1~3月のユーロ圏GDP3.8%減、過去最悪のマイナス成長に
欧州連合(EU)統計局ユーロスタットが4月30日に発表した2020年1~3月期の域内総生産(GDP、速報値)は実質ベースで前期比3.8%減となり、統計が開始された1995年以降で最大のマイナス成長を記録した。
前年同期比では3.3%減で、09年7~9月期以来の大きな下げ幅となった。
4~6月期にさらに大幅なマイナス成長となるのが確実な情勢だ。
欧州連合(EU)統計局ユーロスタットが4月30日に発表した2020年1~3月期の域内総生産(GDP、速報値)は実質ベースで前期比3.8%減となり、統計が開始された1995年以降で最大のマイナス成長を記録した。
前年同期比では3.3%減で、09年7~9月期以来の大きな下げ幅となった。
4~6月期にさらに大幅なマイナス成長となるのが確実な情勢だ。
EU統計局ユーロスタットが4月30日に発表したユーロ圏の3月の失業率は7.4%となり、前月の7.3%から0.1ポイント上昇した。
4月以降は失業率が一段と上昇すると目される。
イタリアは前月から縮小したが、その他は悪化した。
EU統計局ユーロスタットが4月30日に発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比0.4%となり、前月の0.7%から0.3ポイント縮小した。
エネルギー価格は9.6%下落した。
欧州中央銀行(ECB)が金融政策決定で重視する基礎インフレ率(価格変動が激しいエネルギー、食品・アルコール・たばこを除いたインフレ率)は0.9%で、前月から0.1ポイント縮小した。
EU統計局ユーロスタットが4月30日に発表した2020年1~3月期の域内総生産(GDP、速報値)は実質ベースで前期比3.8%減となり、統計が開始された1995年以降で最大のマイナス成長を記録した。
前年同期比では3.3%減で、09年7~9月期以来の大きな下げ幅となった。
4~6月期にさらに大幅なマイナス成長となるのが確実な情勢だ。
欧州委員会が4月29日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は67.0となり、前月の94.2から27.2ポイント低下した。
1カ月の下げ幅としては、すでに新型コロナ危機の影響が出ていた3月を上回り、同指数が導入された1985年以降で最大となった。
4月は同水準を上回ったものの、それに近いレベルまで低下した。
EU統計局ユーロスタットが20日に発表した2月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は230億ユーロの黒字となり、黒字幅は前年同月の185億ユーロから拡大した。
輸出が前年同月比1.6%増の1,893億ユーロ、輸入が1.0%減の1,663億ユーロだった。
EUと主要貿易相手国の1~2月の収支をみると、対日は輸出が前年同期比2.0%増の101億ユーロ、輸入が2.9%減の101億ユーロで、前年同月の赤字(5億ユーロ)から差し引きゼロに改善した。
EU統計局ユーロスタットがこのほど発表した3月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比0.7%となり、前月の1.2%から0.5ポイント縮小した。
欧州中央銀行(ECB)が金融政策決定で重視する基礎インフレ率(価格変動が激しいエネルギー、食品・アルコール・たばこを除いたインフレ率)は1%で、前月から0.2ポイント縮小した。
EU27カ国ベースのインフレ率は前月を0.4ポイント下回る1.2%。
EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比で0.9%減となり、マイナスに転じた。
EU27カ国ベースの建設業生産高も0.9%減少。
主要国はドイツが4.6%増となったが、スペインが7.2%減と大きく落ち込んだ。
ユーロ圏19カ国は9日に開いた財務相会合で、新型コロナウイルスの感染拡大が経済に及ぼす影響を最小限に抑えるため、総額5,400億ユーロ規模の経済対策を実施することで合意した。
財務相会合ではESMの4,100億ユーロに上る融資枠を新型コロナ対応に活用し、各国の要請に応じて予防的な特別信用供与枠を設けることで合意した。
ユーロ圏共同債を発行し、コロナ危機で苦境に陥っている国の財政を支援するのが目的だ。
国際通貨基金(IMF)は14日に発表した最新の世界経済見通しで、世界全体の2020年の予想成長率をマイナス3.0%とし、前回(1月)のプラス3.3%から6.3ポイント下方修正した。
一方、中国は新型コロナ感染がピークを過ぎたことから、1.2%のプラス成長を維持すると予想しているが、前回から4.8ポイントの下方修正となる。
21年については、世界全体で5.8%、ユーロ圏で4.7%のプラス成長に回復すると予想した。
国際通貨基金(IMF)は14日に発表した最新の世界経済見通しで、世界全体の2020年の予想成長率をマイナス3.0%とし、前回(1月)のプラス3.3%から6.3ポイント下方修正した。
一方、中国は新型コロナ感染がピークを過ぎたことから、1.2%のプラス成長を維持すると予想しているが、前回から4.8ポイントの下方修正となる。
