総合 - ドイツ経済ニュース

卸売物価10月は4%上昇、石油の上げ幅24%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した10月の卸売物価指数は前年同月比4.0%増と大きく拡大した。石油製品が24.1%上昇して全体を強く押し上げた。 石油製品以外では穀物・葉たばこ・種子・飼料(17.0%増)、果物・野菜・じゃ […]

製造業の受注残高、9月は0.8%増に

連邦統計局が19日発表した製造業の9月末時点の受注残高は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月末を0.8%上回った。国内が1.0%、国外が0.7%の幅で増加した。 投資財が0.9%伸びて全体を押し上げた。中間財は0.

輸出高4カ月ぶりに縮小、9月は1.2%減に

ドイツ連邦統計局が8日発表した9月の輸出高(暫定値)は前年同月比1.2%減の1,091億ユーロとなり、4カ月ぶりに落ち込んだ。欧州連合(EU)域外向けとEUのユーロ非加盟国向けがそれぞれ2.2%、2.0%減少して全体を押

保守CSUのゼーホーファー党首辞任へ

独保守系与党キリスト教社会同盟(CSU)のホルスト・ゼーホーファー党首(内相)は12日、辞意を表明した。CSUは10月のバイエルン州議会選挙で大敗しており、辞任圧力が党内で高まっていた。連邦議会(下院)で統一会派を組むキ

労働・社会保険改革を政府に提言=5賢人委

政府の経済諮問委員会(通称:5賢人委員会)は7日、メルケル首相に提出した秋季経済予測のなかで、ドイツ経済は大きな課題に直面しているとして、対策に取り組むよう提言した。多国間主義を基調とする戦後の国際経済秩序の揺らぎのほか

電池セル工場を政府が助成、総額10億ユーロに 生産開始は21年

ドイツのペーター・アルトマイヤー経済相は13日、ベルリンで開催された電動車に関する会議で講演し、欧州企業のコンソーシアムが車載電池セル工場を建設する場合は総額10億ユーロの助成金を交付する意向を表明した。電動車の価値の約

鉱工業生産2カ月連続拡大、9月は0.2%増に

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が7日発表した9月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.2%増となり、2カ月連続で拡大した。建設業が2.2%増と好調で、全体が押し上げられた

ドイツが対中姿勢を転換、経済界は依存の低減を呼びかけ

中国に対する警戒感がドイツの政財界でこれまで以上に強まってきた。中国事業に伴うリスクが近年、高まっているためで、独産業連盟(BDI)は加盟企業に中国依存の低減を呼びかける意向だ。ペーター・アルトマイヤー経済相は就任後初の

アフリカ支援基金を独が設立へ、難民流入の歯止め狙い

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は10月30日、首都ベルリンでアフリカ諸国の首脳と会談し、アフリカ支援に向けて総額10億ユーロの基金を設立する意向を表明した。同地の経済を発展させることで欧州への難民流入に歯止めをかける狙い

再生エネの入札枠拡大で与党合意

独与党のキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)と社会民主党(SPD)は10月31日、再生可能エネルギー電力の助成入札枠を拡大することで合意した。エネルギーミックスに占める再生エネの割合を2030年までに現在の約36%

最低賃金を2段階で引き上げ、20年には9.35ユーロに

ドイツ政府は10月31日の閣議で、法定最低賃金を来年と再来年にそれぞれ引き上げることを了承した。最低賃金諮問委員会の答申を踏まえたもので、現在の1時間当たり8.84ユーロを2019年1月1日付で9.19ユーロ、20年1月

製造業受注2カ月連続拡大、9月は0.3%増に

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が6日発表した製造業の9月の新規受注指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.3%増となり、2カ月連続で拡大した。国内が2.8%、ユーロ圏(ドイツを除く)が

輸入物価の上げ幅7カ月ぶりに縮小、9月は4.4%に

ドイツ連邦統計局が2日発表した9月の輸入物価指数は前年同月比で4.4%上昇したものの、上げ幅は前月(同4.8%)から0.4ポイント低下し、7カ月ぶりに縮小した。上昇率は依然として高い。エネルギーが32.5%上昇して全体を

独与党CDUの保守化に有権者の3分の2が反対

アンゲラ・メルケル首相が率いる中道右派の独与党・キリスト教民主同盟(CDU)の保守化に有権者の63%が反対していることが、民放RTL/ntvの調査で分かった。CDU内には保守化路線に転じるべきだとの声があるものの、有権者

11月1日付の法令改正

・企業から被害や不当な措置を受けた消費者が損害賠償などを請求しやすくする集団代表訴訟制度が施行。消費者は裁判費用を負担しないため、訴訟に加わりやすい。認証を受けた団体が消費者を募って裁判を起こす ・3歳未満向けの玩具およ

