格好だ。 サノフ

関西ペイント、トルコ塗料大手を買収

関西ペイントは25日、トルコ同業のポリサン・ボヤ・サナイ・ヴェ・ティカレット(PB)を買収すると発表した。同国の塗料市場における事業拡大が目的で、PBの親会社ポリサン・ホールディングから株式50%を取得する。買収額は非公

生産者物価、4月も下落幅大きく

ドイツ連邦統計局が20日発表した4月の生産者物価指数は前年同月を3.1%下回り、前月(同-3.1%)に引き続き大きな下落幅となった。エネルギーが8.8%減となり、全体を強く押し下げた格好。エネルギーを除いたベースでは下げ

バイエル―モンサントにTOB、最大620億ドルに―

ライフサイエンス大手の独バイエルは23日、米農業化学大手モンサントに対する買収提案の内容を公開した。市場の観測や株主の問い合わせを受けた措置。買収価格は最大620億ドル(550億ユーロ強)で、ドイツ企業が国外企業を対象に

バイエル―家庭用園芸薬剤事業を売却、仏SBMに―

ライフサイエンス大手の独バイエル(レバークーゼン)は19日、家庭用園芸薬剤事業を仏SBMデヴロプマンに売却することで合意したと発表した。非農業用薬剤を手がけるエンバイロサイエンス部門の経営資源を業者向け分野に絞り込み成長

ノバルティス―医療用医薬品事業を2部門に分割―

スイス製薬大手のノバルティス(バーゼル)は17日、医療用医薬品事業を抗がん剤、その他の医薬品の2部門に分割すると発表した。7月1日付で実施する。 医療用医薬品はノバルティスの売上高の約3分の2を占める中核事業だ。2部門へ

ヘンケル―為替差損で1-3月期売上が目減り―

化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)が19日発表した2016年1-3月期(第1四半期)決算の売上高は前年同期比0.6%増の44億5,600万ユーロと小幅な伸びにとどまった。為替差損で伸び率が3.4ポイント押し下げられ

スロベニア樹脂加工スカザ、拠点拡張

スロベニアの樹脂加工メーカーであるプラスティカ・スカザ(Plastika Skaza)は先ごろ、北部ヴェレニエにある本社拠点を拡張すると発表した。500万ユーロ以上を投じて生産施設を新設する。20人を新規雇用する予定。

ノバルティス、医療用医薬品事業を2部門に分割

欧州製薬大手のノバルティス(スイス)は17日、医療用医薬品事業を抗がん剤、その他の医薬品の2部門に分割すると発表した。7月1日付で実施する。同時に関連部門のトップも入れ替える。 医療用医薬品はノバルティスの売上高の約3分

バイエルとモンサント、買収交渉を正式発表

製薬・化学大手の独バイエルと米農業化学大手モンサントはこのほど、バイエルによるモンサント買収に向けた交渉を行っていることを正式発表した。前週の主要メディアの報道を追認した格好だ。 モンサントは18日に発表した声明で、バイ

バイエル、ゲノム編集の特許利用権取得

製薬大手の独バイエルは17日、アイルランド企業ERSゲノミクスが管理するゲノム編集の特許を利用することで合意したと発表した。バイエルはゲノム編集技術を活用して遺伝子疾患の治療法を開発・市場投入する方針を打ち出しており、昨

メルクが20%増益、シグマ買収が奏功

独製薬・化学大手のメルクが19日発表した2016年1~3月期(第1四半期)の売上高は36億6,500万ユーロとなり、前年同期から20.5%増加した。米試薬大手シグマ・アルドリッチの買収が奏功した格好で、営業利益(EBIT

4月インフレ率、エネルギーを除いたベースで0.9%に低下

ドイツ連邦統計局は13日、4月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比がマイナス0.1%、前月比がマイナス0.4%で速報値と変わりがなかった。最大の物価押し下げ要因であるエネル

製造業売上2カ月連続減少、3月は-1.1%に

ドイツ連邦統計局が11日発表した3月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.1%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。国内が1.3減、ユーロ圏(ドイツを除く)が0.5%減、ユーロ圏外が1.

