独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は今年のジュネーブモーターショーで、コンセプトカー「T-Roc」を初公開する。T-Rocは「ティグアン」と「クロスブルー」の中間に位置する小型SUVで、オペルの「モッカ」やフォードの「エコスポーツ」の対抗モデルとなりそうだ。
T-Rocは全長4.18×全幅1.83×全高1.5メートルの5人乗りモデルで、VWグループの新世代モジュラープラットホーム「MQB」を採用している。パワートレインには直噴2.0リッター直列4気筒ターボディーゼル「TDI」を搭載。最大出力は135kW/184ps、最大トルクは380Nm、走行100㎞当たりの燃費は4.9リッター、走行1㎞当たりのCO2排出量は130グラムと環境性能にも優れる。駆動方式は全輪駆動だが、ストリート、オフロード、スノーの3モードを持っている。
装備では着脱式ルーフやLEDヘッドライト、センターコンソールに配置されたタブレット型端末が目をひくが、量産化にこぎつけた際に採用される可能性は低いとみられる。