中東欧エネルギー業界の動き

トルコ、原発建設でフランスとも交渉

トルコのユルドゥズ・エネルギー天然資源相は7日、黒海沿岸で計画する原子力発電所建設に関し、フランスとも交渉している事実を明らかにした。受注が有力視される日本に、新たな競争相手が登場した格好だ。ただ、日本は先月24日、トル […]

ルクオイルのハンガリー子会社、卸販売から撤退

ロシアの石油大手ルクオイルのハンガリー子会社は1月1日付で同国における燃料卸販売事業から撤退した。ハンガリー政府が赤字削減のために昨年10月に導入した銀行、エネルギー、通信、小売業向けの特別税が原因。同子会社のデニス・リ

カザフスタンの原油輸出関税、年初から2倍に

カザフスタンが1月1日付で原油輸出関税の1トン当たりの税額を20米ドルから40米ドルに大きく引き上げた。同国は世界の原油生産高の約2%を占める中央アジア最大の産油国で、主力輸出商品からの税収拡大により財政安定を狙っている

ロシア、パイプラインで中国に原油供給

ロシアは1月1日、「東シベリア太平洋パイプライン(ESPO)」経由で中国への原油供給を開始した。同国はこれまで、コストと時間のかかる鉄道輸送で供給してきたが、ESPO開通で中国への原油輸出量を倍増する計画。アジアへの輸出

アゼルバイジャン、ベラルーシに原油供給

アゼルバイジャンは今年からベラルーシに原油を供給する。アゼルバイジャン石油公社SOCARが12月27日明らかにした。SOCARによると、同取引はベネズエラを交えた3カ国間の交換取引で、アゼルバイジャンはベネズエラの代わり

今年は最大54億ズロチ投資

ポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)は今年、最大で54億ズロチを投資する計画だ。ラドスワフ・ドゥジンスキ副社長がこのほど明らかにした。 \ ポーランド国内や海外での石油・ガス田の探鉱に11億6,000万ズロチ、供給

独IWC、ブルガリアで風力発電パークを建設

ドイツの風力発電プロジェクト会社Innovative Wind Concepts(IWC)が、ブルガリア北東部のシュメン近郊で風力発電パークの建設を計画している。現地の『ソフィア・モーニング・ニュース』紙によると、同国の

ロシア産油量、ソ連崩壊後で最高水準

世界最大の産油国であるロシアの2010年原油生産量は日量1,015万バレルとなり、前年実績の993万バレルを2.2%上回った。これは、ソ連が崩壊した1991年以来で最高の水準。エネルギー省系の燃料エネルギー業界情報管理中

仏EDF、エネア買収で独占交渉権を獲得

仏電力公社EDFはポーランドの国営電力会社エネアの株式買収に関し、同国政府から独占交渉権を獲得した。交渉期限は明らかにされていないが、政府は来年3月末までに保有するエネア株式60.43%のうち51%を売却することを計画し

ロトス株売却、2012年以降に=トゥスク首相

ポーランド政府による国内石油第2位ロトスの株式売却計画が大幅に遅れる見通しだ。政府は当初、保有するロトスの発行済み株式の53.2%を来年3月までに売却する方針を示していたが、トゥスク首相は今月7日、一転して「2012年ま

ノルド・ストリーム、25億ユーロ融資取り付け

ロシア産天然ガスをバルト海経由でドイツに供給するガスパイプライン事業「北欧州ガスパイプライン(ノルド・ストリーム)」の事業母体であるノルド・ストリームAGは16日、第2パイプラインの建設に向けて、24の銀行から総額25億

ロスアトム、タンザニアのウラン鉱山を手中に

ロシア原子力公社(ロスアトム)が傘下のARMZを通じ、豪州のウラン開発会社Mantra Resourcesを11億6,000万オーストラリアドル(11億5,000万米ドル)の現金取引で取得する。ウラン生産拡大に向けた鉱山

カスピ海パイプライン、14年までに輸送能力倍増へ

カザフスタン産の石油を黒海沿岸に運ぶカスピ海パイプラインを運営する企業連合カスピアン・パイプライン・コンソーシアム(CPC)は15日、54億米ドルを投資して、パイプラインの輸送能力を2014年までに年間7,000万トンに

トルクメンなど4カ国、送ガス管建設で合意

トルクメニスタンとアフガニスタン、パキスタン、インドの4カ国は11日、天然ガスパイプラインの建設計画を推進することで合意した。同パイプラインはトルクメニスタン産の天然ガスをアフガニスタン、パキスタン経由で印パ国境まで輸送

