アディダス―独米の自動生産工場を閉鎖へ、アジアに移管―
スポーツ用品大手の独アディダス(ヘアツォーゲンアウラハ)は11日、ドイツと米国での高度なオートメーション技術を利用したシューズ生産を来年4月までに停止し、アジアに移管すると発表した。
製品づくりのノウハウを持つアジアのサプライヤーに生産を委託した方が大きな成果が出ると判断したため。
アジアのサプライヤーでは今後、アディダスが独米で培った技術を利用してシューズ以外の同社製品も製造する意向だ。
スポーツ用品大手の独アディダス(ヘアツォーゲンアウラハ)は11日、ドイツと米国での高度なオートメーション技術を利用したシューズ生産を来年4月までに停止し、アジアに移管すると発表した。
製品づくりのノウハウを持つアジアのサプライヤーに生産を委託した方が大きな成果が出ると判断したため。
アジアのサプライヤーでは今後、アディダスが独米で培った技術を利用してシューズ以外の同社製品も製造する意向だ。
独計測機器メーカーのB+Bサーモ・テクニック(Thermo-Technik)はこのほど、セルビア北部のスボティツァで温度センサー工場を開所した。投資額は100万ユーロ。100人の雇用創出が見込まれている。 新工場はスボテ
ドイツの暖房設置事業者の業界団体であるZVSHKは29日、加盟企業で受注のキャンセルが急増していることを明らかにした。
キャンセル件数は平均2件としていることから、合わせて約1万6,000件に上る計算だ。
ZVSHKはこれを踏まえ、助成法案施行前に顧客が発注した暖房にも助成措置を適用するよう政府に要求している。
自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは25日、風力発電設備子会社ZFウインド・パワーが中国同業の遠景能源(エンビジョン・エナジー)と協業合意したと発表した。
ブランド、技術、市場でそれぞれの強みを持ち寄り、価格競争力のある製品を共同開発・販売する。
ポルスキエLNGはすでに、ゼーラス・リンデのSCV気化器を5基導入している。
なお、欧州委員会は18日、LNG基地拡張プロジェクトに欧州地域開発基金(ERDF)から1億3,000万ユーロの助成金を支出すると発表した。
LNG基地建設時にも2億2,400万ユーロの助成を実施している。
独系エンジニアリング大手のリープヘル(スイス)が、ロシアの天然ガス大手ノバテクが北極圏で進める液化天然ガス(LNG)生産事業「アークティックLNG2」で使用するクレーンの生産を現地化する意向だ。
アークティックLNG2では3基のLNGプラントを建設し、合計で年間1,980万トンを処理する。
リープヘルは2011年にロシアに進出した。
同社は3月、自動車部品部門で欧州の従業員900人を削減することを明らかにした。
シェフラーの人員削減はこれまで、業績不振の自動車部品部門に限定されていた。
今回は産業向け部門にも拡大されている。
ロシアのプラスチックメーカー、PMコンポジートは8日、同国南部サマラ州のトリヤッチ特別経済地区で複合素材工場の開所式を行った。
自動車・建設産業向けに熱硬化性成形材料(BMC)製品を、建設産業向けにポリマーコンクリート製品を供給する。過去の発表によると、投資額は7億7,000万ルーブル(1,100万ユーロ)で、128人を雇用する計画だ。
新工場の敷地面積は2.14ヘクタールで、約3,500平方メートルの生産施設と1,525平方メートルの事務棟が建設された。生産設備はドイツのジンペルカンプ、HGグリメ・システック、レスペクタ(Respecta)、シュミット&ハインツマンの各社から調達した。今年4月から試験稼働していた。
PMコンポジートはサマラ市に本拠を置く道路設備メーカー、ザヴォド・プロドマシの子会社。プロドマシはガードレールや街灯などの道路設備の生産を手がける。(1RUB=1.68JPY)
閉鎖するのは産業向け製品を手がける独南部のゾントーフェン工場と商用車向け製品を手がける独東部のチョッパウ工場。
