電力・エネルギー
再生エネ発電に競争原理、入札制度を本格導入へ
ドイツ政府は8日の閣議で、再生可能エネルギー法(EEG)改正案を了承した。再生エネ助成額の膨張に歯止めをかけることが狙いで、再生エネ発電施設の新規設置を入札によって決める制度を来年から本格導入する。 再生エネ電力はこれま
卸売物価の下げ幅6カ月ぶりに縮小
ドイツ連邦統計局が10日発表した5月の卸売物価指数(2010年=100)は前年同月比の低下率が2.3%となり、前月の同2.7%から0.4ポイント縮小した。下げ幅が縮小するのは6カ月ぶり。指数自体は前月を0.9ポイント上回
5月インフレ率、エネルギーを除いたベースで1.2%に上昇
ドイツ連邦統計局は10日、5月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が0.1%、前月比が0.3%で速報値と変わりがなかった。最大の物価押し下げ要因であるエネルギーを除いたイン
中国長江三峡集団―独洋上風力発電会社を買収―
米投資大手ブラックストーンは13日、ドイツの洋上風力発電パーク運営会社であるヴィントMWの過半数資本を水力発電大手の中国長江三峡集団(China Three Gorges)に売却することで合意したと発表した。売却した資本
風力発電大手ドン・エナジーが上場、欧州で今年最大のIPOに
洋上風力発電で世界最大手のドン・エナジー(デンマーク)が9日、コペンハーゲンのナスダック市場に上場した。新規株式公開(IPO)での調達額は171億デンマーククローネ(約23億ユーロ)で、欧州で今年最大のIPOとなった。
シーメンス―日本で風力発電プロジェクト受注―
電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は6日、電源開発と北拓が出資するジェイウインドせたなから初の受注を獲得したと発表した。北海道せたな町に建設予定の「せたな大里ウインドファーム」向けで、風力発電機を納入するほか、建設、試
ビルフィンガー―建築・ファシリティ部門を投資会社に売却―
経営不振の独建設大手ビルフィンガー(マンハイム)は2日、建築・ファシリティマネジメント部門をスウェーデンの投資会社EQTに売却することで合意したと発表した。売却価格は12億ユーロ。ビルフィンガーは業績の足かせとなっている
ゾンネン―GEが出資―
太陽光発電向けの蓄電池を製造する独ゾンネン(旧ゾンネンバッテリー、本社ヴィルトポルツリード)は6日、米電機大手ゼネラル・エレクトリック(GE)のベンチャーキャピタル子会社などから出資を受けると発表した。新たに1,000万
トルコ・エンジニアリング企業、イラン発電プロジェクトで大型受注
トルコのエンジニアリング企業ユニット・インターナショナル(Unit International)は4日、イランからガス熱電併給施設7カ所の建設を42億米ドル(約37億ユーロ)で受注したと発表した。イランが発注するプロジェ
独ビルフィンガー、建築・ファシリティ部門を売却
経営不振の独建設大手ビルフィンガーは2日、建築・ファシリティマネジメント部門をスウェーデンの投資会社EQTに売却することで合意したと発表した。売却価格は12億ユーロ。ビルフィンガーは業績の足かせとなっている発電所向けサー
キャピタル・ステージ―同業と合併へ―
風力・太陽光発電事業者の独キャピタル・ステージは5月30日、独同業コーラス・クリーン・エネルギーとの合併計画を発表した。株式交換方式でコーラスに対する株式公開買い付け(TOB)を実施する。同計画はコーラス経営陣の支持を受
洋上風力発電タービンの設置期間を23%短縮
電力大手のバッテンフォールとミュンヘン市エネルギー公社(SWM)は5月30日、洋上風力発電タービンの設置期間を大幅に短縮する方式を電機大手のシーメンスと共同開発したと発表した。両社が北海に開設の洋上風力発電パーク「ザント
イラン、トルコ企業に発電プロジェクトを発注
イラン政府が近く、複数のトルコ企業に発電所プロジェクトを発注する見通しだ。総出力は5,000メガワットで、発注規模は30億米ドルに上る見通し。企業名は明らかにしていない。 ファラハティアン副エネルギーが5月30日に明らか
独エーオン、ハンガリー西部に投資
エネルギー大手の独エーオン(Eon)は5月27日、ハンガリー西部ジェール・モション・ショプロン県の電力供給インフラ整備に31億フォリント(約1,000万ユーロ)を投資すると発表した。同県を管轄するエーオン・Eszak-D
東芝、トルコから大型地熱発電設備を受注
東芝は5月30日、トルコ電力大手のゾルルエナジーから地熱発電用タービンと発電機を受注したと発表した。出力は約7万キロワットで、今年12月から納入を開始し、来年10月の稼働を予定する。 ゾルルエナジーがトルコ西部で整備する
トルコ、電気・電子機器や医療、エネルギーが有望分野
トルコで電気機器・設備の生産が拡大している。同国統計局(TUIK)によると、電気機器の生産額は1‐3月期に前年同期比で1.1%増加した。世帯数の増加に伴い、家庭用及び台所用機器とエンターテイメント機器の需要が増えており、