ブルガリア、ベレネ原発建設で国外3企業と合弁会社設立へ

ブルガリア国営電力(NEK)はこのほど、同国北部のベレネ原子力発電所建設計画について、露原子力公社ロスアトム、フィンランドの公益最大手フォータム、仏技術大手アルトランと合弁会社を設立することで合意した。 \ 発電所を建設

中国華電、セルビアに太陽光発電所計画

中国の国営電力会社、中国華電集団公司がセルビアに太陽光発電所の建設を計画している。7日付の独紙『ナッハリヒテン・フュア・アウセンハンデル』が、セルビアの日刊紙『ノーヴォスチ』の報道を引用して伝えたところによると、建設予定

ロシア再可エネ振興計画がスタート=世界銀行

世界銀行は9日、ロシアにおける再生可能エネルギー産業振興計画(「ロシア再生可能エネルギープログラム」)の開始を宣言した。投資総額は1億6,500万米ドル。今後5年にわたり、法整備・奨励措置導入などの政策面で政府をサポート

ロシア、ヤマルのLNG事業に免税措置

ロシア財務省は6日、シベリア地方ヤマル半島での液化天然ガス(LNG)プロジェクトに対して鉱物資源採掘税を免除する法案を提出した。同法案が成立すれば、同半島でLNGプロジェクトを計画しているロシア2位のガス会社ノバテクは大

仏アルストム、露エネルギー大手数社と電力事業で合意

仏重電大手アルストムは9日、ロシアのエネルギー大手数社と、同国で水力・火力・原子力・送電事業を共同実施することで合意した。合意文書の調印には、アルストムのクロン会長兼最高経営責任者(CEO)および電力インフラ子会社アルス

ポーランド、日本に排出枠売却

ポーランドが京都議定書で割り当てられた売却可能な温暖化ガス排出権(AAU)の一部を日本に売却する。取引量は二酸化炭素(CO2)換算で400万トン。日本政府とポーランド環境省が9日、発表した。取引額は公表されていないが、市

チェコ、米国と原子力エネルギーで協力へ

チェコのマルチン・コツォウレク産業貿易相は6日、米ワシントンでゲーリー・ロック商務長官と会談し、両国の原子力エネルギー相互協力宣言に署名した。両国は今後、商用および研究用原子力分野で協力を進める。7日付プラハ・デイリー・

ルーマニア、風力発電導入が加速

ルーマニアで風力発電の導入が急速に進んでいる。2009年末時点の設置容量は14メガワット(MW)だったが、今年は464MW、来年は1,165MWの新規導入が見込まれており、飛躍的な伸びが期待されている。 \ 今年は、チェ

電力価格が上昇

ポーランドの電力価格が上昇している。経済成長に伴う電力需要が拡大している一方で、国内発電所は老朽化が進み、需要に対応するのが難しくなっており、将来的にエネルギーの輸入依存が加速する恐れがあると専門家は警告している。 \

チェコ電気料金、来年上昇幅は5%前後に

チェコ・エネルギー規制局(ERU)はこのほど、太陽光発電に対する課税を柱とする法案が成立すれば、2011年の電気料金の上昇幅は家庭向けが4.6%、法人向けが5.2%に抑えられるとの見通しを示した。一方、法案が成立しない場

ブルガリア、初の太陽光発電施設が稼働

ブルガリア初の太陽光(PV)発電施設がこのほど稼働した。中国企業2社が500万ユーロを投資し、地元の太陽光発電企業サン・サービスが7カ月で完成させた。中国・新華社通信など複数メディアが報じた。 \ 同国西部のイフチマンに

リトアニア原発建設入札が失敗

リトアニアのエネルギー省は3日、新原子力発電所の建設プロジェクトに関し、韓国電力公社(KEPCO)が応札を取り下げた事実を明らかにした。応札した2社のうち、条件を満たしていたのはKEPCOだけであったため、入札は失敗に終

風力発電、成長に期待

ロシアでは風力発電の普及が遅れている。環境情報会社クリーンデックスのまとめによると、風力発電の設置容量は18メガワット(MW)であり、過去4年間の新規導入容量は4MWにとどまった。 \ ロシア政府は、総発電量に占める再生

ルクオイル、第3四半期は37%増益

ロシアの民間石油最大手ルクオイルは11月30日、第3四半期(7-9月期)決算の純利益が前年同期比37%増の28億2,700万米ドルとなったと発表した。原油価格の上昇が追い風となり、ブルームバーグのアナリスト予想中央値の2

ガスプロムとシェル、提携強化で合意

天然ガス世界最大手の露ガスプロムと英蘭系国際石油資本ロイヤル・ダッチ・シェルは11月30日、戦略的業務提携を強化することで合意したと発表した。これにより、ガスプロムは第3国におけるシェルのプロジェクトに参加できる。一方、

