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2014/3/7

総合 – 自動車産業ニュース

ドイツ乗用車新車登録、2月は5.7%増

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2014年2月の同国の乗用車新車登録は20万9,349台となり、前年同月に比べ4.3%増えた。1~2月の累計は5.7%増の41万5,345台だった。 2月の登録台数を顧客別にみると […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2014年2月の同国の乗用車新車登録は20万9,349台となり、前年同月に比べ4.3%増えた。1~2月の累計は5.7%増の41万5,345台だった。

2月の登録台数を顧客別にみると、個人向けが前年同月比11.1%増と好調で、全体の36.1%を占めた。セグメント別では、SUV(オペル「モッカ」など)が前年同月比28.0%増、オフロード車(VW「ティグアン」など)が15.5%増、上級車(メルセデス「Sクラス」など)も15.1%増と好調だった。これに対し、ミニ(VW「アップ」など)は11.3%減と振るわなかった。市場シェアではコンパクトクラス(VW「ゴルフ」など)が24.4%で最も多かった。

ブランド別では、ドイツ勢はフォード(17.8%増)、アウディ(14.9%増)、オペル(13.8%増)、ポルシェ(13.6%増)が2ケタ増を確保。MINI(23.0%減)、スマート(15.3%減)、VW(1.3%減)は前年実績を下回った。国外ブランドでは、チェコのシュコダが21.9%増、プジョーも27.3%増と大幅な2ケタ増を確保。これに対し、現代自動車(26.3%減)、シボレー(26.1%減)は大きく落ち込んだ。

日本勢では三菱自動車(35.2%増)、スズキ(23.3%増)、日産(19.8%増)、マツダ(9.9%増)が好調だったのに対し、ホンダ(26.3%減)、レクサス(29.0%減)、スバル(24.2%減)、トヨタ(12.8%減)は2ケタ減となり、明暗を分けた。

代替燃料車では、電気自動車が前年同月比0.4%増の481台と僅かに増加。ハイブリッド車は2.2%減と低迷した。

■受注好調、生産・輸出は7%増

ドイツ自動車工業会(VDA)によると、2月の国内受注は前年同月比13%増、国外受注も8%増と大きく伸びた。輸出は7%増の37万9,800台。国内生産は7%増の49万3,200台に拡大した。

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