自動車

BASF―独に電池材料工場建設の方向―

メディア報道を追認する形で同社と地元ブランデンブルク州のディーター・ヴォイトケ首相が明らかにしたもので、同首相は10日、「BASFと良好な協議を行っている」と明言した。

BASFは欧州にさらなる正極材工場を設置する意向で、マルティン・ブルーダーミュラー社長は先ごろ、年内か来年初頭に生産地を決定する見通しを明らかにした。

同社の欧州正極材事業に対してはドイツとフィンランドが助成金を交付する計画で、欧州連合(EU)の欧州委員会は9日、同助成を承認すると発表した。

伊樹脂加工シルマックス、ポーランドに第2工場開設

伊樹脂加工メーカーのシルマックス(Sirmax)は先ごろ、ポーランド中部のクトノで第2工場を開設したことを明らかにした。

自動車産業向けに複合材を生産する。

工場で生産予定の熱可塑性樹脂製品「Xelter」は、自動車のシーリング材や内装部品及び付属品、家庭用シーリング材など柔軟性と復元性が求められる箇所に使用される。

電池製造装置業界が好調、電動車の生産拡大で

世界の景気が低迷しているにもかかわらず、ドイツの電池製造装置業界が好調だ。

自動車メーカーが電動車の生産に本腰を入れ始めたためで、ドイツ機械鉱業連盟(VDMA)は3日、業界売上高が今年4%、来年は9%増加するとの予測を発表した。

VDMAが国内メーカーを対象に実施したアンケート調査によると、今年はドイツで生産された電池製造装置の50%以上が欧州市場で販売されている。

ダイムラー―タイで電池生産開始―

MBCは2022年までにすべてのモデルで電動車を市場投入することを計画しているため、電池工場を世界に計9カ所展開する計画で、タイは3カ所目の生産拠点となる。

同工場で生産する「Cクラス」「Eクラス」「Sクラス」「GLC」「GLCクーペ」のプラグインハイブリッド車(PHV)向けに電池を生産する。

同社がタイに電池工場を開設したのはPHVの需要が同国で旺盛なためだ。

乗用車新車登録3カ月連続大幅拡大、PHVは3倍以上に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した11月の乗用車新車登録台数は前年同月比9.7%増の29万9,127台となり、3カ月連続で大きく拡大した。

11月の新車登録を動力源別でみると、ハイブリッド車(HV)は前年同月比122.2%増の2万5,941台で、シェアは昨年11月の4.3%から8.7%へと伸びた。

一方、独自動車工業会(VDA)が3日発表した11月の国内乗用車生産台数は42万3,400台で、前年同月を8%下回った。

世界の半導体売上2ケタ減に、5Gや車の電動・IoT化で中期的には回復

独電気電子工業会(ZVEI)は5日、世界の半導体売上高が今年は前年比12%減の4,130億ドルへと大幅に縮小する見通しを明らかにした。

アナログ半導体とロジック半導体もそれぞれ6.9%、5.4%縮小する見通しだ。

欧州・中東・アフリカ6%減の400億ドルに後退するものの、減少幅は世界全体の12%を下回る。

BMWがデンソーなど提訴、カルテル被害で損賠1.4億ユーロを要求

違法なカルテルで被害を受けたとして総額1億4,100万ユーロの支払いを要求している。

デンソーとヴァレオは2004年11月から09年5月にかけて、パナソニック、サンデン、カルソニック、独マーレベーアとともに、自動車メーカーに供給するカーエアコンとエンジン冷却装置の価格カルテルを結んでいたほか、情報を交換していた。

