2017年4月12日

鉄道・バスの利用者数が過去最高に

ドイツ連邦統計局が10日発表した2016年の鉄道・路線バスの利用者数は前年比1.5%増ののべ113億8,000万人(暫定値)となり、過去最高を更新した。移民流入に伴う人口増や就労・就学者数の拡大がプラスに働いた格好だ。 […]

海運貨物取扱量、昨年は微増に

ドイツ連邦統計局が5日発表した2016年の海運貨物取扱量は2億9,650万トンとなり、前年比で0.1%増加した。増加は2年ぶり。国外向けが1.2%減の1億1,680万トンへと落ち込んだものの、国外からの貨物が0.8%増の

1月建設業売上7.4%増に、土木がけん引

ドイツ連邦統計局が10日発表した1月の国内建設業売上高は前年同月比7.4%増と大きく伸びた。土木が17.9%増と好調で、全体をけん引。建築も3.4%増とこれまでに引き続き堅調だった。 道路建設は20.1%増加した。1月と

人件費上昇率、EU平均上回る2.5%に

欧州連合(EU)統計局ユーロスタットのデータをもとにドイツ連邦統計局が11日発表した独鉱工業・サービス業の2016年の人件費は被用者1人当たり1時間38.70ユーロとなり、前年比で2.5%上昇した。上げ幅はEU平均の1.

製造業受注2月は回復、3.4%増に

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が6日発表した2月の製造業新規受注指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比3.4%増となり、同6.8%減となった前月から改善した。増加は2カ月ぶり。経済省は1

コスメティック用品の模造品押収量、昨年は50%以上増加

ドイツのコスメティック製造事業者団体VKEは4日、同国の税関で押収された模造コスメティック用品の数が昨年は64万6,170個に達し、前年比で51.7%も増加したと発表した。模造品撲滅に向けた税関と業界の連携が奏功したとい

鉱工業生産2カ月連続で増加、建設は2ケタ増に

ドイツ連邦経済省が7日発表した2月の鉱工業生産指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.2%増(暫定値)となり、2カ月連続で拡大した。建設業が13.6%増と大きく伸びて全体が押し上げられた格好だ。 製造業は0

企業の紙消費量が減少

企業で利用する紙の量が減少しているもようだ。独情報通信業界連盟(Bitkom)が従業員数20人以上の企業を対象に実施したアンケート調査の結果によると、1年前に比べて社内の印刷量が「減った」との回答は38%に上り、「増えた

4カ月連続で輸出増に、2月は+3.1%

ドイツ連邦統計局が7日発表した2月の輸出高は前年同月比3.1%増の1,023億ユーロとなり、4カ月連続で1年前の水準を上回った。ユーロ加盟国向けと欧州連合(EU)域外向けがそれぞれ3.5%、3.4%増えて全体をけん引。E

中国化工のシンジェンタ買収、欧州委が条件付で承認

欧州連合(EU)の欧州委員会は5日、中国化学大手の中国化工集団(ケムチャイナ)が農薬世界最大手のシンジェンタ(スイス)を買収する計画を承認したと発表した。中国化工が欧州で展開している農薬、植物成長調整剤事業の多くを手放す

ボッシュ―完全自動運転技術開発でダイムラーと提携―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は4日、完全自動運転システムの開発で高級車大手のダイムラーと提携すると発表した。提携によりシナジー効果を引き出し、完全自動運転車の実用化を加速する考え。2020年代初頭の市場

オンライン口座利用率53%に、学歴や年齢差が鮮明

ドイツ市民(16~74歳)の53%が昨年時点でオンライン口座を利用していたことが、欧州連合(EU)統計局ユーロスタットのデータで分かった。2010年に比べると10ポイント増加したことになる(グラフ1を参照)。 年齢別でみ

菓子メーカーが損賠請求、砂糖カルテルで

砂糖メーカーがドイツで結んでいたカルテルで被害を受けたとして顧客の菓子大手シュトルクが損賠賠償の支払いを請求している。同カルテルの参加企業に対しては35件以上の損賠訴訟が起こされており、請求総額は5億ユーロを超える。これ

オペル―ボクソールと合併、PSAによる買収の準備で―

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の独子会社オペルは6日、GMの英子会社ボクソールと合併することを明らかにした。オペルとボクソールは仏自動車大手PSAグループに買収されることになっているため、その準備として第2四半

ダイムラー―トラック部門で人員削減へ―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)がトラック部門で人員削減を実施することで、従業員代表と合意した。主要市場の一部で販売が低迷していることに対応する考え。各種メディアが報じ、同社が追認した。 工場以外の部門を対象