生産者物価が1年来の上げ幅に、9月は3.2%

ドイツ連邦統計局が23日発表した9月の生産者物価指数は前年同月比3.1%増となり、12カ月来の大きな上げ幅を記録した。エネルギーが最大の押し上げ要因で、8.5%上昇。エネルギーを除いたベースでは上昇率が1.6%にとどまっ

企業景況感2カ月連続で悪化

Ifo経済研究所が25日発表した10月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は102.8となり、前月を0.9ポイント下回った。同指数の悪化は2カ月連続。現状判断を示す指数と今後6カ月の見通しを示す指数がともに2カ月

消費者景況感、11月は横ばいに

市場調査大手GfKが26日発表したドイツ消費者景況感指数の11月向け予測値は10.6となり、10月の確定値(10.6)と同水準を保った。景気と所得の見通しはやや悪化したものの、高額商品の購入意欲が上昇へと転じ、差し引きで

失業者数が統一後最低の220万人に

連邦雇用庁(BA)が30日発表した10月の失業者数は前月を5万3,000人下回る220万4,000人となり、東西ドイツ統一後の最低を更新した。堅調な経済を背景に雇用の拡大が続いていることが大きく、季節要因を加味した実質で

メルケル首相が21年までに引退、州議選の連続大敗受けて

ドイツ中西部のヘッセン州で28日に行われた州議会選挙で、国政与党のキリスト教民主同盟(CDU)と社会民主党(SPD)はともに得票率を10ポイント以上、落とし大敗した。国政与党は14日のバイエルン州議選でも2ケタ台の得票減

トルコとの関係正常化を政府が模索、経済相がアンカラ訪問

ドイツのペーター・アルトマイヤー経済相は25日から2日間、トルコの首都アンカラを訪問した。2016年のクーデター未遂事件をきっかけに悪化した両国の経済関係を正常化することが狙い。経済が急速に悪化するトルコ側も外資を呼び込

使い捨てプラ製品の規制法案、欧州議会が可決

欧州連合(EU)の欧州議会は24日の本会議で、域内でのプラスチック製品の使用を規制する法案を圧倒的賛成多数で可決した。ストローなど一部の使い捨てプラスチック製品の使用を2021年から禁止することを柱とする内容。加盟国の承

インフレ率が10年来の高水準に、10月は2.5%

ドイツ連邦統計局が30日発表した10月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比2.5%増となり、上げ幅(インフレ率)は2008年9月以来の高水準に達した。インフレ率が2%台を記録するのは6カ月連続。 物価を最も強く押し上げ

貿易業界団体が輸出見通し引き下げ

独卸売・貿易業者連盟(BGA)は17日、同国の今年の輸出成長率を従来予測の5%から3.5%へと下方修正した。米トランプ政権の保護主義政策に起因する通商摩擦と英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を最大のリスク要因とみ

9月卸売物価+3.5%に、上げ幅は5カ月ぶり縮小

ドイツ連邦統計局が18日発表した9月の卸売物価指数は前年同月比3.5%増となり、上げ幅は5カ月ぶりに縮小した。上昇率自体は大きく、石炭・石油製品は19.4%の伸びを記録した。 石炭・石油製品以外では穀物・葉たばこ・種子・

製造業の受注残高、8月は0.3%増に

連邦統計局が17日発表した製造業の8月末時点の受注残高は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月末を0.3%上回った。国内が0.2%、国外が0.3%の幅で増加した。 中間材が0.7%伸びて全体を押し上げた。投資財は0.

州議選で国政与党大敗、メルケル政権への不満鮮明に

ドイツ南部のバイエルン州で14日、州議会選挙が行われ、即日開票の結果、国政レベルの与党である中道右派のキリスト教社会同盟(CSU)と同中道左派の社会民主党(SPD)はともに得票率を10%以上、落とし大敗した。メルケル政権

ブレグジットにらみ法整備、英法人の独法人化を容易に

英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)に伴い必要となる法律の整備をドイツ政府が進めている。企業活動に大きな支障が出るのを回避するのが狙い。10日の閣議では英国法に基づく非公開有限責任会社(private compan

車排ガス規制、EU環境相理が35%削減案で合意

欧州連合(EU)は9日、ルクセンブルクで環境相理事会を開き、EU域内で販売される乗用車の二酸化炭素(CO2)排出量を2030年までに21年の目標と比べて35%削減する規制案で合意した。これは30%の削減を求めた欧州委員会