両工場で生産してきた製品は他の拠点へと移管する。
閉鎖に伴い従業員230人を削減し、370人を他の拠点に配置換えする。
軍需大手の独ラインメタルは9月30日、ハンガリー陸軍と装備近代化の契約を結んだと発表した。
主力戦車「レオパルド2」44両と自走榴弾砲「PzH2000」24両向けに、主要兵装と射撃統制システムを供給する。
当該の「レオパルド2」と「PzH2000」は昨年12月、独同業のクラウス・マッファイ・ヴェークマン(KMW)がハンガリー陸軍から受注したもの。
独包装機械大手のクロネスは18日、ハンガリー東部のデブレツェンで新工場の落成式を行った。
全世界で製造される飲料・液状食品の4本に1本がクロネス製の設備で充填されている。
ハンガリーではこれまでにミネラルウォーターのセントキラーリーやエナジードリンクのヘルに設備を納入した実績がある。
ドイツ機械工業連盟(VDMA)は23日、独業界の来年の生産高が今年を実質2%下回るとの予測を発表した。
VDMAは当初、今年の生産成長率を2%としていた。
独機械業界の生産高は第1四半期(1~3月)に前年同期を0.3%上回ったものの、第2四半期(4~6月)は同2.9%減少。
ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した独業界の7月の新規受注高は前年同月比で実質3%減少した。
国外はユーロ圏が3%増加したものの、ユーロ圏外が5%後退し足を強く引っ張った。
国内が8%、ユーロ圏が9%、ユーロ圏外が7%の幅で減少した。
独総合電機大手シーメンスの鉄道事業子会社、シーメンス・モビリティはこのほど、同社の標準型機関車「スマートロン(Smartron)」をルーマニアとブルガリアに供給することを明らかにした。
ルーマニアの鉄道貨物業E-Pレイルから4台、ブルガリアの運輸業界最大手PIMKから3台を受注している。
シーメンスは2018年3月、「スマートロン」をドイツ市場向けに発表した。
ドイツの産業ロボット・溶接機械メーカー、カール・クロース・シュヴァイステヒニクはこのほど、中国の自動化機器メーカー南京埃斯頓自動化股份有限公司(Estun Automation)が同社を買収すると発表した。
建機や鉄道車両、自動車業界向けに溶接機械とロボットを生産している。
南京埃斯頓自動化はクロースの買収を通して世界有数のロボットメーカーになる考えだ。
宇宙開発のスタートアップ企業である独PTサイエンティスツ(ベルリン)は2日、航空宇宙分野の企業に1日付で身売りしたと発表した。
売却先企業と売却額は公表しないことで合意しており不明。
PTは宇宙輸送サービスの米スペースXのロケット「ファルコン9」を利用して着陸船と探索機を2021年に月へと送り込み、米国の宇宙船「アポロ17号」が1972年に置き去りにした探査機を撮影することを計画している。
自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は26日、穀物の刈り入れと脱穀、選別を同時に行うコンバインハーベスター向けのスマートな動力伝達(トランスミッション)ベルトを開発すると発表した。
コンチネンタルはこうしたリスクを軽減するためにスマートな動力伝動ベルトを開発する。
これによりベルトの状態をリアルタイムで把握し、メンテナンスと交換の時期を事前に予測できるようにする。
独フォークリフト大手キオンはこのほど、ポーランドに新工場を設置すると発表した。
年内に着工し、2021年初頭に稼働を開始する。
新工場には生産施設のほか開発センターも設置する。
ドイツ機械工業連盟(VDMA)が連邦統計局のデータをもとに21日発表した同国の上半期(1~6月)の機械輸出高は前年同期比0.9%増の892億ユーロとわずかな伸びにとどまった。
上半期の輸出高が最も大きかった仕向け先国は米国で、前年同期比7.8%増の99億6,110万ユーロを記録した。
EU向け輸出額は計431億ユーロで、前年同期を1.7%上回った。