HB紙によると、BMWは自動車ガラスと金属ベアリングの価格カルテルで被害を受けたとして、ロンドンでも損賠訴訟を起こした。

リチウムイオン電池の劣化プロセスを解明

リチウムイオン電池の劣化プロセスを特定することに、カールスルーエ工科大学(KIT)の研究チームが成功した。

劣化の進行を防止ないし緩和できれば、電池容量を約30%引き上げることができるといい、電気自動車(EV)の走行距離拡大への寄与が期待されている。

今回の発見により、今後は劣化を緩和する材料のテストが可能になり、高性能のリチウムイオン電池開発に道が開けるという。

独BMWのハンガリー新工場、来春着工へ

独高級車大手のBMWは3日、ハンガリー東部デブレツェン市で計画する工場の建設工事を来春に開始すると発表した。

BMWは昨年7月にデブレツェン工場新設計画を発表し、今年9月に500ヘクタールの用地を取得した。

欧州生産の強化に向け、約10億ユーロを投じて最大15万台の年産能力を持つ工場を建設する。

VWの現行エンジンにも問題、検察が通報遅延の容疑で立ち入り調査

同社が現在販売しているディーゼル車のエンジン「EA288」に違法性がある疑いが浮上しているため。

同社は4日の声明で、違法性があった先代エンジン「EA189」と異なり排ガスを不正に操作する機能は搭載されていないと強調した。

VWは該当車両のソフトウエアを再インストールして、問題を解決する考え。

鉱工業生産の下げ幅1.7%に拡大、製造が足かせに

ドイツ連邦統計局のデータをもとに経済省が6日発表した10月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.7%減となり、下げ幅は前月の0.6%から拡大した。

建設とエネルギーは各0.7%、1.2%増加したものの、製造が1.7%減少。

経済省は製造業の景気低迷が続いているとしながらも、メーカーの先行き見通しを示す期待指数が2カ月連続で改善したことなどを指摘。

テスラ―独法人設立、本社と工場の距離は100キロ以上―

同社はベルリン近郊に工場を建設する計画を11月中旬に発表したばかり。

蘭法人テスラ・インターナショナルの子会社として新会社テスラ・マニュファクチャリング・ブランデンブルクSEを設立した。

テスラは新会社をドイツ法に基づく株式会社(AG)でなく、欧州連合(EU)法に基づく欧州会社(SE)として設立した。

トルコ自動車登録台数、10月は78%増

各部門のシェアは乗用車が63.7%、自動二輪車が17.7%、小型トラックが11%、トラクターが4.6%、その他が3%だった。

10月の新車登録台数は4万3,393台。

部門別の内訳は乗用車54.1%、小型トラック16.4%、自動二輪車14.3%、トラクター8.2%、トラック3.7%、ミニバス2.1%、バス0.9%、その他0.3%だった。

汎欧州電池プロジェクト始動へ、欧州委が総額32億ユーロの助成を承認

欧州連合(EU)の欧州委員会は9日、電池の研究・開発、技術革新に向けた欧州企業のプロジェクトに加盟7カ国が最大で総額32億ユーロを助成する計画を承認したと発表した。

欧州委は2017年、電動車用電池の生産でアジア勢に対抗するため、関連分野の企業が参加する汎欧州企業連合を創設する構想を打ち出した。

今回承認された計画はこれを具体化するもので、参加企業はリチウムイオン電池の原料獲得からリサイクルに至る全バリューチェーンを対象とした計4分野でコンソーシアムを結成。

ハンガリー11月新車登録25%増、1-11月は11.7%増

3.5トン以下の小型商用車は11月期で9%増の2,307台、1-11月期では18%増の2万3,544台だった。

このほか3.5トン超の大型商用車は11月期で349台(25%減)、1-11月期で4,988台(15%減)、バイクは11月期で164台(4%増)、1-11月期で3,992台(35%増)、バスは11月期162台(93%増)、1-11月期567台(10%減)となった。

電気自動車(EV)の販売台数は11月期201台(2%減)、1-11月期1,663台(34%増)、プラグインハイブリッド車(PHV)は11月期170台(162%増)、1-11月期994台(42%増)だった。

AMS―照明大手オスラムのTOBに成功―

墺センサー大手AMS(プレムシュテッテン)は10日、独照明大手オスラムに対する株式公開買い付け(TOB)で同株59.3%を確保し、TOBの成立条件をクリアしたと発表した。