インフレ率が再びプラスに、5月は0.1%
ドイツ連邦統計局が5月30日発表した同月の消費者物価指数(CPI、暫定値)は前年同月比0.1%増となり、インフレ率は前月の同マイナス0.1%から2カ月ぶりにプラスの領域へと戻った。エネルギー価格の下落幅が前月の8.5%か
輸入物価が09年10月以来の大幅下落、4月-6.6%に
ドイツ連邦統計局が5月30日発表した4月の輸入物価指数は前年同月比6.6%減となり、2009年10月以来の大幅下落を記録した。エネルギーが30.8%減となり足を強く引っ張った格好。エネルギーを除いた物価変動率はマイナス3
生産者物価、4月も下落幅大きく
ドイツ連邦統計局が20日発表した4月の生産者物価指数は前年同月を3.1%下回り、前月(同-3.1%)に引き続き大きな下落幅となった。エネルギーが8.8%減となり、全体を強く押し下げた格好。エネルギーを除いたベースでは下げ
環境対応車に補助金、法案を閣議決定
ドイツ政府は18日の閣議で、環境対応車の普及促進に向けた法案を了承した。4月末の与党合意を受けたもので、購入者と充電スタンド向けに補助金を交付するほか、税優遇措置を適用することが柱。法案は欧州連合(EU)欧州委員会と連邦
アドリア海横断パイプラインが着工
ギリシャ国境からアルバニアを経由してイタリアに至るアドリア海横断パイプライン(TAP)の着工記念する式典が17日、ギリシャのテサロニキで開催された。同式典にはギリシャのツィプラス首相の他、欧州連合(EU)の欧州委員会のセ
4月インフレ率、エネルギーを除いたベースで0.9%に低下
ドイツ連邦統計局は13日、4月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比がマイナス0.1%、前月比がマイナス0.4%で速報値と変わりがなかった。最大の物価押し下げ要因であるエネル
中国企業、ボスニアに発電所建設へ
ボスニア国営電力公社エレクトロプリヴレダBiH(EPBH)は先ごろ、トゥズラ石炭火力発電所における発電機新設計画について、建設を担当する中国能源子会社の葛洲ハ集団(CGGC)と資金調達合意書に調印した。本契約締結以来、市
ベルギーCMI、カザフスタンのガス火力発電プロジェクトに参加
ベルギーのエンジニアリング大手コッカリル(CMI)がカザフスタンのガス火力発電プロジェクトに参加する。12日付のWeb紙『イーストタイム』が伝えたもので、同社は南部クズロルダ州に出力400メガワットのガスタービン・コンバ
風力発電大手ドン・エナジー、今夏に上場
洋上風力発電で世界最大手のドン・エナジー(デンマーク)は12日、今夏をめどに新規株式公開(IPO)を実施し、コペンハーゲンのナスダック市場に上場する計画を発表した。欧州では今年最大規模のIPOとなる。 ドン・エナジーは総
トタル、電池メーカーのサフトを買収
仏石油大手トタルは9日、電池製造の仏サフトを買収することで合意したと発表した。トタルは再生可能エネルギー事業を強化しており、その普及拡大に欠かせない蓄電池事業を強化する。 トタルは株式公開買い付け(TOB)を通じてサフト
ボッシュ―イランに事業拠点開設―
自動車部品・産業機器大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は9日、イランの首都テヘランに事業拠点を開設すると発表した。欧米の対イラン制裁解除を受けて同国経済の急速な拡大が見込まれることから、同市場に再参入する。すべての事業
フォイト―産業サービス事業を売却―
機械大手の独フォイト(ハイデンハイム・アン・デア・ブレンツ)は9日、産業サービス事業を独投資会社トリトンに売却することで合意したと発表した。インダストリー4.0の時代に見合った事業体制を整える戦略の一環。他の事業と事業モ
シーメンス―1-3月期営業益28%増加―
電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が4日発表した2016年1-3月期(第2四半期)決算の産業部門の営業利益は21億1,500万ユーロとなり、前年同期比で28%増加した。コスト削減が奏功。火力発電設備などを手がけるパワー
トタル―電池メーカー買収へ―
石油メジャーの仏トタル(クールブヴォア)は9日、電池製造の仏サフトを買収することで合意したと発表した。トタルは再生可能エネルギー事業を強化しており、その普及拡大に欠かせない蓄電池事業を強化する考えだ。 株式公開買い付け(
エストニアのネルヤ、リトアニアで風力発電所が稼働
エストニアの再生可能エネルギー会社であるネルヤ・エネルギア(Nelja Energia)は9日、リトアニア西部のシルーテで風力発電所が稼働したと発表した。投資額は1億ユーロだった。 高さ110メートル、直径120メートル
エネルギー消費のCO2排出、EU全体で0.7%増
EU統計局(ユーロスタット)が3日公表したEU域内のエネルギー消費に伴う二酸化炭素(CO2)排出量に関するリポートによると、2015年は化石燃料の燃焼によるCO2排出量が前年比で0.7%増加した。国別にみると、EU28カ
シーメンス、1~3月期は増収減益