バイエル―農業化学のモンサント買収か―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)が米農業化学大手モンサントの買収を検討しているとの観測が浮上している。モンサントに対しては独化学大手BASFも関心を示しているとの情報があり、農業化学業界の再編は一段と加速しそ

ランクセス―利益予測引き上げ―

化学大手の独ランクセス(ケルン)は11日の決算発表で、2016年12月期の営業利益(EBITDA、特別要因を除く)見通しを引き上げた。年初から好業績が続いているためで、従来予測の8億8,000万~9億3,000万ユーロか

独化学業界、16年売上予測を再度引き下げ

独化学工業会(VCI)は12日、独業界(製薬を含む)の2016年売上高見通しを引き下げた。下方修正は3月に続き2度目。独・欧州の景気が業界企業の想定を下回っているうえ、米国、中国、ロシア、ブラジルなど主要市場向けの輸出も

バイエル、モンサント買収を検討か

製薬・化学大手の独バイエルが、米農業化学大手モンサントの買収を検討しているとの観測が浮上している。モンサントに対しては独化学大手BASFも関心を示しているとの情報があり、農業化学業界の再編は一段と加速しそうだ。3社はこれ

トタル、電池メーカーのサフトを買収

仏石油大手トタルは9日、電池製造の仏サフトを買収することで合意したと発表した。トタルは再生可能エネルギー事業を強化しており、その普及拡大に欠かせない蓄電池事業を強化する。 トタルは株式公開買い付け(TOB)を通じてサフト

フォイト―産業サービス事業を売却―

機械大手の独フォイト(ハイデンハイム・アン・デア・ブレンツ)は9日、産業サービス事業を独投資会社トリトンに売却することで合意したと発表した。インダストリー4.0の時代に見合った事業体制を整える戦略の一環。他の事業と事業モ

エボニック―エアー・プロダクツの特殊添加剤事業を買収―

化学大手の独エボニック(エッセン)は6日、米同業エアー・プロダクツの特殊添加剤事業を38億ドル(約35億ユーロ)で買収すると発表した。飼料事業への依存度を引き下げるとともに、製品の幅と事業地域を拡充し、安定的に利益を確保

バイヤスドルフ―接着剤部門の見通し引き下げ―

化学大手の独バイヤスドルフ(ハンブルク)は4日、接着剤部門テサの業績見通しを引き下げた。アジアで電気製品向けの需要が低迷しているためで、2016年12月期の売上高を従来の「2~4%増」から「微増」に下方修正。売上高営業利

化学素材のシントス、イネオスからEPS生産事業を買収

ポーランドの化学素材大手シントス(Synthos)は6日、スイスを本拠とする石油化学企業イネオスから発泡スチロール(EPS)生産事業を8,000万ユーロで買収すると発表した。当局の承認を経て年内に手続きを完了する。 取得

独ヴィンタースハル、EOR技術研究でガスプロムネフチと提携

独化学大手BASFのエネルギー子会社ヴィンタースハルとロシアの石油大手ガスプロムネフチは先ごろ、老朽化した油田での増産を目的とする増進回収法(EOR)の利用に関する研究を共同で行うことで合意した。各種のEORのうち、界面

ボーイング―ミュンヘンに研究拠点―

航空機大手の米ボーイングはこのほど、ドイツ南部のミュンヘンに研究・技術オフィスを開設すると発表した。次世代航空機素材と生産オートメーションの分野に焦点を合わせており、製造プロセスの改善やコスト削減につなげる考えだ。競合の

独エボニック、米社の特殊添加剤事業を買収

独化学大手のエボニックは6日、米同業エアー・プロダクツの特殊添加剤事業を38億ドルで買収すると発表した。飼料事業への依存度を引き下げるとともに、製品の幅と事業地域を拡充し、安定的に利益を確保できる体制を構築するのが狙い。

BASF―約30%の減収に、石油安と事業売却響く―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が4月29日発表した2016年1-3月期(第1四半期)決算の売上高は前年同期比29%減の142億800万ユーロと大幅に落ち込んだ。天然ガス販売・貯蔵事業の売却と石油価格の急

上部へスクロール