独工作機械工業会(VDW)が13日発表した独業界の上半期(1~6月)の新規受注高は前年同期を21%割り込んだ。
国内受注が19%、国外が同23%の幅で落ち込んだ。
第2四半期(4~6月)の新規受注高は前年同期比22%減で、内訳は国内が28%減、国外が18%減だった。
スマートカード製造装置を手がける独ミュールバウアー・オートメーションが、スロバキアのニトラ工場に研究開発(R&D)拠点を整備する。特注品のプロトタイプの開発生産が目的。投資規模は明らかにされていない。 新拠点は
ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した独業界の上半期(1~6月)の新規受注高は前年同期比で実質9%減少した。世界経済の減速や通商摩擦などの政治リスク、自動車業界の構造転換が直撃。国内と国外受注がともに9%落ち込んだ
ロシアの自動車メーカー、アフトトル(Avtotor)はこのほど、独設備大手のデュルに新工場の設計業務を発注した。契約金額は明らかにされていない。新工場は2020年に稼働する予定だ。 アフトトルは、カリーニングラードの西端
独複合企業ラインメタル(デュッセルドルフ)は26日、カナダのスタートアップ企業プロベクタス・ロボティクス・ソリューションズを6月1日付で完全買収したと発表した。防衛・自動車部品の両部門でロボット、自動運転技術を拡充する狙
プレス機械大手のシューラーは29日、本国ドイツで人員削減を実施すると発表した。欧州から他の地域へと需要が移っていることから、コスト高のドイツで生産能力の調整が避けられなくなったとしている。本社所在地ゲッピンゲンとエアフル
独産業設備大手のアイゼンマン(ベプリンゲン)は29日、シュツットガルト区裁判所に会社更生手続きの適用を申請したと発表した。複数の大型プロジェクトで問題が発生したことから2018年に巨額赤字を計上しており、これが経営破綻に
機械大手の独デュルは22日、2019年12月期の利益見通しを引き下げた。木工機械部門「HOMAG」と組立・検査設備などを手がける計測・プロセスシステム部門の不振を受けたもので、売上高営業利益率(EBITベース)を従来予測
独鉄鋼系複合企業のティッセンクルップは10日、独ザールラント州ホンブルクにある自動車部品工場に8,000万ユーロを投じて最新鋭の鍛造プレスラインを設置すると発表した。同工場における過去最大の設備投資で、トラックのフロント
フォークリフト大手の独キオン(フランクフルト)は11日、リチウムイオン電池システムの有力メーカーである独BMZホールディングと共同でフォークリフト用リチウムイオン電池の合弁生産会社を設立することで合意したと発表した。需要
自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は12日、包装機械事業をルクセンブルクの投資大手CVCキャピタル・パートナーズに売却することで合意したと発表した。取引価格は非公開。年末の売却手続き完了を見込む。 ボッシュは
包装機械大手の独クロネス(ノイトラウプリング)は11日、2019年の売上高税引き前利益率を従来予測の約6%から同約3%へと引き下げた。世界経済の減速や米中の通商摩擦のほか、プラスチックごみ問題を受けて飲料メーカーが発注を
独ロ企業が作る経済デジタル化イニシアチブ(GRID)に、ロシアのソフト大手カスペルスキーが新たに加盟した。GRIDを取りまとめる在ロシア・ドイツ商工会議所では、デジタル化のカギの一つであるサイバーセキュリティ―を手がける
ドイツ機械工業連盟(VDMA)は19日、同国の食品・包装機械業界の2018年の売上高が過去最高の約152億ユーロに達したと発表した。前年比の増加幅は8%と大きく、10年来の高水準を記録している。 部門別でみると、包装機械
機械大手の独GEA(デュッセルドルフ)は24日、組織再編計画を発表した。既存の事業部門をおおむね維持しながらも、各部門に最高経営責任者(CEO)などからなる取締役会を設置して権限を強化するとともに責任を明確化。収益力を高
