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2010/8/11

企業情報

Boehringer Ingelheim Pharma GmbH & Co. KG―特許切れ響く―

この記事の要約

製薬大手の独Boehringer Ingelheim(インゲルハイム・アム・ライン)が5日発表した2010年6月中間期の売上高は62億700万ユーロで、前年同期から2.8%減少した。主要製品の特許切れや米Eli Lill […]

製薬大手の独Boehringer Ingelheim(インゲルハイム・アム・ライン)が5日発表した2010年6月中間期の売上高は62億700万ユーロで、前年同期から2.8%減少した。主要製品の特許切れや米Eli Lillyとの提携終了が影響。ユーロ安の効果を除いた現地通貨ベースでは減収幅が5.1%に達した。

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主力の処方薬部門では前立腺肥大症治療薬「ALNA/FLOMAX」、パーキンソン病治療薬「SIFROL」の米国特許が失効。降圧剤「CATAPRESAN TTS」は後発医薬品の急速な追い上げを受けている。こうした事情もあり、同部門の売上高は前年同期比5.4%減の48億4,500万ユーロと大きく落ち込んだ。

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一般医薬品部門の売上高も4.2%減の6億500万ユーロと振るわなかった。日本市場の縮小や、足元の欧州で風邪薬の需要が鈍ったことが響いた。

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一方、動物薬部門の売上高は61.0%増の4億6,100万ユーロと好調だった。米Fort Dodgeの動物薬買収や、ワクチン事業の好調が大きな増収要因となった。

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