21年については、世界全体で5.8%、ユーロ圏で4.7%のプラス成長に回復すると予想した。
EU統計局ユーロスタットが16日に発表したユーロ圏の2月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比0.1%の低下となり、2か月ぶりにマイナスに落ち込んだ。
前月は2.3%の上昇だった。
分野別では低迷していたエネルギーが0.7%の上昇に転じ、中間財と非耐久消費財が0.4%の上昇となったが、資本財が1.5%、耐久消費財が2.0%のマイナスに転じた。
EU統計局ユーロスタットが3日に発表したユーロ圏の2月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比で3%増となり、伸び率は前月の2.2%から0.8ポイント拡大した。
分野別では食品・飲料・たばこが3.2%増、非食品が2.9%増となっている。
EU27カ国ベースの小売業売上高は3.2%増。
EU統計局ユーロスタットが8日に発表したユーロ圏の2019年10~12月期の住宅価格は、前年同期比で4.2%の上昇となった。
EU27カ国ベースの上昇率は4.7%。
主要国はドイツが5.7%、フランスが3.8%、イタリアが0.3%、スペインが3.7%となっている。
欧州委員会が3月30日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は94.5となり、前月から8.9ポイント低下した。
すべての国で低下した。
ドイツが9.8ポイント、フランスが4.9ポイント、スペインが3.4ポイントの幅で低下した。
EU統計局ユーロスタットが3月31日に発表したユーロ圏の同月のインフレ率(速報値)は前年同月比0.7%となり、前月の1.2%から0.5ポイント縮小した。
エネルギー価格は4.3%下落した。
欧州中央銀行(ECB)が金融政策決定で重視する基礎インフレ率(価格変動が激しいエネルギー、食品・アルコール・たばこを除いたインフレ率)は1%で、前月から0.2ポイント縮小した。
EU統計局ユーロスタットが2日に発表したユーロ圏の2月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比で1.3%下落し、上昇率は7カ月連続でマイナスとなった。
原油価格の値下がりでマイナス幅が前月の4.1%から6.5%に拡大した。
主要国ではドイツが0.1%上昇したが、フランスが0.9%、イタリアが3.8%、スペインが2.2%のマイナスとなった。
EU統計局ユーロスタットが1日に発表したユーロ圏の2月の失業率は7.3%となり、前月から0.1ポイント低下した。
ただ、2月は各国が経済に大きな影響を及ぼす新型コロナウイルス感染防止策を導入する前であることから、3月以降は失業率が悪化するのが確実だ。
統計を開始した2000年2月以降の最低水準を維持した。
同国中央銀行のディミタール・ラデフ総裁は30日、民放大手ノバTVに対し、導入の前段階として今年7月に予定していた欧州為替相場メカニズム(ERM2)と銀行同盟への参加について「早くても2021年にずれ込むだろう」と発言。
ブルガリアのユーロ導入には、ERM2に最低2年間加わり、自国通貨の対ユーロ標準値の変動率を抑えることや、銀行同盟への参加などの条件がある。
ラデフ総裁は、ERM2と銀行同盟への参加の遅れはユーロ導入の断念を意味しないと強調。
輸出が前年同月比0.2%増の1,840億ユーロ、輸入が0.2%減の1,827億ユーロだった。
赤字幅は前年同月の(34億ユーロ)を下回った。
EUと主要貿易相手国の収支をみると、対日は輸出が前年同月から横ばいの51億ユーロ、輸入が同じく横ばいの55億ユーロで、5億ユーロの赤字。
EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の1月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比6%増となり、前月の2.3%減から好転した。
EU27カ国ベースの建設業生産高は4.9%増。
スペインは4.4%減と、5カ月連続で低迷した。
EU統計局ユーロスタットが21日に発表した2月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比1.2%となり、前月の1.4%から0.2ポイント縮小した。
前月を下回るのは10月以来となる。
EU27カ国ベースのインフレ率は前月を0.1ポイント下回る1.6%。
EU統計局ユーロスタットが17日に発表したユーロ圏の2019年10~12月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比2.4%となり、上げ幅は前期の2.6%から0.2ポイント縮小した。
労働コストの大部分を占める賃金・給与、非賃金コストとも2.6%の幅で上昇した。
EU27カ国ベースの労働コスト上昇率は、前期を0.2ポイント下回る2.7%。
前期比の伸び率は0.1%で変わらず。
EU27カ国ベースの伸び率は前期比0.2%、前年同期比1.2%で、前期比は0.1ポイントの上方修正となった。
設備投資は4.2%増となり、前期の3.8%減から好転した。