11日から新たなTOBを実施するのは、オスラム株を中期的に75%超確保し、オスラムと利益移転・支配契約を締結することを目指しているためだ。

AMSの戦略に合致しないオスラムの一部事業は転売する意向だ。

伊樹脂加工シルマックス、ポーランドに第2工場開設

伊樹脂加工メーカーのシルマックスはこのほど、ポーランド中部のクトノに第2工場を開設したことを明らかにした。

自動車産業向けに複合材を生産する。

工場で生産予定の熱可塑性樹脂製品「Xelter」は、自動車のシーリング材や内装部品、付属品、家庭用シーリング材など柔軟性と復元性が求められる分野に使用される。

VWの現行エンジンにも問題、独検察が立ち入り調査

現在販売しているディーゼル車のエンジン「EA288」に違法性がある疑いが浮上しているため。

同社は4日の声明で、違法性があった先代エンジン「EA189」と異なり排ガスを不正に操作する機能は搭載されていないと強調した。

VWは該当車両のソフトウエアを再インストールして、問題を解決する方針。

BMWがデンソーなど提訴、カルテルの損賠請求

自動車大手の独BMWが、サプライヤーであるデンソーと仏ヴァレオのカルテルで損害を受けたとして、ミュンヘン地方裁判所に提訴した。

経済紙『ハンデルスブラット(HB)が確認情報として5日に報じたもので、総額1億4,100万ユーロの損害賠償支払いを請求している。
デンソーとヴァレオは2004年11月から09年5月にかけて、パナソニック、サンデン、カルソニック、独マーレベーアとともに、自動車メーカーに供給するカーエアコンとエンジン冷却装置の価格カルテルを結んでいたほか、情報を交換していた。
カルテルはパナソニックの通報で発覚。欧州連合(EU)の欧州委員会は17年、パナソニックを除く5社に総額約1億5,500万ユーロの制裁金支払いを命じた。制裁額はサンデンが約6,460万ユーロ、マーレベーアが約6,213万ユーロ、ヴァレオが約2,670万ユーロ、カルソニックが約174万ユーロ、デンソーが約32万ユーロ。パナソニックは最初に通報して調査に協力したことから制裁を全額免除された。
同カルテルの被害は独自動車大手ダイムラーとフォルクスワーゲン(VW)も受けている。両社が損賠訴訟を起こすかどうかは不明。
HB紙によると、BMWは自動車ガラスと金属ベアリングの価格カルテルで被害を受けたとして、ロンドンでも損賠訴訟を起こした。

ダイムラー、タイで電池生産開始

MBCはタイで提携するTAAP、TESMと共同でバンコク工場に総額1億ユーロ強を投じ、既存の車両工場を拡張するとともに、電池工場を新設した。

同工場で生産する「Cクラス」「Eクラス」「Sクラス」「GLC」「GLCクーペ」のプラグインハイブリッド車(PHV)向けに電池を生産する。

同社がタイに電池工場を開設したのはPHVの需要が同国で旺盛なためだ。

テスラ、独法人を設立

同社はベルリン近郊に工場を建設する計画を11月中旬に発表したばかり。

同社はオランダ法人テスラ・インターナショナルの子会社として新会社テスラ・マニュファクチャリング・ブランデンブルクを設立した。

テスラは新会社をドイツ法に基づく株式会社(AG)でなく、欧州連合(EU)法に基づく欧州会社(SE)として設立した。

アウディのハンガリー工場、マイルドハイブリッド車の生産開始

独高級車大手アウディのハンガリー子会社アウディ・フンガリアは5日、ジュール工場でマイルドハイブリッド(MHV)システムを搭載したコンパクトSUV「Q3」とクロスオーバーモデル「Q3スポーツバック」の生産を開始した。

電動パワートレインを搭載した車がハンガリーで生産されるのは初となる。

ジュール工場では昨年、3気筒ガソリンエンジンと、MHV対応の4気筒ディーゼルエンジン、電気モーターの生産が開始された。

独BMWのハンガリー新工場、来春着工へ

独高級車大手のBMWは3日、ハンガリー東部デブレツェン市に新設する工場が来春に着工すると発表した。

BMWは昨年7月にデブレツェン工場建設計画を発表し、今年9月に500ヘクタールの用地を取得した。

欧州生産の強化に向け、約10億ユーロを投じて最大15万台の年産能力を持つ工場を建設する。

内装部品の延鋒汽車内飾、セルビアに新工場開設

中国の自動車内装部品会社、延鋒汽車内飾系統(Yanfeng Automotive Interiors:YFAI)は11月28日、セルビアのクラグイェバツで新工場の開所式を行った。

YFAIは新工場の開設により、成長市場である東欧における生産能力を増強する。

新工場では自動車向けの内装部品を生産する。

独コンチネンタル、ボンネット下の画像を表示する技術を開発

独自動車部品大手のコンチネンタルは3日、同社が開発したボンネット下の地面の画像を車載ディースプレーに表示する技術が2020年1月に米ラスベガスで開催される家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES 2020)」でイノベーション賞を受賞したと発表した。

コンチネンタルは、同社が開発した画像加工アルゴリズムにより、ラジエーターグリルや後部、両脇のサイドミラーの付け根に搭載されている衛星カメラの画像を、様々な他の車載センサーのデータ情報に照らし合わせ、周辺の様子に合うように再生している。

コンチネンタルによると、現在すでに車両に搭載されている衛星カメラの解像度は1.3メガピクセルで、近く量産を開始する予定の新世代の衛星カメラでは、解像度が2.5メガピクセルに向上する。