電機大手の独シーメンスが4日発表した2016年1~3月期(第1四半期)決算の純利益は14億4,200万ユーロとなり、前年同期から63%減少した。前年同期に家電の合弁会社BSHの株式や補聴器事業の売却などで多額の特別利益を
環境対応車の購入者に補助金 政府が方針転換、EVで4000ユーロ
ドイツ政府は4月27日、電気自動車(EV)など環境対応車の購入者に補助金を支給する方針を明らかにした。これまでは同補助金に否定的な立場をとってきたが、環境対応車の普及が目標を大幅に下回っていることなどを受けて方針を転換し
原発廃止のコスト計画で政府諮問委が答申
ドイツが決めた原発廃止の財源確保を検討する政府諮問委員会(KFK)は4月27日、最終答申を提出した。同答申は全コストを基本的に原発事業者に負担させる汚染者負担原則(PPP)をベースとしているものの、各社の財務が悪化し同コ
インフレ率が1年3カ月来のマイナスに、4月は-0.1%
ドイツ連邦統計局が4月29日発表した同月の消費者物価指数(CPI、前日発表の速報値を訂正)は前年同月比0.1%減となり、インフレ率(物価変動率)は前月のプラス0.3%から0.4ポイント低下した。インフレ率がマイナスとなる
3月輸入物価5.9%低下、09年以来の大きな下落幅に
ドイツ連邦統計局が4月27日発表した3月の輸入物価指数は前年同月を5.9%下回り、09年10月以来の大きな下落幅となった。エネルギーが29.8%下がったことが最大の押し下げ要因で、エネルギーを除いたベースでは下げ幅が2.
三菱重工業―風力発電設備合弁への出資引き上げず―
三菱重工業は4月28日、デンマーク企業ヴェスタスと折半出資で運営する洋上風力発電設備合弁会社、MHIヴェスタス・オフショア・ウインドへの出資比率を維持すると発表した。同合弁に対する支援体制を検討した結果、急成長している洋
ハンガリーとキルギス、経済関係強化へ
ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は4月26日、訪問先のキルギスで同国のアルマズベク・アタンバエフ大統領やエルラン・アブディルダエフ外相、タラントベク・バティラリエフ保健相らと会談し、両国の経済関係を強化することで合意し
独エーオン、ルーマニアのインフラ整備に1.7億ユーロ
独エネルギー大手エーオンのルーマニア子会社は4月26日発表した今年の事業計画で、同国のインフラ整備に7億8,300万レウ(約1億7,500万ユーロ)を投じることを明らかにした。4億3,300万レウ余りをかけて送電設備など
ガスプロム、15年は5倍の増益
ロシア国営ガス会社のガスプロムが4月28日発表した2015年12月通期決算の純利益は7,870億ルーブル(約170億ユーロ)となり、前期の1,590億ルーブルから約5倍に拡大した。ルーブル安で欧州やその他の地域向けのガス
ロスアトム、トルコ原発の一部株式売却
ロシア原子力公社(ロスアトム)はトルコ南部で建設中のアックユ原子力発電所の株式49%を売却するもようだ。同社はアックユ原発の全株式を保有しているが、昨年11月のトルコ軍によるロシア空軍機撃墜を受けて両国の関係が悪化して以
独エーオン、ルーマニアのインフラ整備に1.7億ユーロ
独エネルギー大手エーオンのルーマニア子会社は4月26日発表した今年の事業計画で、同国のインフラ整備に7億8,300万レウ(約1億7,500万ユーロ)を投じることを明らかにした。4億3,300万レウ余りをかけて送電設備など
エーオン―北海に風力発電パーク、スタトイルと共同建設―
エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)は25日、ノルウェー国有石油・天然ガス大手のスタトイルと共同で北海のドイツ海域に風力発電パークを設置すると発表した。再生可能エネルギー事業の強化方針に基づく取り組みで、同パー
CEZ、高速充電スタンドをABBに発注
チェコ電力最大手のCEZは25日、電気自動車(EV)向け高速充電スタンドの設置・保守作業(期間6年)をスイス重電大手のABBに発注した。CEZが進める「エレクトロモビリティーCEZ」計画の一環で、11カ所に充電スタンドを
独エーオン、ハンガリーのインフラ整備に1450万ユーロ投資
エネルギー大手の独エーオンは18日、ハンガリー西部のインフラ整備に約45億フォリント(1,450万ユーロ)を投じると発表した。同国を縦断するドナウ河から西の地域が対象となる。 南西部のペーチを中心とする地域では、7億フォ
スイス電力大手アルピク、ルーマニア企業を買収
スイスの電力大手アルピクは21日、独子会社のクラフトアンラーゲン・ミュンヘンを通じてルーマニアの石油プラントエンジニアリング企業IPIPを買収すると発表した。東欧地域の化学・石油化学産業向けに総合的なサービスを提供すると
3月生産者物価3.1%下落、10年1月以来の下げ幅に
ドイツ連邦統計局が20日発表した3月の生産者物価指数は前年同月を3.1%下回り、2010年1月以来の大きな下げ幅となった。エネルギーが9.2%低下したことが最大の押し下げ要因で、エネルギーを除いた同物価の下落幅は0.9%