EU統計局ユーロスタットが12日に発表したユーロ圏の1月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で2.3%上昇し、8月以来5カ月ぶりにプラスとなった。
EU27カ国ベースの鉱工業生産指数は2%上昇。
前年同月比ではユーロ圏が1.9%、EUが1.5%のマイナスとなったが、下げ幅はそれぞれ前月の3.6%、3.5%から縮小した。
EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の1月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比で0.5%下落し、上昇率は5カ月連続でマイナスとなった。
EU27カ国ベースの生産者物価上昇率はマイナス0.2%。
主要国ではドイツが0.5%、フランスが0.2%上昇したが、スペインが0.8%下落した。
EU統計局ユーロスタットが3日に発表したユーロ圏の2月のインフレ率(速報値)は前年同月比1.2%となり、前月の1.4%から0.2ポイント縮小した。
エネルギーが新型コロナウイルス感染拡大の影響で値下がりしたことが反映された。
しかし、2月は新型コロナウイルス感染が世界中に広がり、工場の操業停止など生産活動が停滞していることから原油の需要が減退し、0.3%低下した。
EU統計局ユーロスタットが3日に発表したユーロ圏の1月の失業率は前月と同じ7.4%となり、2008年5月以来、約12年ぶりの低水準を維持した。
域内最悪のギリシャは11月時点で16.5%と依然として高水準だが、前月から0.1ポイント縮小した。
同月の失業者数は、ユーロ圏が前月を1,000人上回る1,217万9,000人、EUが同1万6,000人増の1,408万6,000人と推定されている。
EU統計局ユーロスタットが4日に発表したユーロ圏の1月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比で1.7%増となり、伸び率は前月と同水準だった。
前月は速報値で1.3%増だったが、1.7%増に上方修正された。
EU27カ国ベースの小売業売上高は2.1%増。
欧州委員会は2月26日、欧州連合(EU)加盟国の経済・財政状況を分析した国別報告書を公表した。
EU全体で持続可能な経済成長を実現するため、加盟国がそれぞれマクロ経済の不均衡を是正し、直面する課題への取り組みを強化する必要があると指摘している。
経済成長を促して環境に配慮した持続可能な経済社会への転換を後押しするため、ドイツやオランダなど健全な財政を維持している国は投資を拡大すべきだとの見解を示した。
欧州委員会は2月26日、EU加盟国の経済・財政状況を分析した国別報告書を公表した。
EU全体で持続可能な経済成長を実現するため、加盟国がそれぞれマクロ経済の不均衡を是正し、直面する課題への取り組みを強化する必要があると指摘している。
経済成長を促して環境に配慮した持続可能な経済社会への転換を後押しするため、ドイツやオランダなど健全な財政を維持している国は投資を拡大すべきだとの見解を示した。
欧州委員会が2月27日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は103.5となり、前月から0.9ポイント上昇した。
ただ、今回の調査には新型コロナウイルスによる肺炎の感染がイタリアを中心に拡大していることは十分に反映されておらず、今後は悪化する可能性がある。
主要国はドイツが0.6ポイント、フランスが1.9ポイント、スペインが1.21ポイントの幅で改善した。
EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の12月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比3.7%減となり、マイナスに転じた。
前月は1.4%増だった。
EU27カ国ベースの建設業生産高は2.6%減。
EU統計局ユーロスタットが21日に発表した1月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比1.4%となり、前月の1.3%から0.1ポイント拡大した。
欧州中央銀行(ECB)が金融政策決定で重視する基礎インフレ率(価格変動が激しいエネルギー、食品・アルコール・たばこを除いたインフレ率)は1.1%で、前月から0.2ポイント縮小した。
離脱した英国を含むEU28カ国ベースのインフレ率は、前月を0.1ポイント上回る1.7%。
19年通期は2,257億ユーロの黒字で、黒字幅は前期の1,946億ユーロを上回った。
前年同月は148億ユーロの黒字だった。
19年通期は2,003億ユーロの黒字で、黒字幅は前期の1,518億ユーロから拡大した。
イタリアは19年10~12月期に前期比0.3%のマイナス成長となったことで、前回から0.1ポイント下方修正した。
ドイツとスペインは0.1ポイント上方修正した。
一方、ユーロ圏のインフレ率については、20年が1.3%、21年が1.4%となり、それぞれ0.1ポイント上方修正した。
ドイツ連邦統計局が14日発表した2019年10~12月期の実質国内総生産(GDP)は前期比で横ばいとなり、前期の0.2%増からゼロ成長に後退した。
