医療品

ポーランド医薬品市場の成長率、今年は6%強に

ポーランドの医薬品卸売り大手Farmacolによると、今年の同国の医薬品市場の規模(卸価格)は前年から6%以上増加する見通しだ。昨年は前年比10.8%増の214億ズロチだった。 \ 医療系調査会社のIMS Healthの

独製造業売上3カ月ぶりに好転、8月は1.8%増に

連邦統計局が8日発表した2010年8月のドイツ製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を1.8%上回り、3カ月ぶりに改善した。国外売上が3.5%増と好調で、特にユーロ圏は4.0%増えて全体を押し上げた。ユ

Boehringer Ingelheim

製薬大手の独Boehringer Ingelheimは8日、女性用の性欲低下障害治療薬「Flibanserin」の開発を中止すると発表した。長期服用のリスクが不透明として米食品医薬品局(FDA)が7月に販売申請を却下した

製薬大手リヒター、スイス同業を買収

ハンガリーの製薬大手リヒターは7日、スイスの同業プレグレム(PregLem)を完全買収すると発表した。今後は3年以内に計1億CHFをプレグレムに投資して製品開発を支援。同社を婦人薬の研究開発拠点とする方針だ。プレグレムの

サノフィ、ジェンザイムを敵対的買収へ

製薬大手の仏サノフィ・アベンティスは4日、米バイオ製薬大手のジェンザイムに対する株式公開買い付け(TOB)を開始したと発表した。サノフィは8月、ジェンザイムに買収を提案したが、同社が拒否して協議にも応じないことから敵対的

ノバルティス、新薬開発2件を中止

スイスの製薬大手ノバルティスは5日、2件の新薬開発を中止すると発表した。対象となるのはC型肝炎治療薬「Albinterferon alfa-2b」と抗真菌剤「Mycograb」で、開発中止に伴い2010年第3四半期に約5

BayerAG―避妊薬訴訟で敗訴―

独製薬大手Bayer(レバークーゼン)の避妊薬「Yasmin」の後発医薬品を競合企業が米国で販売することを差しとめるために同社が提訴していた係争で、ニューヨークの裁判所は9月末、同社の訴えを退ける判決を下した。Bayer

Medigene AG―従業員数を半減―

バイオ企業の独Medigene(マルティンスリート)は9月29日、従業員数を現在の107人から55人に削減する方針を明らかにした。コスト削減に向けて事業モデルの抜本改革を進めたことでスリム化に道が開けた。経営陣は早ければ

Agennix

投資家ディートマール・ホップ氏(ソフト大手SAPの設立者の1人)の投資会社Dieviniがバイオ医薬品開発のAgennixへの出資比率を従来の29%から59%に引き上げ、子会社化した。総額7,600万ユーロの第3者割当増

Novartis

スイスの製薬大手Novartisは5日、新薬開発を2件、中止すると発表した。対象となるのはC型肝炎治療薬「Albinterferon alfa-2b」と抗真菌剤「Mycograb」で、開発中止に伴い2010年第3四半期に

米シティ傘下の投資会社、医薬品会社に出資

米シティグループ傘下のシティ・ベンチャーキャピタル・インターナショナル(CVCI)は9月27日、ブルガリアの動物用医薬品会社Huvepharmaの株式38%を取得すると発表した。取引金額は公表されていない。 \ Huve

小売売上4カ月連続で拡大、8月は3.3%増に

ドイツ連邦統計局が国内7州のデータをもとに1日発表した2010年8月の小売売上高(暫定値)は前年同月を名目で3.3%上回り、物価を加味した実質でも2.2%増となった。売上成長は名目・実質ともに4カ月連続。景気回復を反映し

公的健保料率15.5%に引き上げへ、追加保険料は上限枠撤廃

ドイツ政府は22日の閣議で医療保険制度の改正法案を了承した。医療コストの拡大が今後も続くことに対応するのが狙いで、労使が負担する公的健康保険の料率を引き上げるほか、歳入不足の公的健保組合が追加徴収できる保険料の上限枠も撤

Siemens AG―試薬・検査機器事業でのれん代減損14億ユーロ―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は21日、試薬・検査機器事業で14億ユーロののれん代減損処理を実施すると発表した。中期的な業績計画を達成できない見通しとなったためで、7-9月期(第4四半期)に一括計上する。これに

Nestle S.A.―医療食子会社を設立へ―

スイスの食品大手Nestle(ヴェヴェイ)は27日、医療食子会社Nestlé Health Science S.A.を2011年1月1日付で設立すると発表した。あわせて同分野の研究機関Nestlé Institute o