Autoscout24<欧州自動車短信>

中古車売買の仲介ポータル大手オートスカウト24を運営する独スカウト24は28日、公式ウェブサイトを全面的にリニューアルすると発表した。

ロゴやウェブ上で採用する活字、写真、イラストのスタイルも併せて一新する。

なお、スカウト24グループが運営するイモビリエンスカウト24(イモスカウト24)やファイナンススカウト24などのウェブサイトとアプリも段階的にリニューアルし、2020年中頃に完了する予定。

Tesla<欧州自動車短信>

ドイツ在住のある男性がこのほど、米テスラ社の電気自動車(EV)に乗って走行距離100万キロメートルを突破、新記録を達成した。

同氏の一日の平均走行距離は約600キロメートルで、主に高速道路を走行するが、時速120km以上はほとんど出さないという。

ただしよく運転するため、部品の消耗は激しく、今までにバッテリー交換は2回、電動モーター交換は4回、タイヤに限っては50万キロメートルごとに新調したという。

シュコダ自、電気自動車とプラグインハイブリッド車を発売へ

「CITIGOe iV」は、最大出力61kW/83PS、搭載するリチウムイオン電池の容量は32.3kWh。

電気モーター単独で最大62キロメートル(WLTPサイクル)を走行することができ、最高速度は140km/h。

走行1 km当たりの二酸化炭素(CO2)排出量はSUVタイプが33グラム、コンビタイプが37グラム以下となっている。

蘭ヒアの位置情報サービス、車両追跡大手の印VSTが製品に採用

オランダのデジタル地図大手ヒア・テクノロジーズは11月26日、同社の位置情報サービスがインドの車両追跡サービス大手の印VSTモビリティの新製品「Eclipse」に採用されたと発表した。

Eclipseは、あらかじめ端末と一体化されたSIMカードであるeSIMと、インド版GPS(全地球測位システム)のIRNSSを組み合わせた車両追跡システム。

VSTはヒアのサービスを活用することにより、◇車両の正確な到着時刻の予測◇ドライバーの運転状況をリアルタイムで追跡することによる安全性の向上◇運転後の分析・検証プロセスの改善――などの効果を期待している。

JLR、OTAのソフト更新機能を標準装備へ

英高級車メーカーのジャガー・ランドローバー(JLR)は11月28日、無線通信(OTA)技術を通して車載ソフトウェアを更新する機能(SOTA)を全ての新型モデルに搭載すると発表した。

最新のインフォテインメントシステムである「タッチプロ」および「タッチプロ・デュオ」と連動する「スマートフォンパック」も同様に標準装備する。

JLRはまた、2016年以降に生産されたモデルを所有するおよそ50万人の顧客向けに、SOTA機能やインフォテインメントシステム、スマートフォンパックの無料アップグレードサービスを提供していく。

独自工会、ミュラー氏が新会長に就任・2人目の女性会長

独自動車工業会(VDA)は11月29日、ヒルデガルト・ミューラー氏が2020年2月1日付でVDAの新会長に就任すると発表した。

現行のベルンハルト・マテス会長は9月にすでに、2019年末で退任すると発表していた。

1人目は、ドイツ連邦陸運局(KBA)の局長(KBA-Präsidentin)を長年務めていた経験を持つエリカ・エメリッヒ氏で、エメリッヒ氏は1989~1996年までVDA会長を務めていた。

金属3Dプリント大手GKN、独社と産業バーナー用ユニット生産で提携

英エンジニアリング大手GKN傘下で金属3Dプリンター材料部品大手のGKNアディティブは11月21日、産業用燃焼技術を専門とする独エンジニアリング企業のキュッパー・ソリューションズと戦略提携したと発表した。

キュッパー・ソリューションズが開発したのは空気と天然ガスを混ぜて燃焼させる混合ユニットで、燃焼プロセスを最適化することで窒素酸化物の排出量を大幅に削減している。

製造に際しては、最新の金属3Dプリント技術であるバインダー・ジェット方式を採用する。

ドイツ乗用車新車登録、11月は9.7%増加 1/4

独自動車工業会(VDA)によると、国内生産は11月が前年同月比8%減の42万3,400台、1~11月は前年同期比9%減の439万800台と低迷している。

国内受注は、11月は前年同月比7%増、1~11月も前年同同期に比べ約6%増加した。

国外受注は、11月が前年同月比で4%増えた一方、1~11月は前年同期に比べ約3%減少している。

英GKNのホイール製造部門、英JCBと協力してトラクターの最高速度を更新

英エンジニアリング大手GKN傘下でオフハイウェイ車両向けのホイールを生産するGKNホイール・アンド・ストラクチャーズは11月26日、同社が設計にかかわった英農業機械メーカーJCBのトラクター「ファストラック2」が時速153.771マイルのスピードを達成し、今年6月に「ファストラック1」が達成したトラクターの世界記録103.6マイルを塗り替えたと発表した。