輸入物価の上げ幅なお大きく、8月は横ばいの4.8%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した8月の輸入物価指数は前年同月比で4.8%増加し、上げ幅は前月(同4.8%)と同じ高水準となった。エネルギーが33.2%上昇したことが大きく、エネルギーを除いた輸入物価は1.7%増にとどまっ

独政府が成長率予測引き下げ

ドイツ政府は11日、国内総生産(GDP)予測を下方修正した。米国の保護主義政策を受けて世界の貿易が年初から低迷しているほか、国内の人材不足が深刻化し生産活動の足かせとなっているためだ。自動車業界の生産が新しい排ガス検査方

介護保険料引き上げへ、来年から0.5ポイント

ドイツ政府は10日の閣議で介護保険料の引き上げ方針を了承した。介護保険支出が急速に拡大していることに対応する狙い。連邦議会(下院)の承認を経て来年1月1日付で保険料率を0.5ポイント引き上げ、3.05%(子どもがいない人

移民法原案を閣議了承、企業の人手不足解消へ

ドイツ政府は2日の閣議で、内務省、労働省、経済省が共同作成した移民法の原案を了承した。ドイツでは雇用の拡大と少子高齢化の進展を受けて専門人材が不足し、経済の足かせとなっていることから、政府は同国初の移民法を作成し、欧州連

政府の走行禁止回避策に疑問符、裁判所が効果を認める保証なし

ディーゼル車の走行禁止を回避するために独政府が打ち出した対策方針に多くの疑問が浮上している。対策方針に法的強制力はなく、あくまで自動車メーカーの任意の協力が必要不可欠であるうえ、仮に完全履行したとしても十分な効果が上がる

車排ガスを30年までに40%削減へ、欧州議会が規制案採択

欧州連合(EU)の欧州議会は3日の本会議で、2030年を達成期限とする自動車の新たな排出ガス規制案を賛成多数で可決した。EU域内で販売される乗用車と小型商用車(バン)の新車を対象に、二酸化炭素(CO2)排出量を30年まで

鉱工業生産3カ月連続減少、車排ガス検査方式の変更響く

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が8日発表した8月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.3%減となり、3カ月連続で落ち込んだ。乗用車の排ガス検査方式の変更を受けて、自動車業

生産者物価が11カ月来の上げ幅に、8月は3.1%

ドイツ連邦統計局が5日発表した8月の生産者物価指数は前年同月比3.1%増となり、11カ月来の大きな上げ幅を記録した。エネルギーが最大の押し上げ要因で、7.3%上昇。エネルギーを除いたベースでは上昇率が1.8%にとどまった

輸出高3カ月連続拡大、8月は2.2%増に

ドイツ連邦統計局が9日発表した8月の輸出高(暫定値)は前年同月比2.2%増の1,052億ユーロとなり、3カ月連続で拡大した。欧州連合(EU)域外向けが3.5%伸びて全体をけん引。EU向けはユーロ圏が1.3%増、EUのユー

成長率予測を大幅引き下げ=秋季予測

Ifoなど有力経済研究所は9月27日に公表した共同作成の「秋季経済予測」で、国内総生産(GDP)見通しを引き下げた。ドイツ企業の主要な国外市場が弱含んでいるうえ、人材不足も深刻化しているためだ。自動車業界の生産が新しい排

インフレ率が7年来の高水準に、9月は2.3%

ドイツ連邦統計局が9月27日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比2.3%増となり、上げ幅(インフレ率)は2011年11月以来の高水準に達した。インフレ率が2%台を記録するのは5カ月連続。 物価を最も強く押し

消費者景況感3カ月ぶりに改善

市場調査大手のGfKが9月27日発表したドイツ消費者景況感指数の10月向け予測値は10.6となり、9月の確定値(10.5)を0.1ポイント上回った。同指数の改善は3カ月ぶり。景気の見通しと所得の見通しが良好で全体が押し上

失業者数9月は9.4万人減少

ドイツ連邦雇用庁(BA)が9月28日発表した同月の失業者数は前月を9万4,000人下回る225万6,000人となり、東西ドイツ統一後の最低を記録した。9月は夏季バカンスの終了で求人が拡大し、卒業・職業訓練終了直後に失業登

10月1日付の法令改正

・玩具に含まれる鉛の量の制限強化。許容上限値がチョークで従来の1キログラム当たり13.5ミリグラムから2ミリグラム、フィンガーカラーで同3.4ミリグラムから0.5ミリグラムに(10月28日付で施行) ・温水器の窒素酸化物

企業景況感9月はやや悪化

Ifo経済研究所が24日発表した9月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は103.7となり、前月を0.2ポイント下回った。同指数の低下は2カ月ぶり。今後6カ月の見通しを示す期待指数が0.3ポイント減の101.0、

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