Merck KGaA―MS治療薬に欧州医薬品当局が否定的見解―

製薬大手の独Merck(ダルムシュタット)は24日、欧州医薬品審査庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が同社の多発性硬化症(MS)治療薬「Cladribin」に対し否定的な見解を出したことを明らかにした。欧州連合(EU

グラクソの糖尿病治療薬、EMAが認可凍結を勧告

欧州医薬品庁(EMA)は23日、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)の糖尿病治療薬「アバンディア(Avandia)」について、欧州委員会に販売認可の凍結を勧告した。同薬の服用によって心臓発作や心不全のリスクが高ま

ドイツ銀のアクタビス買収を承認

欧州委員会は22日、ドイツ銀行がアイスランドのジェネリック薬(後発薬)大手アクタビスを買収する計画を承認したと発表した。ドイツ銀行はアクタビスの主要債権者で、7月の融資借り換えに際して、同社を買収する権利の行使を決めてい

薬剤費支出、2009年は4.8%拡大

ドイツの薬剤費支出動向をまとめた『医薬品処方レポート(2009年版)』が14日、発表された。それによると、2009年の国内薬剤費支出(メーカー製剤のみ)は285億ユーロで、前年に比べて18億ユーロ(6.8%)増加。高額な

米J&J、蘭バイオ会社クルーセル買収で交渉中

ヘルスケア用品大手の米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は17日、オランダのバイオ医薬品会社クルーセルを買収する方向で交渉を行っていることを明らかにした。クルーセル株式の17.9%を保有するJ&

独アナリティク、中欧での販売を強化

ドイツの医療検査機器メーカー、アナリティク・イエナが、オーストリアとハンガリーにおける販売を強化する。両国で事業を展開するオーストリアのバーテルトと8月末に分子診断装置の販売提携契約を締結。これを足がかりに、中欧のライフ

薬局の処方薬販売、割引は少額なら「可」=最高裁

患者の自己負担額が法律で固定されている処方薬の販売にあたり、薬局が商品券のプレゼントなどで実質的な割引を行うことの是非をめぐる係争で連邦司法裁判所(BGH、最高裁)は9日、「小額であれば認められる」との判断を示した。ただ

ルーマニア医薬品市場、上期に26%成長

ルーマニア医薬品市場が好調だ。2010年1-6月の売上高は、前年同期比26%増の48億レウ(11億5,000万ユーロ)に拡大した。4-6月に限ると35%の大きな伸びを示した。市場調査会社Cegedim Romaniaのデ

7月小売売上、実質0.8%増に

連邦統計局が1日発表した2010年7月のドイツ小売売上高(自動車販売店を除く。7州のデータに基づく暫定値)は前年同月を名目で2.4%上回り、物価を加味した実質でも0.8%増加した。営業日数は今年7月も昨年も27日と変わら

Roche AG―コスト削減へ、医療費削減や2010年問題受け―

スイスの製薬大手Roche(バーゼル)は3日、2011~12年の2年間を対象に包括的なコスト削減プログラムを実施すると発表した。欧米諸国を中心に医療コスト削減の動きが高まっているほか、新薬の特許が相次いで切れることに対応

カザフ政府、製薬産業発展戦略を実施

カザフスタン政府は7月、2010~14年の製薬産業発展プログラムを閣議決定した。医薬品市場における国産品のシェアを09年の3割弱から14年までに5割に引き上げることを目指し、製薬産業の発展を支援する様々な施策が盛り込まれ

欧州経済界が中国を批判

中国で事業展開する欧州企業が加盟する中国欧盟協会(EUCCC)は2日、外資系企業は中国の政府当局によって差別的な扱いを受けているとする年次報告書を発表した。事業認可手続きや公共調達などで地元企業に比べ不利に扱われていると

仏サノフィ、米ジェンザイムにTOB

製薬大手の仏サノフィ・アベンティスは8月29日、バイオ製薬大手の米ジェンザイムに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。ジェンザイムの株主に1株当たり69ドルを提示しており、買収総額は製薬業界で今年最高の185億

Sanofi-Aventis S.A.―米バイオ大手GenzymeにTOB―

製薬大手の仏Sanofi-Aventis(パリ)は8月29日、バイオ製薬大手の米Genzymeに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。Genzymeの株主に1株当たり69ドルを提示しており、買収総額は製薬業界で

大麻成分のバイオ合成に成功 医療用の需給緩和に期待

ドルトムント工科大学のオリバー・カイザー教授を中心とする研究チームが、大麻の成分であるテトラヒドロカンナビノール(THC)のバイオ合成技術の開発に初めて成功した。THC産生に関与する遺伝子を単離・同定してバクテリアに組み

