欧州企業のアジア動向

ブンデスドルッケライ―中国合弁から撤退―

ドイツ国有印刷会社ブンデスドルッケライ(ベルリン)がパスポートなどの証明書を製造する中国合弁会社、上海密特印製有限公司(Shanghai Mite Speciality & Precision Printing […]

ウイルス対策大手アバスト、東京に拠点開設

ウイルス対策ソフト大手のアバスト(チェコ)は7月26日、東京に事業拠点を開設した。パソコンと携帯端末向け製品の拡販が目的。すでに日本語による製品サポートを開始している。 日本では5人に2人がパソコンを実店舗で購入している

ジャガーが中国でエンジン生産、現地合弁工場に供給

インドのタタ・モーターズ傘下の英ジャガー・ランドローバー(JLR)は21日、英国外で初のエンジン生産設備を中国に開設した。中国の奇瑞汽車との合弁会社である奇瑞ジャガー・ランドローバー(奇瑞JLR)の工場で新型ガソリンエン

ダイムラー―中国合弁で車載電池生産へ―

自動車大手のダイムラー(シュツットガルト)は5日、北京汽車(BAIC)との中国合弁、北京ベンツ・オートモーティブ(BBAC)に両社合わせて約50億人民元(6億5,500万ユーロ)を投資することで枠組み合意した。電気自動車

コンチネンタル―星ナビソフト会社を買収―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は7日、ナビゲーションソフトの開発を手がけるシンガポールのクアンタム・インベンションズを買収すると発表した。高度道路交通システム(ITS)分野のポートフォリオを拡充する考え。

エアバス・グループ―中国から旅客機140機を受注―

欧州航空機エアバスのトム・エンダース最高経営責任者(CEO)は5日ベルリンで、中国航空器材集団公司(CAS)から旅客機140機を受注する基本合意書に署名した。署名式にはドイツのアンゲラ・メルケル首相と訪独した中国の習近平

シーメンス―中国のデジタル化支援へ―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は5日、製造工程のデジタル化や技術革新の分野で中国政府と企業に協力することを取り決めたと発表した。同国製造業の近代化を支援する。中国の習近平国家主席の訪独に合わせてベルリンで契約に調印

ハンガリー、医療分野で中国との協力拡大へ

ハンガリー政府は20日、中国政府と健康医療分野での協力推進に関する基本合意を締結した。レプセーニー国家経済省国務次官捕によると、合意は両国間の大学や企業の協力関係の促進を目的としたもので、投資プロジェクトも含まれている。

バイエル―中国研究機関と協力、小麦の収穫量拡大目指し―

農業化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は14日、上海生命科学研究院(SIBS)と2年間の協力契約を締結したと発表した。小麦の収穫量を引き上げることが目的で、相互の知見の交換や効率的な光合成モデルの作成を通して実現して

ボッシュ―天津のスマートシティ計画に協力―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は20日、中国の天津市が計画するスマートシティ・プロジェクトに協力することで合意した。同分野でこれまでに培ったノウハウを提供していく。 スマートシティはモノのインターネット(

銅大手KGHM、サウジとインドネシアの精錬所入札参加に意欲

ポーランドの銅精鉱大手KGHMが、サウジアラビアとインドネシアの精錬所建設入札に参加するもようだ。13日付の現地紙『ジエンニク・ガゼタ・プラヴナ(DGP)』が同社のプレゼンテーション資料を基に報じたもので、他社と組み、下

JSR―スイスのバイオ企業買収―

JSRは14日、スイスのバイオ企業セレクシスを完全買収することで合意したと発表した。バイオ医薬品の受託サービス事業を強化する狙い。取引金額は明らかにしていない。 JSRはバイオプロセス事業を強化しており、2015年にはバ

チェコとベトナムの複数企業が提携、覚書7本に調印

ベトナムの首都ハノイで5日、チェコ・ベトナム貿易フォーラムが開催され、両国企業が7件の提携に向けた覚書に調印した。チェコのゼマン大統領のベトナム訪問に合わせたもので、チェコ企業による電子行政サービスの導入や、医薬品・光フ

ダイムラー―新エネ車分野で北京汽車との提携強化―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は1日ベルリンで、中国同業・北京汽車(BAIC)との戦略提携深化に向けた枠組み契約を締結した。電気自動車(EV)をはじめとする「新エネルギー自動車(NEV)」の分野で協力関係を

コンチネンタル―中国2社と戦略提携―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は5月31日、中国の検索エンジン大手・百度(バイドゥ)および、電気自動車(EV)の有力スタートアップ企業NIOとそれぞれ戦略提携合意した。競合ボッシュや自動車大手アウディなど