GKNはホイールおよびシャシの設計を担当した。

GKNはJCBのサプライヤーとして30年以上の実績があり、直近の10年間だけでホイール100万個とシャシ2万2,000基を供給している。

英乗用車生産、10月は4.0%減少

英自動車工業会(SMMT)は11月28日、2019年10月の同国の乗用車生産が13万4,752台となり、前年同月に比べ4.0%減少したと発表した。

10月の乗用車生産の内訳は、国内向けが前年同月比10.7%減の2万1,640台、全体の80%以上を占める輸出向けは前年同月比2.6%減の11万3,112台だった。

10月のエンジン生産は、24万6,788基となり、前年同月に比べ6.2%減少した。

西自動車部品大手アントリン、1-9月は1.4%減収

スペインの自動車内装部品大手グルーポ・アントリンが11月28日発表した1-9月期の売上高は38億5,000万ユーロとなり、前年同期から1.4%減少した。

売上高を事業別にみると、オーバーヘッド事業が14億3,800万ユーロ、ドア・ハードトリム事業が14億2,300万ユーロ、コックピット・コンソール事業が7億3,300万ユーロ、照明事業が2億4,800万ユーロだった。

地域別では、欧州が19億3,100万ユーロ、NAFTA(北米自由貿易協定圏)が14億8,400万ユーロ、アジア・太平洋は3億3,900万ユーロ、メルコスール(南米南部共同市場)は6,200万ユーロだった。

独ダイムラー、人員削減で労使合意

独自動車大手のダイムラーは11月29日、全体事業所委員会(個々の事業所の従業員代表機関である事業所委員会の代表で構成される)とコスト削減および雇用削減策について合意したと発表した。

グループ構造のスリム化により、効率や柔軟性を向上させる措置に伴うもので、ダイムラーは2022年末までに世界で数千人分の職場を削減する計画。

ダイムラーは11月半ばに、将来の競争力、イノベーション力、投資力の強化に向けた事業戦略を発表しており、当該戦略の中で、人権費を2022年末までに約14億ユーロ削減する計画、中でも管理職を世界で約10%削減する計画としていた。

独ダイムラー、ロールスロイスの定置用電池開発に協力

独自動車大手のダイムラーは3日、新しい事業モデルなどのイノベーションを推進するためメルセデス・ベンツ内に設置した組織「Lab 1886」がエネルギーシステムメーカーのロールスロイス・エネルギーシステムズ(以下、ロールスロイス)が計画する定置用エネルギー供給システムのパイロットプロジェクトに協力すると発表した。

ロールスロイスは今後数カ月かけて自動車用燃料電池をベースにした非常用の電力供給システムのコンセプトを開発する。

ロールスロイスは、計算センターはエネルギー消費量が大きく、今後さらに消費量は増加する見通しであることから、環境にやさしい燃料電池でエネルギー需要に対応していく必要があるとしている。