フロイデンベルク―車防振部品子会社のIPO視野に―

独複合企業フロイデンベルクは5日の決算発表で、自動車防振部品を手がける完全子会社ビブラコースティックの新規株式公開(IPO)を検討していることを明らかにした。フロイデンベルクは複数の買収を視野に入れており、IPOを実施す

ABB―生産ライン制御システムのB&Rを買収―

スイスのエンジニアリング大手ABB(チューリヒ)は4日、工場生産ラインの自動制御システムを手がけるオーストリアのバーネッカー&ライナー・インダストリー・エレクトロニック(B&R)を買収すると発表した。工場自動化部門の拡充

試用期間中の解雇予告期間、労使協定がある場合は注意を

試用期間中は労働契約を2週間前の予告で解除できる。これは民法典(BGB)622条3項に記されたルールである。ただし同4項には、労働組合との協定で特別な取り決めがある場合は予告期間を延長ないし短縮できるとも記されている。こ

クレックナー・ペンタプラスト―英同業を買収―

米投資会社SVPグローバル傘下の独包装材大手クレックナー・ペンタプラスト(KP、モンタバウアー)は7日、親会社SVPから英同業リンパックを買収すると発表した。両社は事業の補完性が高いことから、KPは今回の買収を実施。硬質

BASF―漂白粘土事業などを米社に売却―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は7日、漂白粘土・鉱物系吸着剤事業を鉱山大手の米EPミネラルズに売却することで合意したと発表した。経営資源を成長分野に絞り込む戦略に基づく措置。売却金額など取引の詳細は公表

シュターダ―投資2社が最大53億ユーロで買収へ―

後発医薬品大手の独シュターダ(バート・フィルベル)は10日、同社の売却に向けた入札で投資大手ベイン・キャピタルとシンベンからなる企業連合が落札したと発表した。同企業連合は今後、シュターダを対象に株式公開買い付け(TOB)

バイオテスト―中国企業が買収―

独中堅製薬会社バイオテストは7日、中国の投資会社・科瑞集団(Create Group Corporation)に自社売却することで合意したと発表した。科瑞の支援を受けて事業を拡大する考えで、科瑞の傘下企業2社と企業結合契

フレゼニウス―後発医薬品メーカー買収に向け交渉―

総合医療大手の独フレゼニウス(バート・ホンブルク)は7日、後発医薬品子会社カービが米同業エイコーン(Akorn)の買収に向けて交渉している事実を明らかにした。ブルームバーグ通信の報道を追認したもので、交渉は進展した段階に

三菱商事―独に蓄電システム設置―

三菱商事は7日、蘭公営総合エネルギー事業者エネコ(Eneco)との折半出資会社エンスパイア・ミー(EnspireME)を通じて、大規模蓄電システムを利用したサービスを開始すると発表した。欧州では発電量が自然条件に大きく左

RWE―ハンガリー褐炭発電からの撤退を検討―

エネルギー大手の独RWE(エッセン)がハンガリーの褐炭火力発電事業からの撤退を検討している。同社の広報担当者が5日、ロイター通信に明らかにしたもので、事業売却を含めてあらゆる選択肢を検討しているという。 RWEはハンガリ

ミュンヘン再保険―米フィンテックに出資―

再保険世界最大手の独ミュンヘン再保険が、スマートフォンやデジタルカメラなどの家電を対象に保険サービスを提供する米国のフィンテック、トローブ(Trov)に資本参加する。トローブの事業拡大を支援する考え。トローブがプレスリリ

HUKコーブルク―自動車関連の新事業開拓へ―

独自動車保険最大手のHUKコーブルクが新規事業の開拓に意欲を示している。自動運転車やコネクテッドカーの今後の普及に伴い、保険料収入の減少や異業種企業との競争が予想されるためだ。同社のクラウスユルゲン・ハイトマン取締役(自

エアバス

欧州航空機大手のエアバスは4日ドイツ北部のハンブルクで開幕した航空機内装見本市「エアクラフト・インテリアズ」で、超大型旅客機「A380」の新たな客室オプションを公開した。A380は航空会社にとって収益性が低く、需要が低迷

ビルフィンガー

産業サービス大手の独ビルフィンガーは11日、フランス国内の原発58基の近代化を国有企業フランス電力(EDF)から共同受注したと発表した。ドイツ企業が仏原発向けのサービスを受注するのは初めて。ビルフィンガーはエンジニアリン

鉄道設備業界売上、昨年は4%減少

独鉄道設備業界団体VDBが6日発表した独業界の2016年の売上高(輸入を除く国内売上+輸出)は前年比4.1%減の118億ユーロとなり、2年連続で低下した。国内売上高が12.3%減の57億ユーロと大きく落ち込んで、足を強く

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