独メーカーの32%が3Dプリンターを利用していることが、情報通信業界連盟(Bitkom)のアンケート調査で分かった。2016年は20%、18年は28%となっており、年を追うごとに増加している。「3Dプリンターは事業モデル
ドイツの破砕機メーカー、BHSゾントホーフェンは先ごろ、スロバキア東部のプレショフ近郊にあるザツレツカ工業団地で新工場の建設を計画していることを明らかにした。製品需要の拡大を受けたもので、投資額は1,000万ユーロ。新工
独建設機械メーカー、ゼンネボーゲンのハンガリー子会社、テルメレーシュ・ロジスティック・セントルム(TLC)がハンガリー西部のリテールに新工場を建設する。同国のシーヤールト外務貿易相がこの程明らかにしたもので、同社は202
ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した独業界の4月の新規受注高は前年同月を実質11%下回り、5カ月連続で落ち込んだ。国内受注が15%、国外が同9%の幅で低下。国外はユーロ圏外が10%減、ユーロ圏が6%減だった。VD
三菱マテリアルは5日、同社の加工事業カンパニーが西南ドイツのシュツットガルトに切削加工ユーザー向けの技術サポート拠点を開設したと発表した。欧州の技術サポート拠点は2カ所目。技術サポートの幅を拡充する。 シュツットガルトテ
建設機械販売・サービス大手の独ツェッペリンは5日、ロシアのサンクトペテルブルクで新サービスセンターを開所した。同社のサービス拠点としては最大規模で、投資額は約1,750万ユーロに上る。製造業や鉱山業が集中する同国北西部の
独エンジン大手のドイツ(ケルン)は3日、中国の建機大手、三一重工と共同で現地に合弁生産会社を設立すると発表した。ドイツは中国自動車大手・第一汽車(FAW)との合弁ドイツ大連(Deutz Dalian)から昨年、資本撤退。
JFEエンジニアリングは22日、独子会社スタンダードケッセル・バウムガルテ(SBG)が英エネルギー大手BPから受注を獲得したと発表した。独ゲルゼンキルヒェンにあるBPのルール製油所にガス焚きボイラーを提供する。BPは同製
ドイツ機械工業連盟(VDMA)が21日発表した同国の第1四半期(1~3月)の機械輸出高は前年同期比2.1%増の438億ユーロへと拡大した。最大の輸出先国である米国向けが10.4%伸びて全体を強く押し上げた格好。中国向けは
独工作機械工業会(VDW)が22日発表した独業界の第1四半期(1~3月)の新規受注高は前年同期比21%減と大幅に落ち込んだ。VDWは4月の時点で同13%減としていたが、今回、大幅に下方修正した。比較対象の2018年第1四
自動車大手のダイムラー、航空部品製造のプレミアム・アエロテック、積層造形装置(3Dプリンター)を手がけるEOSの独3社は4月30日、積層造形(AM)の量産技術確立に向けたパイロットプロジェクトが成功裏に終了したと発表した
ドイツ機械工業連盟(VDMA)が6日発表した独業界の3月の新規受注高は前年同月を実質10%下回り、4カ月連続で落ち込んだ。国内受注が15%、国外が同8%の幅で低下。国外はユーロ圏外が9%減、ユーロ圏が3%減だった。VDM
独工作機械工業会(VDW)がこのほど発表した独業界の1-3月期(第1四半期)の新規受注高は前年同期比で13%減少した。比較対象の2018年第1四半期は国内を中心に受注が急増しており、その反動が出た格好。通商摩擦や英国の欧
独機械部品メーカーのリングスパンが、ボスニア・ヘルツェゴビナに電動アシスト自転車用部品工場を建設する。投資額は今後2年で総額200万ユーロ。部品は独ボッシュなどに供給する。 新工場の建設地は、北西部ウナ・サナ県ボサンスカ
ローツェは10日、欧州販売・サポート拠点をドイツに開設すると発表した。これまで現地代理店を中心に展開してきた欧州事業を、子会社設立により一段と強化する。 独東部のドレスデンに今月、完全子会社ローツェ・エンジニアリングを設