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2016/2/5

企業情報 - 自動車メーカー

PSA、イラン・ホドロと合弁設立で合意

この記事の要約

仏自動車大手のPSAプジョーシ・シトロエン(PSA)は1月28日、イランの自動車大手イラン・ホドロと折半出資の合弁会社を設立することで合意したと発表した。合意書の署名は、イランのハサン・ロウハーニー大統領がパリ訪問中に行 […]

仏自動車大手のPSAプジョーシ・シトロエン(PSA)は1月28日、イランの自動車大手イラン・ホドロと折半出資の合弁会社を設立することで合意したと発表した。合意書の署名は、イランのハサン・ロウハーニー大統領がパリ訪問中に行われた。2017年下半期にテヘランの工場で最新エンジンを搭載したプジョー車の生産を開始する計画。イラン・ホドロは、PSAとの提携により、技術力を強化する。

合弁事業では、今後5年間に生産および研究開発(R&D)に最大4億ユーロを投資する計画。これにより、最新のエンジンを搭載したプジョー「208」、「2008」、「301」の生産・販売・マーケティング活動の基盤となる競争力の高い事業体制を構築する。

PSAによると、イランの自動車市場は2011年に160万台に達していた。経済制裁解除を受け、同国の自動車市場は2年以内に2011年の水準に回復し、2022年までに年200万台の規模に拡大すると見込まれている。

PSAは中東・アフリカ地域の成長戦略においてイラン事業が重要な役割を担うと重視している。中東・アフリカ地域での2015年のグループ販売は前年比6.4%増の18万200台に拡大した。

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