ボッシュ―百度との提携強化―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は1日ベルリンで、中国の検索エンジン大手・百度(バイドゥ)との提携強化契約に調印した。自動運転、コネクテッドカーの分野で協力関係を拡大する。調印式にはドイツのメルケル首相と中

BASF―中国合弁でプロピオン酸の生産能力拡大―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は1日、中国石油化工との合弁会社BASF-YPCでプロピオン酸の生産能力を拡大すると発表した。中国やインドなどアジア諸国で穀物飼料保存剤としての需要が拡大しているためで、南

一帯一路にドイツ銀と中国開発銀が総額30億ドル

ドイツ銀行と中国の国家開発銀行(CDB)は5月31日、中国政府が主導する広域経済圏構想「一帯一路」を資金面で支援していくことなどで基本合意した。同国の李克強首相の訪独に合わせて趣意書に調印した。一帯一路関連のプロジェクト

コンチネンタル―コネクテッドカーでドコモと共同研究―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)はこのほど、同社の日本法人とNTTドコモが第5世代移動通信方式(5G)をはじめとするセルラーV2X技術を共同研究・開発することで合意した発表した。2020年以降の自動運転車両

ドイツ鉄道―中国市場開拓に本腰―

ドイツ鉄道(DB、ベルリン)が中国市場の開拓を本格化する。足元の独・欧州では事業拡大の余地が小さいのに対し、中国では需要を取り込める余地が大きく、利益の向上につながるとみているためだ。ロナルド・ポファラ取締役(インフラ担

BMW―中国生産能力45万台に拡大―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)は19日、中国瀋陽市の大東区にある完成車工場で、新たな生産区画(ノースセクション)の開所式を行った。これにより同国におけるBMWの生産能力は45万台に拡大することになる。昨年の現地生産台

ダイムラー―香港ディーラーに出資―

自動車大手の独ダイムラーが同社製乗用車の販売会社である香港のLSHオート・インターナショナルに15%出資する。ダイムラーのボド・イッパー取締役が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにしたもので、LSHの事業拡大と

アウディ―中国ディーラーと和解―

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社アウディ(インゴルシュタット)は20日、中国の販売代理店の代表と和解合意したと発表した。これによりアウディ車の現地販売は正常化することになる。 アウディは中国で長年、第一汽車(FA

ラインメタル―EV用モーターハウジング受注―

軍需・自動車部品大手の独ラインメタル(デュッセルドルフ)は18日、ドイツの大手乗用車メーカーから電気自動車(EV)用のモーターハウジングを受注したと発表した。受注総額は1億ユーロ。7年間に渡って納入する。 モーターハウジ

シーメンス―中東持ち株会社設立―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が中東地域での出資を統括する持ち株会社シーメンス・ミドル・イースト・ホールディングを設立した。日刊紙『ヴェルト』が報じ、同社が追認したもので、広報担当者は「(中東地域における)今後の出

エアバス―中国でヘリの合弁生産へ―

欧州航空宇宙大手のエアバスと中国企業が山東省青島でヘリコプターを合弁生産する。現地英字紙『チャイナデイリー』などが報じたもので、近く着工。2019年から中国側への引き渡しを開始する。 エアバス子会社のエアバス・ヘリコプタ

BASF

化学大手の独BASFは14日、上海近郊のソウケイ(Caojing)に酸化防止剤の生産施設を建設すると発表した。2億ユーロ強を投じて樹脂添加剤の世界生産ネットワークを拡充する計画の一環で、年産能力は4万2,000トン。20

フォルクスワーゲン―印タタと戦略提携へ―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループは10日、印同業のタタ・モーターズと戦略提携することで基本合意したと発表した。協業の具体策は今後、両社で協議していくとしており詳細は明らかにしていないものの、インドをはじめ

ZFフリードリヒスハーフェン

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは2日、インド中南部のハイデラバードで研究開発拠点「インド・テクノロジー・センター(ITC)」の開所式を行った。自動車・産業向けに電子機器とソフトウエアを開発する計画で、自動

チェコのケーブルメーカーが印合弁設立

チェコのケーブルメーカー、レイ・サービス(Rayservice)は先ごろ、印同業のエルコンポニクスと合弁で新会社エルコンポニクス・レイ・システム・インド(エル・レイ)を設立すると発表した。同国の陸・空軍、民間航空機産業に