BMW、ディンゴルフィング工場に4億ユーロ投資

これにより、ディンゴルフィング工場では、同じ生産ラインで、内燃エンジン車、プラグインハイブリッド車、純粋な電気自動車を需要に応じて生産できる体制が整う。

ディンゴルフィング工場では、高電圧の車載充電池や電気モーターなどの電気駆動部品を生産している。

その中でも、ディンゴルフィング工場は欧州最大の工場であり、1日あたり1,500台を生産している。

BMWと長城汽車、電気自動車の合弁工場を着工

BMWとGWMは2018年夏に電気自動車を開発・生産する合弁会社スポットライト・オートモーティブを折半出資で設立する合意書に署名した。

同合弁では、BMW傘下の小型車ブランドMINIの電気自動車を生産するほか、長城汽車向けの電気自動車も生産する。

BMWとGWMは合弁工場に共同で約6億5,000万ユーロ(50億人民元超)を投資する。

仏PSAが長安汽車との合弁解消へ、販売不振で持ち株売却を計画

仏自動車大手グループPSAは11月28日、中国の重慶長安汽車との合弁会社「長安PSA汽車」の保有株式50%を売却する方針を明らかにした。

PSAと長安汽車は2011年に折半出資で長安PSAを設立した。

PSAの広報担当はロイター通信に対し、長安PSAの持ち株売却を計画していることを認めたうえで、中国でDSブランドの製造・販売を継続したい考えを示した。

独ブローゼ、ボルボ・カーズの自動運転車にドアシステムを供給

独自動車部品大手のブローゼは11月27日、スウェーデン自動車大手のボルボ・カーズが初めて量産する自動運転車にサイドドア用ドアシステムを供給すると発表した。

ブローゼはボルボ・カーズに供給するドアシステムを2017年秋のフランクフルトモーターショー(IAA)で初披露した。

ブローゼが供給するサイドドア用ドアシステムは、自動的にドアが閉まる機能が付いている。

露ズベルバンクがソフト大手と合弁、無人制御技術開発で

ロシア最大手銀行の国営ズベルバンクは11月28日、ソフトウェア開発大手コグニティブ・テクノロジーズ(CT、モスクワ)と人工知能(AI)を活用した無人制御技術の開発で協力すると発表した。

合弁会社「コグニティブ・パイロット」を設立し、主に輸送、農業、コンピュータービジョン(コンピューターによる画像認識技術)、AIの各分野でデジタル経済の活性化につながるプロジェクトを手掛けていく。

新会社の出資比率はズベルバンクが30%、CTが70%で、年内に手続きが完了する見通し。

中国の自動車内装部品メーカー、セルビアに工場開設

中国の自動車内装部品会社、延鋒汽車内飾系統(Yanfeng Automotive Interiors:YFAI)は11月28日、セルビア中部のクラグイェバツで新工場を開設した。

新工場は施設面積1万8,500平方メートル。

同社は世界20カ国で110の工場および技術センターを展開し、3万3,000人超を雇用している。

英樹脂部品大手カークロー、車照明子会社のチェコ事業を売却

英プラスチック部品メーカーのカークロー(Carclo)はこのほど、傘下の自動車用ライト製造会社ウィパック(Wipac)のチェコ事業をカナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルに売却すると発表した。

1998年にカークローに買収され、同社の精密製品事業子会社になった。

チェコ子会社は東部のオストラバに拠点を構え、ウィパック製品の設計および開発を担当している。

米国企業がドイツに不満、デジタルインフラの不備などを問題視

米国企業のドイツ評価が悪化しているもようだ。

スポートラーリー氏は、こうした問題を理由に重要市場のドイツからUPSが撤退することはないとしながらも、「次は(ドイツでなく)ポーランドに投資することを検討している」と明言した。

AmCham Germanyとアクセンチュアの共同調査によると、ドイツで活動する米国系企業トップ50社の2018年の売上高は前年比5.5%増の1,770億ユーロに拡大し、伸び率は前年の3.4%を上回った。

ノルウェー板金加工スタファ、リトアニア拠点に新生産棟

ノルウェーの板金加工会社スタファ・インダストリアーがリトアニア中東部にあるウクメルゲ産業パークに生産施設を新設する。

ウクメルゲ産業パークでスタファは生産事業と同時に賃貸事業も展開している。

ウェストビー社長によると、新施設面積の半分は生産施設や倉庫スペースとして他社に賃貸する考えだ。

露石化大手タトネフチ、同業シブールの生産拠点取得

ロシアの石油化学大手タトネフチは先ごろ、国内同業のシブールがサマラ州トリヤッチに持つ石化工場を買収したと発表した。

タトネフチは同工場の名称を「トリヤッチカウチュク(TolyattiKauchuk)」に変更し、タイヤ製造の子会社カマ・タイヤズの下で生産の垂直統合を強化していく方針だ。

タトネフチが取得した施設には、合成ゴム、MTBE(メチル・ターシャリ・ブチル・エーテル)、ブタン、イソプレンおよび中間生成物の生産施設のほか、シブール子会社のトリヤッチ・シンテズやシブール・トリヤッチが運営するプラント、インフラが含まれる。

製造業の輸出見通し、11月は2カ月ぶりに悪化

Ifo経済研究所が11月26日に発表した独製造業の11月の輸出期待指数はマイナス1.7となり、前月の同マイナス1.4を0.3ポイント下回った。

同指数は5月までプラスの領域にとどまっていたが、6月にマイナスへと転落。

11月は化学業界で輸出期待指数が特に振るわなかった。

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