ガスプロム、ウクライナで合弁

天然ガスの世界最大手であるガスプロムは1日、ウクライナ燃料エネルギー省と合弁会社2社の設立で合意したと発表した。炭坑メタンガス(CMM)の生産および黒海のパラス天然ガス鉱区の開発を共同で実施する。ガスプロムとウクライナ国

独エーオン、ガスプロム株を売却

エネルギー大手の独エーオンは1日、ロシアの国営天然ガス大手ガスプロムの保有株3.5%を売却すると発表した。すでに、0.8%は市場で売却しており、残り2.7%は今月中にロシアの国営銀行VEBに売却する。売却総額は計34億ユ

ガスプロム、「サハリン2」の権益拡大を計画か

天然ガス世界最大手の露ガスプロムは、サハリン沖の資源開発事業「サハリン2」で、三井物産および三菱商事が保有する権益を取得することを計画しているもようだ。現地日刊紙「RBK」が11月23日、国家監査委員会からの情報として報

露資源大手2社がアジア事業を強化

ロシアの資源大手が、需要の大幅拡大が見込めるアジア事業を強化している。石炭最大手のSUEKは11月24日、アジア・太平洋地域への販売拡大戦略の一環として、東京に販売拠点を開設すると発表した。主要販売先である欧州市場におけ

ウクライナ、エジプトで油田採掘権を取得

ウクライナの国営石油・ガス公社ナフトハズがエジプト政府から西サハラ地方の2つの油田の採掘権を取得した。このほど開かれた経済・科学・技術協力に関するウクライナとエジプトの政府間委員会での合意に基づき、ウクライナ政府が11月

トルクメニスタン、欧州へのガス供給に意欲

トルクメニスタンはこのほど、欧州連合(EU)が支援するナブッコ・パイプライン計画に関連し、欧州に年間400億立方メートルのガスを供給する用意があることを明らかにした。ホジャムハメドフ副首相が首都アシャカバードで開かれた国

政府、エネア売却を仕切り直し

ポーランド政府は電力大手の国営エネアの株式売却を仕切り直しする。政府は10月末、同国の実業家ヤン・クルチク氏が率いる投資会社クルチク・ホールディングに独占交渉権を供与。独占交渉の期限が切れた今月4日には、クルチク氏がエネ

PGEの7-9月期決算、増益を確保

ポーランド電力最大手の国営ポルスカ・グルパ・エネルゲティチナ(PGE)が15日発表した2010年7-9月期連結決算の純利益は前年同期比2.7%増の7億4,700万ズロチとなった。政府が支払う賠償金と電力販売が減少し、売上

石油・ガスMOL、第3四半期の業績が大幅改善

ハンガリーの石油・ガス最大手MOLが17日発表した2010年第3四半期決算は、純利益が921億フォリントとなり、前期の赤字(432億フォリント)から黒字に転換した。前年同期の7倍に達する増益には、川上事業が好調だったこと

ブルガリアの原発建設、ロシアとの価格交渉が難航

ブルガリアが計画しているベレネ原子力発電所建設にかかる費用をめぐり、ロシア側との交渉が難航している。同原発には2基の原子炉が新設される予定で、ロシア原子力公社ロスアトムが2005年に総工費40億ユーロで建設を受注した。ロ

ロシア、インドにウラン共同開発を提案

ロシア原子力公社(ロスアトム)は19日、インドウラン公社(UCIL)に対して、ロシア連邦サハ共和国におけるウラン鉱山開発事業の権益49%を売却する提案を行った事実を明らかにした。ロスアトムのキリエンコ社長は、現在、UCI

露タトネフチ、新設製油所が年明け稼働

ロシア連邦内タタルスタン共和国の石油大手タトネフチは、来年早々にも新設した製油所を稼働させ、石油製品の販売を開始する計画だ。同共和国の大統領でもある同社のルスタム・ミニハノフ会長がこのほど、ブルームバークに明らかにした。

ガスプロムとナフトガスの統合、まず合弁会社設立

ロシアのガス最大手ガスプロムとウクライナの国営ナフトハズの統合構想に具体化の動きが出てきた。ガスプロムのミレル社長とウクライナのボイコエネルギー相は17日、モスクワで会談し、統合の第一段階として両社が資産を拠出して合弁会

電力最大手CEZ、1-9月に15%減益

チェコ電力最大手CEZがこのほど発表した2010年1-9月期決算は、純益が前年同期比15%減の402億1,300万コルナへと縮小した。営業利益(EBITDA)は5.4%減の672億コルナ。 \ \ 販売電力量は9.7%拡

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