メトロ―ミャンマー進出―

流通大手の独メトロ(デュッセルドルフ)は2月24日、ミャンマー市場への進出計画を発表した。シンガポールで上場しミャンマーで不動産事業などを手がけるヨマ・ストラテジック・ホールディングスと合弁会社メトロ・ホールセール・ミャ

独物流大手K+N、欧州・中国間の小口貨物サービスを開始

物流大手の独キューネ+ナーゲル(K+N)は2月22日、新会社KNユーラシア・エクスプレスを設立し、欧州・中国間の小口貨物(LCL)サービスを開始すると発表した。既存の大口貨物(FCL)サービスに続くもので、自動車、先端技

EBRD、トルコの地下鉄車両メーカーに融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は2月22日、トルコの鉄道車両メーカー、ボザンカヤ(Bozankaya)に1,000万ユーロを融資すると発表した。同社は昨年、独電機大手シーメンスと共同でタイのバンコク地下鉄用の車両を受注して

ハンガリーの酪農協同組合が乳製品工場を新設

オランダの食品加工協同組合フリースランド・カンピーナに属するハンガリー酪農協同組合アルフェルディ・テーイ(Alfoldi Tej)は先ごろ、東部デブレツェンに乳製品工場を新設すると発表した。生産能力を拡大し、年間売上高を

チェコ機械大手のシュコダ、中国から大型受注

チェコ機械大手のシュコダ・マシンツール(シュコダMT)は先ごろ、中国国営機械部品メーカーの山東龍馬集団から横中ぐり盤8台を2,000万ユーロで受注した。これは単独の受注高として、1911年の創業以来最高となる。来年中に納

仏PSA、インドでの自動車生産を再開

仏自動車大手のPSAグループは25日、インドの財閥CKビルラ・グループと組み、同国で自動車、パワートレインの生産を開始すると発表した。20年ぶりにインドでの生産を再開することになる。初期投資額は1億ユーロに上る。 PSA

ハイマー―中国生産を検討―

キャンピングカー大手の独ハイマー(ミュンヘン)が中国での生産を視野に入れている。中間層が増えているうえ、同国政府がキャンピング場2万カ所の設置を計画しており、需要の拡大が見込めるためだ。マルティン・ブラント社長の発言とし

BASF―インドの稲用農薬市場に参入―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は24日、インドで稲用農薬の販売を開始すると発表した。コメは同国の主食で生産高が年1億トンを超えることから、大きな売り上げを期待できるとみて参入を決めた。BASFはインドで

シーメンス

電機大手の独シーメンスは23日、イランのプラントメーカー、ハンパ・エンジニアリング(Hampa Engineering)から天然ガス処理プラント向けのコンプレッサートレインを12セット受注したと発表した。受注高は千万ユー

VWが中国当局と交渉、エコカー販売比率で不利なルール回避へ

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のヨッヘン・ハイツマン取締役(中国事業担当)は19日、自動車販売台数の一定比率以上をエコカーとすることをメーカーに義務づける中国政府の法案をめぐって同国の当局と交渉していることを明ら

ダイムラー―世界初のメルセデスAMG専売拠点、東京に開設―

独自動車大手ダイムラーの日本法人メルセデス・ベンツ日本は13日、世田谷にスポーツ・レース系のブランドである「メルセデスAMG」の専売拠点を開設した。同ブランドの専売拠点を設けるのは世界で初めて。メルセデスAMGの日本販売

K+S―中東同業に30%出資―

肥料大手の独K+S(カッセル)は19日、サウジアラビア同業のアルビアリク(Al-Biariq)に資本参加することで合意したと発表した。中東、アフリカ、南アジア市場で事業を強化する考え。7月には中国の合成硫酸マグネシウム肥

BASF―ミャンマーに初の工場を開設―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は15日、ミャンマーにコンクリート添加剤工場を開設すると発表した。BASFが同国に生産拠点を設けるのは初めて。民主化を受けて現地の建設需要が急速に高まっていることから、工場

センヴィオン―インドで初受注―

ルクセンブルクに登記上の本社を置く独風力発電設備大手のセンヴィオン(旧リパワー・システムズ)は15日、インドの独立系エネルギー事業者(社名は非公開)から風力発電設備を受注したと発表した。インドでの製品受注は今回が初めて。

ティッセンクルップ―中国にステアリング工場―

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップ(エッセン)は7日、上海近郊の常州に電動ステアリングシステム工場を建設すると発表した。中国需要の拡大に対応する考えで、製品を現地と外資系の自動車メーカーに供給する。 新工場は敷地面積が

上部へスクロール