一方、EU統計局ユーロスタットが同日に発表した19年10?12月期のGDPの最新統計によると、ユーロ圏のGDPは速報値と同じ前期比0.1%増となり、前期の0.3%から0.2ポイント縮小した。
ドイツがゼロ成長に失速したほか、フランス、イタリアがマイナス成長となり、13年1~3月期以来の低水準に落ち込んだ。
イタリアは19年10~12月期に前期比0.3%のマイナス成長となったことで、前回から0.1ポイント下方修正した。
ドイツとスペインは0.1ポイント上方修正した。
一方、ユーロ圏のインフレ率については、20年が1.3%、21年が1.4%となり、それぞれ0.1ポイント上方修正した。
EU統計局ユーロスタットが12日に発表したユーロ圏の12月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比2.1%の低下となり、2か月ぶりにマイナスに落ち込んだ。
EUを離脱した英国を除くEU27カ国ベースの鉱工業生産指数は2%低下。
前年同月比ではユーロ圏が4.1%、EUが3.9%のマイナスとなり、下げ幅はそれぞれ前月の1.7%、1.3%から膨らんだ。
EU統計局ユーロスタットが5日に発表したユーロ圏の12月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比で1.3%増となったが、伸び率は前月の2.3%から大きく縮小した。
(表参照)
EUを離脱した英国を除くEU27カ国ベースの小売業売上高は1.9%増。
EU統計局ユーロスタットが4日発表したユーロ圏の12月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比で0.7%下落し、上昇率は5カ月連続でマイナスとなった。
離脱した英国を除くEU27カ国ベースの生産者物価上昇率はマイナス0.4%。
主要国ではドイツが0.1%、フランスが0.3%上昇したが、イタリアが3.1%、スペインが1.8%の幅で下落した。
EU統計局ユーロスタットが1月31日に発表した2019年10~12月期の域内総生産(GDP、速報値)は実質ベースで前期比0.1%増となり、伸び率は前期の0.3%から0.2ポイント縮小した。
前年同期比では1%増で、伸び率は前期から0.2ポイント縮小した。
これまでにユーロ圏主要国の当局が発表した同期のGDP統計(前期比)によると、フランスは0.1%減、イタリアは0.3%減となり、それぞれ前期の0.3%増、0.1%増からマイナスに転落した。
分野別ではエネルギーが1.8%と、前月の0.2%から急上昇した。
サービスは1.8%から1.5%に縮小した。
ECBが金融政策決定で重視する基礎インフレ率(価格変動が激しいエネルギー、食品・アルコール・たばこを除いたインフレ率)は1.1%で、前月から0.2ポイント縮小し、物価の基調は弱い。
EU統計局ユーロスタットが1月30日に発表した12月のユーロ圏の失業率は7.4%となり、前月の7.5%から0.1ポイント低下した。
EU28カ国ベースの失業率は前月を0.1ポイント下回る6.2%。
同月の失業者数は、ユーロ圏が前月を3万4,000人下回る1,225万1,000人、EUが同8万人減の1,547万5,000人と推定されている。
欧州委員会が1月30日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は102.8となり、前月から1.5ポイント上昇した。
製造業が大きく上昇した。
分野別では製造業が2ポイント、建設業が1.2ポイントの幅で上昇した。
国際通貨基金(IMF)は20日に発表した最新の世界経済見通しで、世界全体の2020年の予想成長率を3.3%とし、前回(10月)から0.1ポイント下方修正した。
ユーロ圏の20年の予想成長率を19年の1.2%(予想)を上回る水準に設定したものの、前回の1.4%から下方修正した。
21年については1.4%とし、前回から据え置いた。
EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の11月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比1.4%増となり、2カ月連続で伸びた。
EU28カ国ベースの建設業生産高も1.4%増。
主要国はドイツが4.8%、フランスが1.4%の幅で上昇した。
EU統計局ユーロスタットが15日に発表したユーロ圏の11月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比0.2%の上昇となり、2カ月ぶりに伸びを記録した。
主要国は2カ月連続でマイナスだったドイツが改善し、0.9%の上昇となった。
前年同月比ではユーロ圏が1.5%、EUが1.3%のマイナスとなったが、下げ幅はそれぞれ前月の2.6%、1.9%から縮小した。
輸出が前年同月比2.9%減の1,977億ユーロ、輸入が4.6%減の1,770億ユーロだった。
EU28カ国ベースでは26億ユーロの黒字となり、前年同月の赤字(40億ユーロ)から改善した。
EUと主要貿易相手国の1~11月の収支をみると、対日は輸出が前年同期比6.7%増の635億ユーロ、輸入が5.9%増の685億ユーロで、50億ユーロの赤字。