Roche

スイスの製薬大手Rocheは23日、子会社のVentana Medical Systems Inc.がデジタル病理ソリューションの米BioImagene, Inc.を約1億ドルで完全買収すると発表した。がん診断事業を強化

慢性病患者の1割、「処方薬定期購入せず」

会社シナプシスによると、慢性疾患を抱える患者のうち、医師から処方された医薬品を価格が高いことを理由に定期的に購入できないと答えた人は全体の13%に上った。月収5万フォリント以下の低所得者層では、その割合は27%に上昇した

ノバルティスのアルコン買収、条件付きで承認

欧州委員会は9日、スイス製薬大手のノバルティスが眼科医療関連製品大手の米アルコンを買収する計画を条件付で承認したと発表した。ノバルティスはアルコンの株式77%を保有し、同社の経営権を握る。 \ アルコンは眼科用医療機器・

Boehringer Ingelheim Pharma GmbH & Co. KG―特許切れ響く―

製薬大手の独Boehringer Ingelheim(インゲルハイム・アム・ライン)が5日発表した2010年6月中間期の売上高は62億700万ユーロで、前年同期から2.8%減少した。主要製品の特許切れや米Eli Lill

製薬大手リヒター、4-6月期大幅増益

ハンガリーの医薬品最大手ゲデオン・リヒターが2日発表した2010年4-6月期連結決算は、税引き前利益が267億7,600万フォリントで前年同期の3.6倍に拡大した。通貨フォリントの下落で金融収支が前年同期の75億フォリン

医薬品強制割引に法の盲点、価格操作で製薬会社が損失回避

今月1日に導入された特許薬の強制割引制度が早くもほころび出している。「自発的な値下げ分は強制割引に算入する」という規定の裏をかいて、一旦値上げしたのちに値下げし、実質的な薬価がほとんど変わらないようにした製薬会社が多いの

製薬エージス、4-6月期利益倍増

ハンガリー2位の製薬会社エージスが4日発表した2010年4-6月期(第3四半期)連結決算は、最終利益が51億3,800万フォリントとなり、前年同期の24億フォリントから倍増した。金融収支が前年同期の16億8,000万フォ

ドイツ医療検査キットメーカー、スロベニア進出

ドイツの診断薬メーカーであるナノ・レプロがスロベニア市場に参入する。国外での販路を拡大する戦略の一環で、リュブリャナを本拠とする現地大手企業と提携し、在宅検査キットを販売する。当紙の取材によると、提携先名は同国での販売が

ウクライナ、感染症対策強化へ

ウクライナのヤヌコビッチ大統領は3日、アザロフ首相に書簡を送り、感染症の予防対策の強化とワクチンの供給を確保するよう指示した。 \ ウクライナでは2008年にはしか用ワクチンで死亡者が出たことから、ワクチンに対する不信感

テバのラティオファーム買収、条件付で承認

欧州委員会は3日、後発医薬品大手のテバ・ファーマシューティカルズ(イスラエル)が独同業ラティオファームを買収する計画を承認したと発表した。テバが買収によりシェアを大きく強化するオランダ市場で15製品を手放すことなどが条件

英製薬大手シャイア、ベルギーのモベティス買収

英製薬大手のシャイアは4日、ベルギー同業のモベティスを買収することで合意したと発表した。買収額は4億2,800万ユーロ。モベティスは消化器系疾患の治療薬に特化した製薬会社で、シャイアは買収により同社の新薬である慢性便秘治

ドイツ人は飲酒過多、発がんリスク上昇に警鐘

ドイツ薬物問題中央センター(DHS)はこのほど、ドイツ人の飲酒習慣ががんをはじめとする様々な病気の原因になっていると指摘、飲酒量を減らすために何らかの対策を取る必要があると訴えた。ドイツは世界5位の飲酒国で、1人当たりの

スロバキア、新型インフルワクチン生産へ

スロバキアが新型インフルエンザ用ワクチンの生産に乗り出す。現地SITA通信が7月27日伝えたところによると、国家物資備蓄局は1,500万ユーロを投じてワクチン工場を建設することを計画しているという。 \ ワクチン工場は、

6月小売売上、実質3.1%増に

連邦統計局が7月30日発表した2010年6月の独小売売上(暫定値)は前年同月を名目で3.8%上回った。比較対象の09年6月よりも営業日数が1日多かったほか、サッカー・ワールドカップ(W杯)と猛暑の到来もプラスに作用。イン

オーストリアのバイオ産業に製薬大手が注目

オーストリアのバイオテクノロジー産業が急速に成長している。バイオ振興・支援策を背景に、ウィーンを中心にバイオ企業・研究機関の集積拠点(バイオクラスター)が形成。出資や提携に関心を示す国際的な製薬会社も増えており、英グラク

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